Fhilia Hall
フィリア・ハイムコンツェルトシリーズ

エベーヌ弦楽四重奏団

【日時】2017年10月 9日(月)14:00開演       

真の「クロスオーヴァ―」!クァルテットの新たな姿

 

エベーヌ弦楽四重奏団(330x200)(C)JulienMignot.jpg












「ジャズ・バンドへ自在に変容することができる弦楽四重奏団」-ニューヨーク・タイムズ紙

2004年超難関ミュンヘン国際コンクール・室内楽部門で優勝、フランス発の新世代クァルテットが初登場。内田光子、プレスラーなどの巨匠やジャルスキー、ゲルネ、ゴーティエ・カピュソンなど最先端の一流アーティストとも共演する彼らの驚嘆すべき魅力は、緻密に聴かせるクラシックなレパートリーと苦も無く共存する、圧倒的でスリリングな「ジャズ」!ダイナミックな音楽性と創造的アプローチで世界の一流ホールを席巻する才能を目撃せよ!

エベーヌ弦楽四重奏団 QUATUOR EBÈNE
ヴァイオリン◎ピエール・コロンベ PIERRE COLOMBET
ガブリエル・ル・マガデュール GABRIEL LE MAGADURE
ヴィオラ◎アドリアン・ボワソー ADRIEN BOISSEAU
チェロ◎ラファエル・メルラン RAPHAËL MERLIN

推薦メッセージ
ミラクルがやってくる―エベーヌの大旋風
青澤隆明(音楽評論)


 エベーヌ四重奏団はたぶん、当代最強のバンドのひとつだ。ストリング・クァルテットとかクラシック音楽とかいう範疇だけでみるのではないから、たぶん、と念のためつけ加えたけれど、遠慮なくいえば、もっとも勢いと実力のあるバンドのひとつと言えるだろう。
 エベーヌ四重奏団がすごいバンドだってことは、ジャンルをかまわず、ひとたび彼らのパフォーマンスを体験した音楽好きなら、すぐに認めるはずだ。弦楽四重奏は作曲家たちの高度な音楽思考の実験のフィールドであるし、しかも4つの同族楽器によるタイトな編成の集中力と密度は、圧倒的な燃焼力とテンションを注ぎ込むのに格段の強みとなる。
 エベーヌ四重奏団がなによりバンドらしいのは、リーダーシップがユニットとしての4人全体にあることだ。みんなおしゃべりで、雄弁に楽器を鳴らし、それぞれに幅広い音楽への関心があり、個々のキャラクターがはっきりしている。なのに、四重奏を組むと、塊としての一体感と生命が強力に漲る。ハイドンでもベートーヴェンでもフランス近代でも、20世紀の多彩な楽曲でも、それは変わらない。というより、どの曲に入り込むときも、きっぱりといまの自分たちの音楽として演奏する喜びと、聴き手と真剣に分かち合おうとする熱に溢れている。
 さて、2015年に新メンバーを迎えたエベーヌ四重奏団最初の大冒険がベートーヴェン・チクルスというのもすごいが、今年は後期手前のop.74(※)とop.95にフォーカスが当てられる。全体のプログラムは、2つのニ短調曲、モーツァルトのK.421で1780年代前半とハイドンの第76番(※)で90年代後半を、そしてベートーヴェンの2作で19世紀最初の10年までを辿り、得意のフォーレ(※)で1920年代前半へ飛ぶと、モンク、ミンガスでモダン・ジャズへ踏み込み、ブラッド・メルドーで私たちの同時代をみつめる。ロックにもブラジル音楽にも分け隔てなく取り組む彼らだが、こうしたチューンになると、4人の演奏のムードはぐっと艶やかにラウンジっぽくなる。どこかフィルム・ノワールみたいなスリル、もっと言えば、きな臭さや悪っぽい感じもあるが、ふと思い出せば"エベーヌ"って黒檀のことだった。そして、黒というのは、どんな色も混ざり合わすマジカルなカラーである。 
 前回の来日のとき、「エベーヌ四重奏団はどんな場所?」ときくと、メンバーは口々に答えた、「家族」、「ラボ」、「想像力の源泉」――なにより先に、「ミラクル!」と。私たち聴き手にとっても、まさにそうだ。"Come together, right now Over 4e!"

