ヨーヨー・マ、マリオ・ブルネロ、2CELLOS…世界中の錚々たるチェロ奏者が驚異的な才能を讃える「鬼才」、それがジョヴァンニ・ソッリマです。シチリア島に生まれ、欧州で正規音楽教育を受けた後、誰にも真似のできない独自の道を歩むこの孤高のチェリストは、演奏活動も型破り。劇場と奏者を巻き込む「100チェロ」プロジェクト、自然と一体化した特殊な空間での演奏への挑戦など、常識に縛られた凡百の演奏家の遥か彼方を、悠々と飛び越えていきます。作曲にも才能を見せ、“チェロよ、歌え!”は今や世界中のチェリストのレパートリーになった傑作です。 コロナ禍の度重なる延期を経てやっと実現するフィリアホール公演は、そんなカリスマの貴重な無伴奏リサイタル。永遠の傑作・バッハの無伴奏ソナタに虚心坦懐かつ真摯に向き合い、一方で自らのルーツである民俗音楽をひとつのステージに共存させる、まさにソッリマのルーツに迫るコンサートと言えましょう。前日と当日にはソッリマ&日本を代表するチェリスト・海野幹雄を講師に迎えたチェロ即興ワークショップも予定!
■ジョヴァンニ・ソッリマ氏へのインタビュー記事を公開中!
(インタビュアー:海野幹雄 2019年8月に収録)
こちらをクリック↓
アーティスト・インタビュー:ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)
ジョヴァンニ・ソッリマ&海野幹雄
チェロ即興ワークショップ「クリエイティヴ・チェロ!」
ホールのステージで、講師と一緒にチェロの即興演奏に参加してみませんか?
▼日時
2回開催します。それぞれ講師・内容が異なります。
第1回… 2023.5.2(火)19:00-20:00
講師:海野幹雄 ※5/2はソッリマ氏出演なし
第2回… 2023.5.3(水・祝)18:00-19:00
講師:ジョヴァンニ・ソッリマ&海野幹雄
▼会場
両日ともフィリアホール舞台上
▼参加資格
【5/2&3両日、または5/3のみ参加希望の方】
《演奏体験》5/3リサイタルのチケットをお持ちの方で、チェロ演奏経験者。(小学生以上)
《聴講のみ》5/3リサイタルのチケットをお持ちの方。(未就学児入場不可)
【5/2のみに参加希望の方】
《演奏体験》チェロ演奏経験者。(小学生以上)
※5/2のみ参加希望の場合は、5/3リサイタルのチケットをお持ちでなくても、所定の参加料を当日お支払いいただければ参加できます。
《聴講のみ》5/3リサイタルのチケットをお持ちの方。(未就学児入場不可)
▼募集人数
《演奏体験》各回20名 《聴講のみ》各回100名程度
★5/3の演奏体験は定員に達したため締め切りました。
5/2のみの参加は引き続き演奏体験・聴講とも受付中です。(4/26)
▼内容
1日目…5.2(火)海野氏による即興演奏の講座&演奏体験ワークショップ
2日目…5.3(水・祝)ソッリマ氏&海野氏と一緒に即興演奏ワークショップ
▼参加費用等
【5/2&3両日、または5/3のみ参加希望の方】
演奏体験/聴講いずれも両日とも無料。ただし、5/3コンサートのチケットを必ずご購入ください。演奏体験の方は、楽器は各自でご用意ください。
【5/2のみ参加希望の方】
5/3コンサートのチケットを購入済の方は、演奏体験/聴講いずれも無料です。
5/3コンサートチケットを購入していない方は、5/2当日開始前の受付時に、¥2,500(税込)を来館時に現金でお支払ください。
▼応募方法
《演奏体験》
以下のリンク先から参加申込書をダウンロードいただき、所定項目をご記入の上、郵送・FAX・メールでフィリアホールまで送付、または窓口までご持参ください。申込書はフィリアホール受付にも設置しています。
申込書は以下のリンク先からダウンロードしてください。↓
申込用紙(PDF形式)
申込用紙(Microsoft Excel形式)
※Excel版は、バージョンの古いExcel、またスマホ・タブレットのアプリではファイルを正常に開けないことがありますのでご了承ください。
《聴講のみ》
フィリアホールチケットセンター(☎045-982-9999 11:00-18:00 第3水曜日休館)までお電話でお申込ください。
