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5月某日、劇場で「カッコーの巣の上で」が上演されるのに伴い、今日は公演前に舞台裏を説明する舞台技術ワークショップがあった。今回は13歳から18歳対象のワークショップだが、ロイヤル・センターの教育プログラムには、これまで私が見ただけでも、様々な年齢を対象としたものがある。
6歳以下対象の「ビーンバッグ・プロムス」は、コンサートホールのロビーに置かれたビーンバッグ(大きなクッション)に座って、室内オーケストラを聴いたり、一緒に歌ったり踊ったりするコンサート。8歳から12歳を対象としたものでは、夏休み期間中、ミュージカル部門と舞台デザイン部門に分かれた1週間のサマースクールがあり、最後の日には実際にミュージカルを上演する。
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| 昨年の教育プログラムより |
ロイヤルセンターの独自のプログラムばかりでなく、イギリスでツアーをしている芸術団体は、それぞれが教育部門(エデュケーション・デパートメント)を持ち、各地で上演するかたわら、教育プログラムもあわせて行うことが多い(「カッコーの巣の上で」もこのパターン)。
また学校単位で鑑賞するような劇の場合、多くの芸術団体はホームページ上で、必要に応じて授業で使えるような先生用のエデュケーションパックを用意している。その他、チケットの申し込みをした学校に、あらかじめ公演前に特別なワークショップを用意している団体もある。
教育プログラムは子供たち対象だけではなく、先生たちが参加できるインセット(教員研修)というワークショップを用意しているところもあるし、ノーザンバレエカンパニーは55歳以上を対象としたダンスワークショップを行っている。
このように、乳幼児から大人まで様々の立場の人が芸術に関ることができるこれらバラエティに富んだ教育プログラムは、劇場やホールだけでなく、芸術団体や学校など多くの団体が協力し支えあって作り上げている印象だ。
私のイギリスでの研修の目的の1つは教育プログラムの研究だったが、この一年間で色々なヒントをもらうことができたように思う。ここで学んだことを何らかの形で日本で実践できればと考えつつ、そろそろ帰国の準備を始めなくては。
英国ノッティンガム便りは、今回で最終回となります。1年間お付き合いいただきましてありがとうございました。
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