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Interview@philiahall


小さい頃から、音楽を身近に感じてほしい
横島勝人 指揮者

2006年8月5日(土)13:00/15:30
横島勝人写真

 

横島勝人写真

音楽を始めたきっかけを教えてください。

音楽大学に入ったばかりの近所のお姉さんがピアノ教室を開くことになり、どうやら自分で「やりたい」と言ったらしいですね。9歳の時です。ピアノは好きでしたが、外で遊ぶのに夢中でほとんど練習しませんでした。でも先生は好きなようにやらせてくれました。怒られていたら続けていなかったかもしれません。

最初に指揮をしたのはいつ頃ですか。

中学校では、合唱コンクールの時にピアノ伴奏をしたり指揮もしたりしました。その指揮を見て、卒業式の時に吹奏楽部の指揮をやらないかと先生に声をかけてもらったのです。いつもは吹奏楽部の先生が指揮するのですが、先生が卒業生の引率をして入場しなくてはならないので指揮ができなくて、その代わりにということでした。その後、体育祭で吹奏楽部の指揮をやらせてもらったりもしました。僕は吹奏楽部ではなくて、サッカー部だったんですけどね。だから小さい頃は、プロのサッカー選手になろうと思っていて、ドイツにサッカー留学するつもりでした。まさか指揮でウィーンに留学するとは思いませんでしたね(笑)。

指揮者になろうと思ったのはなぜですか。

指揮が楽しくて、高校に入って吹奏楽部で「指揮をさせて下さい」と先輩に言ったら、「お前ひまだぞ。何か楽器やれ。」ということで、たまたまそこにあったのがホルンだったんです。数ヵ月後には、ホルンで音楽大学に行けたら楽しいだろうなと思いまして、伝を頼ってプロの方に、演奏を聴いていただきました。「音大に行きたいならちゃんと練習しなきゃ。」と言われて猛練習して、大阪音楽大学のホルン科に入学しました。音大在学中から、色々なアマチュアの団体を指揮していたのですが、卒業後、壁にぶつかったんです。自分の音楽の内容が、人々にアピールするほどないので当然ですね。それで、指揮者になりたいというよりも、この壁を何とかしようと、スイスやオーストリアの講習会に行ってみました。そこで、他の生徒のスコアの書き込みを見て、アナリーゼ(楽曲分析)ということを初めて知ったわけです。これは、もう少しここにいないと埒が明かないと思って、結局そのままウィーンで7年間勉強しました。

横島勝人写真

もし指揮者になりたいと言うお子さんがいたら、どんなアドバイスをしていただけますか。

音楽を純粋に好きになること。本当に好きじゃないと、練習や勉強も苦痛になります。イチローだって、野球が大好きだから、考えるし研究するわけでしょう。音楽も同じですね。

横島さんの夢を教えていただけますか。

もっと子供たちにアピールして、クラシック音楽を好きになってもらう活動をしたい。小さい頃から、クラシック音楽も他のジャンルと同じように、もっと聴く機会があればと思います。僕にも3歳の子供がいますが、子供はポップスもクラシックも同じように好きなんですね。例えばコンサートでも、やりたい子は楽器に触れたり、舞台に乗って聴けたりとか、そんな機会を作って、音楽を身近なものと感じてほしい。そういう活動をずっと続けて行けたらと思います。

お客様にメッセージをお願いします。

コンサートを聴いて、何か1曲でも好きな曲を見つけてくれるとうれしいです。分かりや すい曲を選んだので、どこかで聴いたことがあると思いますし、初めての方にもこれから も音楽を楽しんでいただくきっかけとなればいいなと思います。オーケストラの楽器とい うのは、自然のものから出来ています。木を削ったり、金属を叩いて延ばしたりして、人 間の手で作る楽器です。それを演奏するのも人間です。人間にしか作れないし、人間にし か演奏できない。機械が出す音と違って、大きくてもうるさくない。その音も楽しんでほ しいですね。まずご両親自身が楽しんで、これをきっかけに、これからご家族で楽しんで いただけたらと思います。

フィリアホールのファミリー・コンサートでは、チケットをお持ちの方に「フィリアホール視察団」に参加していただけます。ホールの舞台裏を見て、好きなオーケストラの楽器に触れることもできます。横島さんのアイディアで、コンサートの途中、子供たちに舞台に上がってもらえることができないかも検討中。ぜひクラシック音楽を好きになるきっかけにして下さい。君も未来の指揮者…?!

インタビュー
 
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