聴講参加者は客席に着席して聴講いただきます。座席は下記の通りの扱いとなります。
1日目(5/2)…
自由席です。チケットに記載の席番以外の席でもお聴きいただけます。
2日目(5/3)…
チケットに記載の席でお聴きください。原則、席の移動はできません。
リサイタル終演後、そのまま客席に残って聴講いただけます。
(終演後~ワークショップ開始まで1時間ほどお時間をいただきます
のでご了承ください。その間の外出は可能です)
▼応募受付開始日
2023年2月5日(日)11:00~ 《演奏体験/聴講のみ》共通
★5/3の演奏体験は定員に達したため締め切りました。
5/2のみの参加は引き続き演奏体験・聴講とも受付中です。(4/26)
※いずれも先着順、定員に達し次第終了。5/3コンサートのチケット購入後、またはチケット申込と同時の申込を受付いたします。5/3の参加および両日の聴講は、チケット購入前のお申込は受付いたしかねますので、何卒ご了承ください。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、応募要項等の各種書類、また当ページに掲載の内容は、予告なく変更となる可能性があります。何卒ご了承ください。
ジョヴァンニ・ソッリマ氏から動画メッセージが届きました!
下記YouTubeからぜひご視聴ください。
全席指定¥5,500
U25 \2,000
※U25チケットは、小学生~25歳以下の方が購入できる枚数限定チケットです。従来の学生券と異なる点がございますので、詳しくはこちらを予めご覧の上、お申込ください。
2022年12月11日(日)11:00~12月14日(水)18:00 ※Web・FAX・郵送のみ
2023年1月22日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
後援
イタリア大使館、イタリア文化会館
協力
ワーナーミュージック・ジャパン
招聘
プランクトン
チェロ◎ジョヴァンニ・ソッリマ
Giovannni Sollima, cello
ジョヴァンニ・ソッリマ◎ヘル 1
ジュリオ・デ・ルーヴォ◎ロマネッラ / タランテッラ
コミタス◎鶴
J.S.バッハ◎無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV 1007
ジョヴァンニ・ソッリマ◎
ナチュラル・ソングブック No.1「プレリューディオ」
ナチュラル・ソングブック No.4「ピッツィカ・ルーツ」※
---休憩---
シチリアのアルバニア系住民に伝わる伝承曲:美しきモレアよ(ソッリマ編)
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV1010
エリオドーロ・ソッリマ:田舎の歌(「コロノスのオイディプス」(1975)より)
ジョヴァンニ・ソッリマ:ラメンタチオ
フランチェスコ・コルベッタ:カプリス・ド・シャコンヌ(ソッリマ編)
サレント地方の伝承曲:聖パウロのピッツィカ(ソッリマ編)
ジョヴァンニ・ソッリマ◎ファンダンゴ(ボッケリーニへのオマージュ)
Giovanni Sollima: Hell I
Giulio de Ruvo (XVIIc): Romanella / Tarantella
Komitas Vardapet(1869-1935):Krunk (The Crane)
Johann Sebastian Bach (1685-1750) : Cello Suite No.1 in G Major, BWV1007
Giovanni Sollima:
Natural Songbook No.1 "Preludio"
Natural Songbook No.4 “Pizzica Roots”※
---intermission---
Traditional arbëreshë Sicily/Albania: Moje Bukura More (arr. G.Sollima)
Johann Sebastian Bach: Cello Suite No.4 in E-flat Major, BWV1010
