Friday 18 September 2015 , 11:30
金管五重奏は想像以上に沢山の音色を出すことが出来ますし、様々なジャンルの曲を演奏する事が出来ます。ご来場の皆様に音楽を聞く楽しさが伝わるよう、また金管楽器のサウンドのシャワーを沢山浴びて頂ける様に組んだプログラムをお楽しみ頂きたいです。
Buzz Five結成のきっかけを簡単に教えてください。
上田:大学二年時の室内楽の授業を履修するため、同期のメンバーに声をかけたのがきっかけです。
今回は皆さんご存知の名曲が金管五重奏という編成で演奏されます。プログラムの聴きどころを簡単に教えてください。
上田:お聞き馴染みのある曲は優れたアレンジメントで演奏し、メンバーのソロを通して各楽器の魅力をお伝えします。また金管五重奏のために書かれた作品で本格的な響きを堪能して頂きます。もちろん各曲間には楽しいトーク&コント付きです。
小川:皆さんの耳なじみの曲を金管五重奏で演奏するとひと味違った印象になると思います。多彩なアレンジにも注目して頂きたいです。
加藤:金管五重奏は想像以上に沢山の音色を出すことが出来ますし、様々なジャンルの曲を演奏する事が出来ます。ご来場の皆様に音楽を聞く楽しさが伝わるよう、また金管楽器のサウンドのシャワーを沢山浴びて頂ける様に組んだプログラムをお楽しみ頂きたいです。
石丸:金管楽器といえば、ラッパと思いつくように華のあるトランペットに目がいきがちです。普段耳にする機会の少ないホルン、テューバ、トロンボーンのソロの演奏を肩の力を抜いて楽しんでいただけるところが聴きどころです。
それぞれの楽器について、また金管五重奏という編成の魅力を簡単に教えてください。
上田:金管五重奏はトランペット2本、ホルン、トロンボーン、テューバからなり、金管楽器特有のきらびやかなサウンドが聴衆を虜にします。
小川:迫力のあるダイナミックなサウンドです!
友田:ホルンはあとうちばかりでツマンナイと感じているそこのあなた。あとうちばかりで何とかなると思っていたら大変なことになりますよ。変幻自在に吹きまわれるのが魅力ですかねぇ。
加藤:同じ金管楽器でも音が出てくるベルの向きが違ったり、音の高さの変え方が違ったり、大きさもキャラクターも全然違うので、聴いて楽しいし、見ても楽しいです。
石丸:テューバは、とても響きの多い音がする楽器だと思います。ハーモニーやメロディーを生かしながら、自分を生かすところが私の思う魅力です。金管楽器はうるさいと思われがちですが、パイプオルガンのような重厚な響きがしたり可愛らしい音がしたり、色々なキャラクターの音色をあやつることができます。金管アンサンブルでは、十重奏とならんでオーソドックスな編成でオリジナル作品がたくさんあることも魅力の一つです。
日本全国で、学校や地域へのアウトリーチ活動も盛んに行われています。その中で印象的なエピソードがあれば教えてください。
上田:コンサートにいらしたお母さまから小学一年生の息子に連れて来られたとお聞きしました。(その前日にその息子さんの通う小学校でアウトリーチを行いました)
小川:初老のご夫婦が熱心に聴いて下さっていた姿が印象に残っています。
友田:アウトリーチに行った学校の児童が親に「芸術の秋はどう?」と突然話し始めて、後日のホール演奏会に家族で来てくれた。
加藤:訪れた学校の児童や生徒さんが後のコンサートに足を運んでくれて「凄く良かったから家族で来ました!」と言ってくれた時は本当に嬉しいです。
石丸:子供達に向けて音楽を発信しているのですが、校長先生や担任の先生方の方が子供以上に楽しんでいらっしゃることがありました。
多くの学生さんが吹奏楽やオーケストラで金管楽器を学んでいます。これからの若い方にメッセージを。
上田:吹奏楽やオーケストラ、ソロも良いけれど是非アンサンブルに挑戦して欲しい。
小川:自分のペースで好きな音楽を続けて行って欲しいです。
友田:ソロから二重奏、大編成、あらゆるパート、どのような立場になっても楽しく輝いてください。
加藤:身近な友達とちょっとした曲を一緒に演奏すると楽しさが膨らみます!アンサンブルを沢山やって演奏する楽しさを味わってもらいたいです。
石丸:初めてのことは、難しい・大変だ・失敗したくない、と敬遠しがちなものです。でも、新しい事に挑戦してできる事が増え、自分の演奏が自由になることは何物にも変えられない喜びです。自分が求めること妥協しないで求め続けてください。その中で、かけがえのない仲間ができるとさらなる喜びになります。
皆さんがこれまでに大きく影響を受けたアーティスト・音楽家がいましたら教えてくだ さい。
上田:世界のアンサンブルグループ全て。
小川:プロの演奏家はもちろんですが、今までお会いしたアマチュアも含むミュージシャン全てです。
友田:たくさんすぎて…。
加藤:エムパイアブラスクインテット、ジャーマンブラス、ミシェル・ベッケ、イアン・バウスフィールド…and more.
石丸:自分の求めることを妥協しないで求め続けている全ての演奏家のみなさん。
Buzz Fiveでこれからやりたいと考えていること、プロジェクトなどがあればぜひ教えて ください。
上田:来年、結成20周年を迎えるにあたり、初の全国ツアーを企画中です。
友田:どんな感じ?ではなくあいつらが来るぞ!みたいなツアーが日本中でできるように…。
加藤:海外公演や、世界で活躍している金管五重奏とも共演してみたいです。
石丸:ホールに足を運んでコンサートを聴きたい!と子供達にも思ってもらえるように、クラシック音楽に対するハードルをなくしていくようなアウトリーチ活動を展開したいと考えています。