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©Tsutomu Yagishita

2023年 510日(水)

19:00開演(18:15開場) 21:00終演予定

Wednesday 10 May 2023, 19:00

フィリアホール オープン30周年記念コンサート 

小林海都
ピアノ・リサイタル

Kobayashi Kaito Piano Recital

公演時間 Duration:
約120分
休憩 Intermission:
あり(約20分)
料金 Ticket Prices:
S¥4,000  A¥3,500 
book now DL

内田光子以来46年ぶりの、リーズ 国際ピアノコンクール第2位(日本人最高位)受賞。

 世界最難関のピアノコンクールのひとつとして知られる、リーズ国際音楽コンクール。代表的な過去の優勝者には、ルプー、ペライア、ダルベルト、また上位入賞者にはシフ、ケフェレック、ドゥヴァイヨンと、ピアニストの中でも特別な巨匠たちの名前が並びます。未だ日本人ピアニストには優勝者がなく、2021年までの最上位入賞者は内田光子(第2位)。その他上位入賞者には、小川典子や北村朋幹(2015年・第5位)と、世界のトップで活躍する才能が並びます。
 そのリーズ国際の2021年開催で、ついに46年ぶりに再び日本人最高位(第2位)入賞を成し遂げたのが、小林海都。この名門コンクールの上位入賞の価値と重みを知るピアニストやピアノ・ファンは、この一報を聞いただけで、彼がどれほど特別な才能を持っているか、改めて察した方も多いのではないでしょうか。
横浜市青葉区に生まれ育った小林海都は、ベルギーのエリザベート王妃音楽院で、巨匠マリア・ジョアン・ピリスに師事しました。彼の演奏を聴くと、ピリスの後継者のひとりであることを強く感じさせる、いくつかの特徴があります。決して浅く表面的に華やぐにとどまらない、奥行きの深い、立体的な音響構築。音楽に合わせて、自然に、変幻自在に、時に劇的に対応する柔軟な表現力(その驚くべき振り幅の広さは、新時代を感じさせます!)。そして、穏やかに、孤独に、そして時には苛烈なまでに真正面から作品に対峙する、作曲家と作品に対する、真摯で求道的な姿勢。これらは師ピリスに限らず、例外なく歴代の巨匠ピアニストが磨き上げてきた力そのもの。小林海都は、まさに巨匠に至る世界へ繋がる門を開けうる稀有な能力と、それに相応しい強い意志をもち、既に歴史に名を刻みつつある、堂々たる芸術家なのです。
 地元としてたびたび出演してきたフィリアホールのリニューアル・オープン&30周年を飾るのに、これほど相応しい才能はない、と断言したい名手の登場。青葉区から世界にはばたく新世代の珠玉の才能を、ぜひ500席の空間でご堪能ください。

料金Ticket Prices

S¥4,000 A¥3,500

U25 \2,000
※U25チケットは、小学生~25歳以下の方が購入できる枚数限定チケットです。従来の学生券と異なる点がございますので、詳しくはこちらを予めご覧の上、お申込ください。

ホールメンバーズ先行予約期間On sale dates: Members

2022年12月11日(日)11:00~12月14日(水)18:00 ※Web・FAX・郵送のみ
★一部広報物で、※Web・FAXのみ と表記されてしまっておりましたが、郵送での申込も受付いたします。お客様にはご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。

一般発売On sale dates: General

2023年1月22日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付

■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。 
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。 
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない諸手数料等は、公演の中止・延期等における
 チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。

チケット取扱Booking

フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)

主催

フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)

後援

一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)

出演者Performers

ピアノ◎小林海都
Kobayashi Kaito, piano

プログラムProgramme

モーツァルト◎幻想曲 ニ短調 K.397
ショパン◎マズルカ Op. 24
ドビュッシー◎前奏曲集より
 途絶えたセレナード / ヴィーノの門 / 妖精は良い踊り子 / 亜麻色の髪の乙女 /
 月の光がふりそそぐテラス / 風変わりなラヴィーヌ将軍 / 花火
クルターグ◎「遊び」より シューベルトへのオマージュ
シューベルト◎4つの即興曲 D935 / Op. 142

Wolfgang Amadeus Mozart: Fantasia in d minor K.397
Frederic Chopin: Mazurka Op.24
Claude Debussy: from Préludes
Gyorgy Kurtag: Játékok - Hommage a Schubert
Franz Schubert: 4 Impromptus, D935 / Op.142

プロフィールProfile

©Tsutomu Yagishita

小林海都(ピアノ) Kobayashi Kaito, piano

2021年9月にイギリスで行われたリーズ国際ピアノコンクールにて46年ぶりの日本人歴代最高位の第2位及びヤルタ・メニューイン賞(最優秀室内楽演奏賞)を受賞。その他ドイツのエトリンゲン国際青少年ピアノコンクールのカテゴリーB(20歳以下の部)にて歴代最年少優勝及びハイドン賞、ポルトガルのサンタ・チェチーリア国際ピアノコンクールにて第3位、東京音楽コンクール第2位、松方ホール音楽賞などの受賞歴を持つ。高校在学中に日本で行われたマリア・ジョアン・ピリス氏のワークショップにおいて留学を強く勧められ、高校卒業後に渡欧。ベルギーのエリザベート王妃音楽院にてピリス氏に師事。同氏の若手育成プロジェクトの一員としてこれまでにイタリア、モロッコ、日本でのコンサートツアーを行った他、ポルトガルのベルガイシュ村での収録にも携わった。またオーギュスタン・デュメイ氏とも共演を重ねるなど、室内楽にも積極的に取り組んでいる。NHK交響楽団をはじめ国内のオーケストラ、さらには海外でもベルギー国立管弦楽団、バーゼル交響楽団、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団など多数のオーケストラと共演。中学生よりヤマハマスタークラス特別コースに在籍し、上野学園高等学校音楽科演奏家コースを特待生として卒業。現在バーゼル音楽院にてクラウディオ・マルティネス=メーナーのもと研鑽を積む。これまでにピアノをマリア・ジョアン・ピリス、湯口美和、故ヴェラ・ゴルノスタエヴァ、横山幸雄、田部京子の各氏に師事。2014年・2015年ローム ミュージック ファンデーション奨学生。江副記念リクルート財団第45・48回生。

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