Fhilia Hall
アーティスト インタビュー

ミロシュ ギター

2015年10月17日 14:00コンサートの詳細

 

美しくロマンティックなギターの響き、酔いしれる午後。

土曜の午後、お茶とお菓子をいただきながらゆったり愉しむコンサートシリーズ《音楽のある風景》。秋も深まりつつある10月には、世界的に今最も人気のあるギタリスト・ミロシュがフィリアホールに初登場!幅広いレパートリー、新曲演奏やスタジオジブリ映画のサウンドトラックにも参加と、ジャンルを超えたコラボレーションにも積極的な、若手随一の名手です。期待の公演を前に、ミロシュ氏にお話を伺いました。

 

 

ギターを始められたきっかけは何でしょうか?

 

家族や親戚に音楽をやっている者はいませんでした。子供の頃に、歌が得意で少年合唱団で歌っていました。ある日、父が伯父からもらったギターが、家でだれも弾かずにほこりをかぶっているのを見つけました。最初は独学で楽しんで弾いていて、ギターを弾いてロック・スターになれるかな、などと考えていました。その後、父からセゴビアのレコードを手渡され、一気にこの楽器の虜になってしまったのです。この録音を初めて聴いた時に自分自身に走った衝撃は、今でも鮮明に思い出します。その時から私にとってセゴビアは神様のような存在になりましたし、この思いは永遠に続くでしょう。

 

16歳でロンドンへの留学を決められています。留学を決めたきっかけ、またロンドンを選んだ理由はなんでしょう?

 

自分の音楽に磨きをかけたいと思ったのです。ロンドンの王立音楽院にオーディションのテープを送ったところ、奨学金を得て入学を許可されました。マイケル・ルーウィン教授という素晴らしいギタリストに師事しました。ロンドンは国際的な都市ですし、アーティストにとって非常に刺激的なところです。

 

バッハの「シャコンヌ」からスペイン、中南米の作品とギター好きには大変興味をそそられるプログラムです。聴き所を簡単に教えてください。

 

バッハは、私が最も敬愛する作曲家です。バッハの作品はすべての人の心に通ずるものがあると思います。今回演奏するシャコンヌは最もよく知られた曲であり、オリジナルのバージョンで演奏します。バッハは何度も弾いていますが、いつも新鮮な気持ちで演奏しています。弾く度に新しい発見があり、私にとってひとつのチャレンジです。スペインと中南米の作品は、私にとって非常に重要なレパートリーです。様々な国や時代に作曲された名曲を多くのお客様と共有できればと思っています。今回演奏するファリャやグラナドスは、オーケストラ、もしくはピアノのために書かれた作品ですので、珍しいギターソロのアレンジを聴衆の皆様にも楽しんで頂けると思います。クラシックギターの魅力を凝縮したプログラムになっていますので、自由な気持ちで聴いていただきたいです。

 

日本にもたびたび来日し、色々な都市を周られています。日本の聴衆の印象はいかがですか?

 

日本はまるで魔法の国で、訪れるたびに好きになります。クラシック音楽への理解が深く、洗練されていて魅力的な聴衆の皆さんが熱い反応を返してくれるので、日本で演奏するたびにインスピレーションを受けています。

 

クラシック以外のジャンルのアーティストとのコラボレーションにも積極的です。今後こうしたプロジェクトをやってみたいなど、もしありましたら教えてください。

 

クラシックギターは美しく、ロマンティックな楽器です。ギターは自分自身の音楽を表現する手段ですが、ギター音楽の素晴らしさをもっとたくさんの人々に知ってほしいと思っています。その為にも、まだ譜面になっていない作品に取り組んだり、現代の若い作曲家とも是非コラボレーションしてみたいです。

 

お休みの日はどのように過ごしていらっしゃいますか?

 

オフが一日しかないときは、とにかくゆっくり休むようにしています。2日あれば1日はゆっくり休んで、次の日はアクティブに行動します。オフの日には、基本的に朝はゆっくり寝たいですね。読書をしたり、友達と会ったり、映画を見たり、ショッピングをしたり、料理をしたり、ジムで身体を動かしたり・・・・普段は時間の余裕がなくて出来ないことをします。

 

ミロシュさんにとって、「音楽」とは何でしょうか?

 

音楽というものは、究極のコミュニケーションだと思います。演奏家の感情、エネルギーが聴衆と反応する瞬間はたまりません。だから私はコンサートで演奏するのが大好きです。何度も演奏した曲が、毎回違うように感じますから。

 

フィリアホールのお客様に対して一言お願いいたします。

 

フィリアホールは素晴らしい音響で、これまで数々の名ギタリストが演奏してきたホールだと聞いていますので、大変楽しみにしています。日本の皆さんは本当に音楽に対して熱心に聴いてくれますし、訪れるたびに新たな発見や刺激をもらっています。日本で演奏できることは私にとって大きな楽しみです。
10月17日、皆様にお会い出来るのを心から楽しみにしています!

 

 

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