Fhilia Hall
アーティスト インタビュー

高木綾子&吉野直子
フルート&ハープ

2013年12月14日 17:00コンサートの詳細

 

フルートとハープ、実力派2人の煌めくアンサンブル。

日本を代表するトップ奏者の高木綾子と吉野直子。卓越したテクニックと音楽性はもちろんのこと、様々な楽器の世界中のアーティストと共演を重ねてきた2人はアンサンブル能力も抜群。高いレベルで洗練された2人の共演は室内楽の在るべき姿や醍醐味を実感させてくれます。楽しみな12月公演を前に、メールでお話を伺いました。

 

 

たびたび共演されているお二人ですが、初共演はいつですか。また、お互いの印象を教えてください。

 

吉野: 2002年にトリオを1曲演奏したのが初共演で、初めて一晩のプログラムをご一緒したのが2004年10月、チェロが加わったトリオの編成でした。一貫して変わらない高木さんの印象は、自分の「音」をしっかりもっているということ。芸大の学生のときから活躍されていますが、音楽の「芯」がずっとぶれないでいる感じがして、スケールの大きい音楽作りが、彼女の音楽の魅力だと思います。
高木:毎回共演させていただくたびに、吉野さんのもっている音楽の流れの自然さ、そして、良くコントロールされた指の動き、天性のテクニックに感動を覚えています。

 

今回のプログラムについて、聴きどころをお聞かせください。

 

吉野・高木:フルートとハープは、モーツァルトが2つの楽器のための協奏曲を書いたことからも分かるように、とても相性の良い楽器です。今回は、このデュオの様々な魅力を味わっていただけるよう、この組み合わせのために書かれたオリジナル作品をメインに、お互いのソロを挟んだ構成にしました。1曲目のモーツァルトのソナタ ヘ長調は、モーツァルトがわずか8歳のときの可愛らしい作品ですが、すでに彼の天才的な才能を感じることができます。続いてハープのソロ曲が2曲。モーツァルトの晩年のピアノ作品の幻想曲ニ短調をオリジナルの楽譜のままハープで演奏します。ハーピストのグランジャニーが書いたコロラド・トレイルはハープの豊かな響きが活かされた作品です。前半最後はダマーズのフルートとハープのためのソナタ第1番。残念ながら今年の4月に亡くなってしまったダマーズ氏は現代の作曲家ですが、とてもメロディが美しく、フランスの香り漂う聴き応えのある作品です。後半の最初の武満 徹さんの海へIIIでは、音域が低くて深い音色のアルト・フルートが深くて静かで神秘的な海の情景を表現します。この曲を演奏したくてアルト・フルートを購入した思い出の作品です。そして、フルートのソロが2曲。ボザのイマージュはよく演奏されますが、Imageのフランス語の読み方が好きで、音楽をどう表現しようかいろいろな空想が広がる作品です。そして、大好きな武満 徹さんの曲からもう一曲、エア。以前、武満さんの奥様とお嬢様の真樹さんに聴いていただいたことがあって、そのときの気持ちをまた再現できたら、と思います。プログラム最後の曲は、カジルダ幻想曲。名フルーティストのドップラーと、ハーピストのザマラの合作で、当時のオペラ作品のテーマを使い、2つの楽器が華やかに活躍します。

 

高木さんは、2011年のニューイヤーにモーツァルトの協奏曲第1番で素晴らしい名演を聴かせていただきましたが、リサイタルでは2004年以来の久しぶりのご登場となります。ここからは高木さんの近況を・・。8月には3人目のお子さんがご誕生されたそうですね。

 

高木:とても時間のやりくりが大変です。自宅では主人やベビーシッターさん、妹などの助っ人にお願いして、なんとか練習時間を確保できるようにしています。大学のレッスンの合間にも少しでも楽器に触るようにしています。生徒が急病などで休むと、心の中では“ヤッター!!練習できる!!”と叫んでいます。

 

芸大、洗足音大、武蔵野音大などで教えていらっしゃいます。

 

高木:教えることは自分の演奏を見つめ直すきっかけにもなり、生徒にはとても感謝しています。

 

毎日の一番のリラックスタイムは?また、日々を綴ったブログも大人気で、高木さんの溢れるパワーの源は何でしょうか?

 

高木:リラックスできるのは寝るときや読み聞かせの時間。もしくは授乳で起きてしまった夜中に、少しだけお茶を飲んだりする時間です。仕事のストレスは家族で解消、子育てのストレスは仕事(演奏)で解消でしょうか!?でも、子どもの笑顔を見たら何でもできる力が湧いてきます。

 

 

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