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  3. 荘村清志 ギターとともに50年

(C)Hiromichi NOZAWA

2020年 21日(土)

14:00開演 16:00終演予定

Saturday 01 February 2020, 14:00

第7回 

荘村清志
「ギターとともに50年」

Kiyoshi Shomura “50 years with guitar”

公演時間 Duration:
120分
休憩 Intermission:
あり(20分)
料金 Ticket Prices:
全席指定¥4,500  学生¥1,000
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デビュー50周年、波乱万丈の人生の軌跡をたどる

巨匠イエペスに認められ、若くしてスペインへ渡り、欧州で活躍後に、日本を代表するギタリストへ。デビュー50周年を迎え今なお精力的に活動する荘村清志がフィリアホールに久しぶりのソロで登場。本人によるトークを交えながら、人生の軌跡そのものを表現するギターの響きに酔いしれるひとときを。

料金Ticket Prices

全席指定¥4,500 学生¥1,000

03/29「舘野泉」》との2公演セット券 ¥8,000

ホールメンバーズ先行予約期間On sale dates: Members

2019年9月8日(日)11:00~9月11日(水)18:00 ※Web・FAX・郵送のみ受付

一般発売On sale dates: General

2019年10月6日(日)11:00 ※発売日は電話・Webのみ受付

チケット取扱Booking

フィリアホールチケットセンター Tel. 045-982-9999 (11:00~18:00)

主催

フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)

出演者Performers

ギター◎荘村清志

Kiyoshi Shomura, Guitar

プログラムProgramme

●リサイタル+出演者によるトーク

ソル:モーツァルト「魔笛」の主題による序奏と変奏
J.S.バッハ(荘村清志編):シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調BWV1004より)
ルイス=ピポー:歌と舞曲 第1番

---休憩---

武満徹:「フォリオス」より I, III
バリオス:郷愁のショーロ
アルベニス:グラナダ
タルレガ:アルハンブラの想い出
ラウロ:ベネズエラ風ワルツより 第1, 2, 3番


F.Sor: Introduction and Variations on a theme by Mozart, Op.9
J.S.Bach(arr.by K.Shomura): Chaconne (from Partita for solo violin No.2 in d minor, BWV1004)
A.Ruiz-Pipó: Canción y danza No.1

---intermission---

T.Takemitsu: I, III from "Folios"
A.Barrios: Chôro da saudade
E.Granados: Granada
F.Tarrega: Recuerdos de la Alhambra
A.Lauro: Valses Venezolanos No.1,2,3

★全曲目を掲載いたしました。(12/12)

プロフィールProfile

(C)Hiromichi NOZAWA

荘村 清志(ギター) Kiyoshi Shomura, Guitar

荘村清志は実力、人気ともに日本を代表するギター奏者として近年ますます充実した活動を展開している。2017年から20年にかけてギターの様々な可能性を追求する「荘村清志スペシャル・プロジェクト」(全4回)に取り組んでいる。第1回は17年にさだまさしと、第2回は18年6月(いずれも東京オペラシティコンサートホール)にcoba、古澤巌、錦織健と共演し、ジャンルの垣根を越えたコラボレーションが話題となった。2019年はデビュー50周年に当たり全国各地でリサイタルを行っている。

 9歳からギターを始め、父・荘村正人と、後に小原安正に師事する。1963年、来日した巨匠ナルシソ・イエペスの歓迎演奏会で氏に認められ、翌年スペインに渡りイエペスに師事。同時期にスペインに滞在していた岩崎洋に音楽理論も学ぶ。1967年イタリア各地で18回、翌1968年にはミラノなど22都市でリサイタルを開き、各地で好評を博す。帰国後、1969年の日本デビュー・リサイタルで、「テクニック、音楽性ともに第一人者」との高い評価を得る。1971年にイタリアで開かれた世界青少年協会国際フェスティヴァルに日本代表ギタリストとして参加し、この成功により北米各都市で28回にのぼる公演を開き、国際的評価を確実なものにする。
 1974年にはNHK教育テレビ「ギターを弾こう」に講師として出演し、一躍、日本全国にその名と実力が知られることになった。1977年と1980年に再びスペインに渡り、イエペスのもとでさらに研鑚を積み、ヨーロッパ各地でコンサート活動を行なう。以後、リサイタルや、日本の主要オーケストラとの共演で活躍を続けている。
 99年マルク・グローウェルス(フルート)、2001年グローウェルスと、インマ・ゴンザレス(カスタネット)との共演、2004年女優の岸田今日子とのコラボレーションによる《ギターと朗読の庭》のツアーを行い、カステルヌオーヴォ=テデスコの「プラテーロとわたし」をメインにした内容が好評を博す。05年にはCD《郷愁のショーロ》をリリース、アコーディオンのシュテファン・フッソングをゲストに、猿谷紀郎の委嘱新曲と新アレンジを含む意欲的なアルバムで、東京や大阪で記念コンサートを開催するなどギターの魅力をさまざまな形で伝えている。
 07年にはNHK教育テレビ「趣味悠々」に講師として登場し、改めて日本ギター界の第一人者としての存在を強く印象づけた。
 08年ミラノ弦楽合奏団の日本ツアーにソリストとして参加。同年ビルバオ交響楽団の定期演奏会に出演。《アランフェス協奏曲》を録音09年にCDをリリース、また同団との日本ツアーを行い好評を博した。14年デビュー45周年を記念して東京にて大友直人指揮東京都交響楽団と協奏曲3曲を演奏。2015年10月にはイ・ムジチ合奏団と共演、レコーディングを行い、ジュリアーニ、ヴィヴァルディのギター協奏曲を含むアルバムが16年1月にリリースされた。
 現代のギター作品を意欲的に取り上げるだけでなく、日本人作曲家に多数の作品を委嘱、初演するなど、ギターのレパートリー拡大にも大きく貢献している。特に武満徹には74年に「フォリオス」、93年に「エキノクス」を委嘱、77年荘村のために編曲された「ギターのための12の歌」を初演・録音、96年には「森のなかで」を全曲初演している。16年は武満徹没後20年に際し、同氏のギター曲を各地で演奏し好評を得た。
 現在、東京音楽大学客員教授。

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