第179回 仲道郁代モーツァルト:ピアノ・ソナタ全曲演奏会1(全6回) [日時] : 2008年7月12日(土)18:00開演
「ベートーヴェン弾き」の名を不動にした仲道郁代が4年かけて挑むモーツァルト。
ピアノ=仲道郁代
仲道郁代、新シリーズを前に〜生き生きと「しゃべる」モーツァルトを〜
ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 K.279(189d) ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 K.280(189e) メヌエット ト長調 K.1(le) アレグロ 変ロ長調 K.3 サリエーリの歌劇「ヴェネツィアの定期市」のアリア「わがいとしのアドーネ」による6つの変奏曲ト長調 K.180(173c) ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調K.281(189f)
[料 金]:S¥5,000 A¥4,000 【学生券(当日残席がある場合のみ)¥1,000】 [フィリアホールメンバーズ先行予約締切]:4月17日(木)18:00 [一般発売]:全席完売 [チケット取扱]:フィリアホールチケットセンター TEL 045-982-9999(10:00〜19:00)
大学1年在学中に、第51回日本音楽コンクール第1位、あわせて増沢賞を受賞し注目を集めた仲道郁代は、数々の国内外での受賞を経て、1987年ヨーロッパと日本で本格的な演奏活動をスタートさせた。古典からロマン派までの幅広いレパートリーを持ち、これまでに日本の主要オーケストラと共演した他、海外のオーケストラとの共演も数多く、サラステ指揮フィンランド放送交響楽団、マゼール指揮ピッツバーグ交響楽団、バイエルン放送交響楽団及びフィルハーモニア管弦楽団、小林研一郎指揮ハンガリー国立交響楽団、ズッカーマン指揮イギリス室内管弦楽団(ECO)、及びカナダ・ナショナル・オーケストラ、シフ指揮ウィーン放送交響楽団、ブルゴス指揮ベルリン放送交響楽団などのソリストとして迎えられ、その音楽性に高い評価を得ている。他にも、サンティ、フロール、コルト、パーヴォ・ヤルヴィなどの指揮者と共演している。リサイタルも日本各地で行っており、中でも92年に行った「仲道郁代の新しい世界」と題した5回のコンサートシリーズ、94年から行った3大B(バッハ、ベートーヴェン、ブラームス)のシリーズ、97年から行った「ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会」は、作品への真摯な取り組みと音楽性の高さが評価された。2002年からは「ベートーヴェンの全32曲のピアノ・ソナタを語り、聴く会」と題し、諸井誠氏との解説・対談・分析を交えながらソナタ全曲の演奏を行う、という画期的なプロジェクトに取り組み、「今、もっともベートーヴェン・ソナタの本質的な美しさに近づいたピアニスト」と、大きな賞賛を得た。また、この公演にあわせてベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲(全11枚)のレコーディングも行っており、これまでにリリースされたCDすべてが「レコード芸術」特選盤に選ばれた他、07年度レコードアカデミー賞受賞作品が含まれるなど、充実したスケールの大きな取り組みに賛辞が寄せられている。「ベートーヴェン」への取り組みは、「ソナタ連続演奏会」にとどまらず、ピアノ協奏曲、室内楽の分野へも広がっており、04年からは「ベートーヴェン・ピアノ協奏曲全曲演奏会」を、05年からは室内楽のコンサートを行っている。特に、ピアノ協奏曲は、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニーとの共演で、全6曲がレコーディングとして結実しており、「ベートーヴェン弾き、仲道郁代」という評価を確固たるものとしている。リサイタルのみならず、「ピアノとスライドでつづる動物たちの詩“光のこどもたち”」など、彼女の多彩なアイディアや情熱から生まれた企画も多く、魅力的な内容とともに、豊かな人間性がますます多くのファンを魅了している。レコーディングはBMG JAPANと専属契約を結び、クラシック音楽としてはこれまでにないヒットを記録したアルバムなど多数のCDをリリースしている。著作には、DVDブック『至福のピアノ〜弾く・聴く・楽しむ』(講談社刊)、『ステージの光の中から』(音楽之友社刊)がある。06/07シーズンはデビュー20周年にあたり、06年11月5日紀尾井ホールで行った「デビュー20周年記念リサイタル〜第1弾〜」、07年7月17日にはパーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニーとの共演、11月11日サントリーホールで行った「デビュー20周年記念リサイタル〜第2弾〜」が大成功を収めた。