Eliodoro Sollima: Rural Song (from“Oedipus at Colonus”, 1975)
Giovanni Sollima: Lamentatio
Francesco Corbetta (1615-1681): Caprice de Chaconne
Traditional Salento: Santu Paulu (arr. G.Sollima)
Giovanni Sollima: Fandango(after Boccherini)
★上記は当日に演奏した楽曲一覧になります。
※の楽曲は当初の発表から以下の通り変更になりました。(5/3)
《当初の告知曲》
ナチュラル・ソングブック No.6「サティの『ジムノペディ第1番』より再創造」
Natural Songbook No.6 "After Satie Gymnopédie No.1, Recomposed for Cello Solo"
↓
《実際の演奏曲》
ナチュラル・ソングブック No.4「ピッツィカ・ルーツ」
Natural Songbook No.4 “Pizzica Roots”
1962年イタリア・シチリア州パレルモ出身。世界最高峰のチェロ奏者兼作曲家。音楽一家に生まれ、幼い頃から音楽や楽器に囲まれて育つ。特に作曲家兼ピアニストであった父エリオドロ・ソッリマの影響で、幅広い音楽性を身につけた。パレルモ音楽院でジョヴァンニ・ペリエラからチェロを学び、優秀な成績で史上最年少で卒業。その後シュトゥットガルト音楽大学とモーツァルテウム音楽大学で、チェロをアントニオ・ヤニグロに、作曲をミルコ・ケレメンに師事する。 これまでにリッカルド・ムーティ、マルタ・アルゲリッチ、クラウディオ・アバド、ティグラン・マンスリアン(アルメニアの作曲家・ソッリマのために作曲)、ステファノ・ボラーニ(ピアニスト)、ペーター・シュタイン(ドイツのオペラ・演劇監督)など数多くの巨匠と共演し、絶賛を受けている。世界的チェリストのヨーヨー・マをはじめ、マリオ・ブルネロ、ミッシャ・マイスキーや2CELLOS、NYではフィリップ・グラス、パティ・スミス(シンガー・詩人)らとも共演。カーネギー・ホール(NY)やクイーン・エリザベス・ホール(ロンドン)、スカラ座(ミラノ)、サル・ガヴォー(パリ)、チャイコフスキー・コンサートホール(モスクワ)、シドニー・オペラ・ハウスなど世界中のトップクラスのホールで公演を行う。クラシック、古楽、バロック、オペラ、また、ジャズ、ロック、即興演奏まで、400年に渡る音楽の歴史の旅を綴り、世界中の民族音楽まで飲み込んだ唯一無二の演奏スタイルと作風を持つ。スピリチュアルな大自然のエレメントや歴史、文化、環境・社会問題まで取り込み、圧倒的な表現力で広大なスケールの音楽を生み出す。作曲家として高い評価を受けており、数多くのチェロ曲、協奏曲、オペラ、交響曲を作曲。オペラやバレエ、舞台の音楽製作も精力的に行い、ソッリマの楽曲が世界中の音楽家により様々な舞台で演奏されている。現在も新作イタリア映画 100 Domeniche (100の日曜日)”の音楽製作中。1998年にフィリップ・グラス・プロデュースにより初アルバムをリリースし、以降これまでにソニーやEGEA、デッカなどで10枚以上の作品を発表している。後進の育成にも力を注いでおり、2010年以来イタリアの名門サンタ・チェチーリア音楽院で教鞭をとる。2012年には、エンリコ・メロッツィと共に、100人のチェリストを集めて行うクリエーションとコンサート「100チェロ」活動を開始、ヨーロッパで公演。2019年には日本でも初開催、大成功を収めた。2019年度の来日時は 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(指揮:藤岡幸夫)と共演。今回は初めての「無伴奏チェロ」コンサート・ツアーを全国で実施。また、日本フィルハーモニー交響楽団とドヴォルザークの「チェロ協奏曲」を共演予定。来日中にはソッリマのドキュメンタリー映画『氷のチェロ物語』(原題: N-Ice Cello - Tale of the Ice Cello)も上映される予定。