Fhilia Hall
土曜ソワレシリーズ 第262回

吉野直子&宮田まゆみ 
ハープ&笙

【日時】2016年12月10日(土)17:00開演    

東西の出逢いが生む、典雅で緻密な「音の蒔絵」

 

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東西を代表する2つの楽器「笙」と「ハープ」が、世界を代表する名手によって出逢うとき・・・紡がれる精緻な「音の蒔絵」は、土地も時代も越えた非日常へと聴き手を誘います。

ハープ◎吉野直子
笙◎宮田まゆみ

 

プログラム

W.クロフト:サラバンドとグラウンド ◎ハープ・ソロ
雅楽古典曲:壹越調調子 ◎笙ソロ
徳山美奈子:ファンタジア ~笙とハープのための~
フォーレ:パヴァーヌ
ドビュッシー(ルニエ編): 2つのアラベスク
ドビュッシー:「小組曲」より 小舟にて
---休憩---
ブラームス:間奏曲イ長調 op.118-2 ◎ハープ・ソロ
フォーレ:塔の中の王妃 op.110 ◎ハープ・ソロ
斉木由美:アントモフォニーVII ◎笙ソロ
細川俊夫:うつろひ
J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ
J.S.バッハ=グノー:アヴェ・マリア


※曲目が決定いたしました。(11/13)

 

チケット情報

【料金】S¥5,000 A¥4,000 【学生券(一般発売日以降枚数限定)¥2,000】
シリーズセット券S\17,500〔10/1「千住真理子」11/12「遠藤真理&上原彩子」2/11「仲道郁代」

【メンバーズ先行予約締切】2016年6月10日(金)(WEBは前日18:00まで)
【一般発売】2016年7月3日(日) 電話・インターネット・モバイル 11:00
※発売日は電話・Webのみ受付し、窓口販売はございません。
【チケット取扱】フィリアホールチケットセンター ☎045-982-9999(11:00~18:00)
【協賛】東京急行電鉄株式会社

 

 

プロフィール

吉野直子(140x140)(C)Akira Muto.jpg

吉野直子(ハープ)  - Naoko Yoshino - Harp

 

「ステージで、私は一人ぼっちではありません。いつも、ハープが一緒にいてくれるのですから…」このことばは、吉野直子の音楽の特徴をよく表している。彼女はもちろんハープを愛している。でも、もしかしたらそれ以上に、彼女はハープに愛されているのかもしれない…。

日本人のハーピスト吉野直子は、ロンドンに生まれ、6歳よりロサンゼルスにて、スーザン・マクドナルド女史のもとでハープを学び始めた。1981年に第1回ローマ国際ハープ・コンクール第2位入賞。1985年には第9回イスラエル国際ハープ・コンクールに参加者中最年少の17歳で優勝した。これまでに、ベルリン・フィル、イスラエル・フィル、チューリヒ・トーンハレ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、フィルハーモニア管、フィラデルフィア管、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスなどのオーケストラや、アーノンクール、メータ、ブーレーズ、ブロムシュテット、メニューイン、フリューベック・デ・ブルゴス、小澤征爾など、国内外の著名オーケストラや指揮者と共演を重ね、リサイタルもニューヨーク、ウィーン、ロンドン、東京などで数多く行っている。また、ザルツブルク、ルツェルン、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、マールボロ、セイジ・オザワ松本フェスティバルなど、世界の主要音楽祭にも度々招かれ、常に好評を博している。室内楽の交流も幅広く、ヴァイオリンのクレーメル、ヴィオラのV. ハーゲン、今井信子、チェロのC.ハーゲン、フルートのニコレ、ランパル、シュルツ、パユ、ホルンのバボラークなどと共演を重ねてきた。また、ハープの新作にも意欲的に取り組み、武満徹『そして、それが風であることを知った』、細川俊夫『ハープ協奏曲』、高橋悠冶『Insomnia』、マヤーニ『ソナタ第2番』など初演した作品は数多い。1985年アリオン賞、1987年村松賞、1988年芸術祭賞、1989年モービル音楽賞奨励賞、1991年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞、エイボン女性芸術賞をそれぞれ受賞している。国際基督教大学卒業。

 

 

 

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宮田まゆみ(笙) - Mayumi Miyata - Sho

 

東洋の伝統楽器「笙(しょう)」を国際的に広めた第一人者。古典雅楽はもとより、現代音楽、オーケストラとの共演などにより、「笙」の多彩な可能性を積極的に追求している。
国立音楽大学ピアノ科卒業後、雅楽を学ぶ。1979年より国立劇場の雅楽公演に出演。1983年より笙のリサイタルを行って注目を集める。古典雅楽はもとより、武満徹、ジョン・ケージ、ヘルムート・ラッヘンマン、細川俊夫など現代作品の初演も数多く、小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ、シャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団、アンドレ・プレヴィン指揮ニューヨーク・フィルハーモニック、ウラディーミル・アシュケナージ指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、大野和士指揮ベルギー王立歌劇場管弦楽団、ジョナサン・ノット指揮バンベルク交響楽団、準・メルクル指揮リヨン国立管弦楽団、アレクサンダー・リープライヒ指揮ミュンヘン室内管弦楽団、佐渡裕指揮ベルリン・ドイツ交響楽団、BBC交響楽団、WDRケルン放送交響楽団ほか国内外のトップオーケストラと数多く共演。加えて、ザルツブルク、ウィーン・モデルン、ルツェルン、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、パリの秋、アヴィニヨン、ダルムシュタット、ドナウエッシンゲン、タングルウッドをはじめとする各国の音楽祭への参加、ウィーン、パリ、アムステルダム、ミラノ、ニューヨークなどでのリサイタルと幅広く活躍。近年ではケージ『One9(笙独奏のための)』全曲演奏会、古典「調子・入調」全曲演奏会などでも高く評価されている。98年の長野オリンピック開会式で「君が代」演奏の模様は全世界からの注目を集めた。芸術選奨文部大臣新人賞、エイボン女性年度賞「芸術賞」、中島健蔵賞、横浜文化賞奨励賞、日本伝統文化振興賞、佐治敬三賞、松尾芸能賞優秀賞をそれぞれ受賞。国立音楽大学客員教授。

 

 

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