クロアチア出身の美貌の天才ギタリストが、名曲を携え、フィリアホールに再び登場します。彼女の特質は、ギター一本から驚くほどダイナミックな音響を引き出す巧みなテクニックと、その技術を生かした懐の深い表現。バッハから武満までしなやかに、ホールの大きさをものともしないスケールの大きな演奏には誰もが魅了されることでしょう。
…まるで一本一本の指が頭脳と筋肉と自由な関節を持ち、自立しているかのように見える。そしてギター特有のノイズ(低温減の摩擦音)をほとんど出さない。まるで奇跡を目の当たりにするがごとくであるが、それだけでなく音楽そのものも暖かく心に響く。
《現代ギター誌2009年8月号より》
横浜音祭り2019パートナー事業
全席指定¥3,500
2018年12月9日(日)11:00~12月12日(水)18:00 ※Web・FAX・郵送のみ
2019年1月13日(日)11:00~ ※発売日は電話・Webのみ
メロス・アーツ・マネジメント
横浜アーツフェスティバル実行委員会
ギター◎アナ・ヴィドヴィチ
Ana Vidovic, Guitar
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007(ギターによる)
バリオス:神の愛のほどこし
タレガ:アルハンブラの想い出
アラビア奇想曲
ラグリマ(涙)
ムーア人の踊り
武満徹:「ギターのための12の歌」よりオーバー・ザ・レインボー、イエスタデイ
バリオス:大聖堂
マイヤーズ:カヴァティーナ
ジュリアーニ:英雄的大ソナタ イ長調 Op.150s
ラウロ:エル・マラビーノ
ベネズエラのワルツ第2番
ベネズエラのワルツ第3番
1980年クロアチア生まれ。 5歳からギターを学び始め、7歳で初めての演奏会、11歳で外国へ演奏旅行、13歳のときザグレブ音楽アカデミーに史上最年少で入学を果たすなど、早くから天才少女として注目を集める。ザグレブ・ソロイスツ合奏団、ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団、クロアチア放送交響楽団との共演、数々のリサイタル公演やDVD・CDのリリースなど活発な活動を展開。クロアチアの著名な映画監督ペーター・クレリャによる3本のテレビ・ドキュメンタリーも制作されている。 イギリスのアウグスティーン国際コンクール(95年)、ローマのソル国際コンクール(97年)、世界で最も重要な権威あるコンクールのひとつとされるスペインのタレガ国際コンクール(98年)等の著名な国際コンクールで次々と優勝をさらうなど、輝かしい受賞歴を誇る。2005年まで米ボルチモアのピーボディ音楽院でマヌエル・バルエコの指導のもと研鑽を積み、これまで世界20カ国以上でコンサートを行っている。またブラジル、ドイツ、オランダ、スコットランドでの音楽祭にも招かれている。 2005年に日本デビュー。精緻極まるテクニックと豊かな音楽性でたちまち聴衆を魅了し、演奏会の模様がNHKテレビにより収録・放送されると、その華麗な容姿も相まって瞬く間に全国のギターファンの間で注目を集める。2010年、12年の日本公演では母国を代表する名門アンサンブル、ザグレブ・ソロイスツ合奏団との共演を果たす。ギター専門誌「現代ギター」の表紙にも度々登場するなど、日本での人気がますます高まっている。15年11月の来日公演では10年ぶりにNHKが再び収録しNHK-BS「クラシック倶楽部」およびNHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」でたびたびオンエアされている。
アナ・ヴィドヴィチ オフィシャル・サイト http://www.anavidovic.com/