Ida Haendel / イダ・ヘンデル
イダ・ヘンデルはヴァイオリン演奏の歴史における象徴的な存在として最も尊敬されている音楽家のひとりである。幼少よりカール・フレッシュやジョルジュ・エネスコといった著名な指導者から音楽の基礎を学び、わずか8歳にしてヘンリー・ウッド卿指揮のプロムス・コンサートで華々しくロンドン・デビューを飾った。それ以来、彼女は世界中のコンサートホールで主要オーケストラおよび著名指揮者たちと共演し、その卓越したテクニックと鋭い音楽性は数々の賞賛を集めている。また、レコーディングでは常に他の演奏の価値を測る基準となっており、特に最近のレコーディングはフランスの栄光あるディアパソン・ドールを受賞した。
ロンドン・タイムズ紙のニコラス・ケニョンはエルガーのヴァイオリン協奏曲の演奏について、次のような批評を書いた。「私はイダ・ヘンデルほど音楽性に富むヴァイオリニストを他に知らない。押しつけがましくない正確な感覚によるスタイル、見事なまでに自由なフレージング、楽曲の大きな方向惟に対する鋭い感覚といったヘンデルの資質は、冷静な正確さや小節レベルの 派手さといった部分的なものにこだわっていないからこそ賞賛される。」
またボストン・グローブ紙の批評家リチャード・ダイアーは、ボストン交響楽団とのべ一トーヴェンのヴァイオリン協奏曲の演奏におけるイダ・ヘンデルの芸術性について「新鮮で若々しいインスピレーションが今なおヘンデルの演奏全体に生命を吹き込んでいる。彼女はそれこそが全てだと知っているが、しかしまだ何かを発見するための航海の途中である。彼女は羨ましくなるほど純真に直接的かつ情熱的に旋律を奏でた。」と力強くまとめた。最近の活動は、フィラデルフィア管弦楽団でマルタ・アルゲリッチ、ミッシャ・マイスキーと共にベ一トーヴェンの三重協奏曲を演奏した。
また、ヴェルビエ音楽祭およびシュレスヴィッヒ・ホルシュタイン音楽祭においては演奏とマスタークラスをおこない、延長された日本ツアーではオーケストラとの共演とリサイタルをおこなった。そこでは彼女の生涯と経歴についての主要なドキュメンタリーの撮影も行われた。録音は主にEMI、デッカ、テスタメントからリリースされており、ビデオ・アーティスト・インターナショナルによる映像も入手できる。
Walter Delehunt / ワルター・デラハント
カナダ人ピアニストのワルター・デラハントは、広範に渡る輝かしい経験を持ち、ヨーロッパ、中東、北アメリカ、アジアの至る所から招かれている。彼の才能は、非常に卓越したテクニックで楽器を駆使する能力や個性的な音質を持つこと、室内楽、独奏、伴奏に精通していること、すぐに聴衆を熱中させるコミュニケーション能力を持つ事などで特徴づけられる。
これまでに、ザーラ・ネルソヴァ、ギドン・クレーメル、マルタ・アルゲリッチ、そして伝説のヴァイオリニスト、イダ・ヘンデルを含む世界の偉大な音楽家たちと共演している。1984年から97年までウィーン音楽アカデミーの教授を務め、パントン(プラハ)とBMG(日本)でレコーディングを行った。2002年、ルガーノで開催された「マルタ・アルゲリッチ・プロジェクト」において演奏されたドヴォルザークの室内楽はライブ・レコーディングされ、EMI Classicsからリリースされている。現在カナダのオタワ在住。
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