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英国ノッティンガム便り  −ロイヤル・センターで研修中−
Vol.4
シアター・トークン


 

3月某日

 さて3月は会計年度末。いえ日本の話じゃないんですよ。イギリスの会計年度も4月から3月なのだ。(どうやら日本がまねしたらしい。)そんな訳で皆、結構忙しい。劇場やコンサートホールでの公演に立ち会う合間に、先週から私が手伝っているのはシアター・トークンの番号の打ち込み作業。
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シアター・トークン

 シアター・トークン(Theatre Tokens)とは、イギリス全国の主な劇場でチケットを買う際に使える券のこと。£1、£5、£10、£20、£50の5種類があり、劇場の窓口や街の大手書店で売っている。もらった人は、ロンドンでもノッティンガムでも、全国約240の劇場の好きな演目に使えるのだ。日本の図書券の劇場版ですね。
 シアター・トークンによってチケットが買われた後、その券はどのように売上として計上されるのだろうか。
 まずはシアター・トークンを運営している会社のホームページにロイヤル・センターのパスワードを使ってアクセスする。シアター・トークンはスクラッチカードになっており、小さな金色の部分をコインなどで削ると19桁の数字が現れる。それをアクセスしたホームページにひたすら入力することによって換金され売上となるのである。
 ロイヤルセンターでは、3ヶ月ごとにダンボール1箱分たまるトークンを入力することにしているが、量があるだけに入力作業は根気が必要だ。10枚分入れるとまとめて換算されるのだが、£50を10枚分換算する時は£500と大きな金額になるが、£1が10枚分の時は同じ作業で£10。しかもスクラッチ部分から剥がれ落ちた金色の粉で指はたちまち真っ黒になりキラキラ光ってしまう。
 それでも実際にボックス・オフィスにトークンをクリスマス・プレゼント用に買う人が長蛇の列を作ったり、実際に「誕生日にもらったので」と言いながら、トークンを使ってミュージカルのチケットを買ったりする人を見ていると、なんだかこちらまで幸せな気分になる。
 こんなトークン、日本にもあったらいいなと思いませんか?

 

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