(※)10/7東京公演<クラシック・プログラム>で演奏。


 

プログラム

モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番ニ短調 K.421
W.A.Mozart: String Quartet No.15 in D minor K.421
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番ヘ短調op.95「セリオーソ」
L.v Beethoven: String Quartet No.11 in F minor op.95 “Serioso”
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チャールズ・ミンガス:フォーバス知事の寓話
Charles Mingus: Fables of Faubus
セロニアス・モンク:ラウンド・ミッドナイト
Thelonious S. Monk: Round Midnight
ヴィクター・ヤング:星影のステラ
Victor Young: Stella by Starlight
ブラッド・メルドー:報われぬ思い
Brad Mehldau: Unrequited



※ジャズパートの演奏曲は、ステージ上で出演者が自らアナウンスしながら進行いたします。
※出演者の都合により演奏曲、演奏順など変更の可能性がございます。予めご了承ください。

 

チケット情報

【料金】S¥6,000 A¥5,000 【学生券(一般発売日以降枚数限定)¥2,000】
【ホールメンバーズ先行予約締切】2017年3月18日(土)(WEBは前日18:00まで)
【一般発売】2017年4月8日(土) 電話・インターネット・モバイル 11:00
※発売日は電話・Webのみ受付し、窓口販売はございません。
【チケット取扱】フィリアホールチケットセンター ☎045-982-9999(11:00~18:00)

【主催】青葉区民文化センター フィリアホール

オンラインチケット予約

 

 

プロフィール

エベーヌ弦楽四重奏団(170x170)(C)JulienMignot.jpg

エベーヌ弦楽四重奏団 - QUATUOR EBÈNE

 

ピエール・コロンベ(ヴァイオリン)Pierre Colombet , violin
ガブリエル・ル・マガデュール(ヴァイオリン)Gabriel Le Magadure , violin
アドリアン・ボワソー(ヴィオラ)Adrien Boisseau, viola
ラファエル・メルラン(チェロ)Raphaël Merlin, cello


"ジャズ・バンドへ自在に変容することができる弦楽四重奏団"(ニューヨーク・タイムズ紙)

この4人の新世代フランス人音楽家は別格であり、今日の世界の室内楽シーンでおそらく最も創造的なアンサンブルである。大きな成功をもって聴衆を魅了し続け、室内楽ジャンルの熱心なファンに変えた。彼らのパフォーマンスは極めて説得力があり、ステージ上の存在感はカリスマ的でさえある。エベーヌ弦楽四重奏団は、パリでイザイ弦楽四重奏団に学んだ他、ガボール・タカーチ、エバーハルト・フェルツ、ジェルジ・クルタークなど優れた音楽家の下で研鑽を積んだ。2004年難関のARDミュンヘン国際コンクール優勝(合わせて5つの特別賞を受賞)に続き2005年にはフォルベルグ・シュナイダー財団よりベルモント賞を贈られた。同財団の援助により、個人所有の貴重なイタリア製の楽器がメンバーに貸与されている。2006年に英BBCの「新世代アーティスト」に選ばれ注目を集め2007年にはボルレッティ・ブイトーニ・トラスト・アワードを受賞。ボルレッティ・ブイトーニ財団の支援によりハイドン作品による1枚目のライブ録音CDおよびバルトーク作品による同2枚目がリリースされた。2009年メジャー・レーベル契約第1弾、ドビュッシー、ラヴェル、フォーレ作品によるCDは独ECHO-KLASSIK「最優秀室内楽レコード賞」、仏ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジック「ショック賞」、英グラモフォン誌「年間最優秀レコード賞」等々多くの権威ある賞を受賞し彼らを一躍トップ・アーティストの座へと押し上げた。2010年ナタリー・デセイ、ステイシー・ケント等々の豪華ゲストを迎えたジャズ、ポップス、映画音楽によるCD「フィクション」が一大センセーションを巻き起こし(ECHO-KLASSIK受賞)、2013年メンデルスゾーン作品によるCD(BBCミュージック・マガジン賞)を、2014年にはジャズ&クロスオーヴァー第2弾CD「ブラジル!」など、ジャンルを超えた数多くのCDをリリースし絶賛されている。2015-2016年シーズンは歌曲に焦点を当て、フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)との共演によるフランス歌曲集(BBCミュージック・マガジン賞)、マティアス・ゲルネ(バリトン)やゴーティエ・カピュソン(チェロ)との共演によるシューベルト集など意欲的なCDを続々リリースしている。これまでウィグモア・ホール、コンセルトヘボウ、ベルリン・フィルハーモニー、カーネギー・ホール等の権威ある音楽ホール、ヴェルビエ、エディンバラ、ルツェルン、シュヴェツィンゲン、ロッケンハウス、ザルツブルク等の著名な音楽祭にも頻繁に招かれている。また、内田光子、メナヘム・プレスラー(90歳誕生日記念パリ公演のライブCD&DVDは大きな話題を呼んだ)等の巨匠たちと度々共演している。今シーズンはベートーヴェンの初期および中期の弦楽四重奏曲に積極的に取り組んでいる。 
2015年に続く4度目の日本ツアーとなる。

 

 

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