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  3. レオノーラ・アルメッリーニ ピアノ・リサイタル

©Lodovica Barbiero

2023年 714日(金)

19:00開演(18:30開場) 21:00終演予定

Friday 14 July 2023, 19:00

フィリアホール 共催コンサート 

レオノーラ・アルメッリーニ
ピアノ・リサイタル

Leonora Armellini Piano Recital

公演時間 Duration:
約120分
休憩 Intermission:
あり(約20分)
料金 Ticket Prices:
S¥5,000  A¥4,000 
book now DL

2021年ショパン国際ピアノ・コンクール第5位、豊潤な音色で魅了!

 なんという美しい輝きに満ちたサウンドなのだろう。
 レオノーラ・アルメッリーニの演奏を聴いた時の、私の第一印象である。
2021年にワルシャワで開催されたショパン国際ピアノコンクールのオンライン配信を通して、歌心あふれる彼女の演奏に、多くの人がくぎ付けになったに違いない。
 1992年、イタリア北東部のパドヴァ生まれ。地元の音楽院を卒業後、17歳で名門サンタ・チェチーリア音楽院を最優秀の成績で卒業。18歳で挑んだショパン・コンクールでは「ジャニア・ナウロッカ」賞を、そして11年後に再び参加して第5位を受賞した。
 ほとばしるパッションのなかに漂う気品は、プリマドンナを思わせる。豊かな質感の音が織りなすレガートは、アルメッリーニの真骨頂であり、光沢を帯びたその響きは、聴く者を惹きつけてやまない。彼女の指のコントロールは緻密で、音の一つひとつに鮮やかな生命を与えている。また、デリケートな音楽の呼吸は、ショパン特有のルバートの表現にも大きく貢献している。落ち着いたまなざしとわき上がるような創造性は、ショパン・コンクールのファイナル出場者のなかでも際立っていた。
 この来日公演のプログラムは、シンプルなスタイルの愛らしいハイドン《アリエッタと12の変奏》に始まる。プロコフィエフ《ピアノ・ソナタ第2番》の演奏には高度な演奏テクニックと多彩な響き、そして《ロミオとジュリエット》では劇的な表現が求められる。これらの作品は彼女の魅力を存分に引き出してくれることだろう。また、ショパンのピアノ・ソナタは、コンクールで演奏されなかった第3番をとりあげる。
 ショパン・コンクール以降、初来日となるアルメッリーニのリサイタル。彼女の演奏をコンサートホールで聴ける日が待ち遠しい。
                           (音楽評論 道下京子)

料金Ticket Prices

S¥5,000 A¥4,000

ホールメンバーズ先行予約期間On sale dates: Members

2022年3月12日(日)11:00~3月14日(火)18:00 ※Web・FAX・郵送のみ

一般発売On sale dates: General

2023年4月9日(日)11:00~
※フィリアホールのみ、発売初日は電話・Webでのみ受付

■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。 
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。 
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない諸手数料等は、公演の中止・延期等における
 チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。

【フィリアホール以外でのチケット取扱い】
◎オフィス諷雅
 https://www.officefuga.jp 
 ☎03-5778-5288(平日のみ9:30-17:00)
 ※オフィス諷雅メール登録会員の方は2月中の先行予約あり、
  詳細期日はオフィス諷雅Twitterにて発表

◎チケットぴあ https://t.pia.jp[Pコード:234-207]
◎イープラス https://eplus.jp

チケット取扱Booking

フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)

主催

オフィス諷雅

共催

フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)

出演者Performers

ピアノ◎レオノーラ・アルメッリーニ

Leonora Armellini, piano

プログラムProgramme

ハイドン◎アリエッタと12の変奏 変ホ長調 Hob.XVII:3
プロコフィエフ◎「ロメオとジュリエット」Op.75 より
 街の目覚め
 モンターギュ家とキャピレット家
 別れの前のロメオとジュリエット
プロコフィエフ◎ピアノ・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.14

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ショパン◎ピアノソナタ 第3番 ロ短調 Op.58


Franz Joseph Haydn: Variations in E flat major Hob.XVII:3
Sergei Prokofiev: From “Romeo and Juliet” op.75:
 Scene (the street awakens)
 Montagues and Capulets
 Romeo and Juliet before parting
Sergei Prokofiev: Piano Sonata No.2 in d minor, Op.14

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Frederic Chopin: Piano Sonata No.3 in b minor, Op.58

プロフィールProfile

©Lodovica Barbiero

レオノーラ・アルメッリーニ(ピアノ) Leonora Armellinil, Piano

2021年ショパン国際コンクール第5位入賞を果たし、これまでのイタリア人女性としての最高位に輝く。
イタリアのパドヴァ生まれ。2010年にワルシャワで開催されたショパン国際ピアノコンクールでは素晴らしい音楽性と美しいサウンドを評価され「ジャニナ・ナウロッカ賞」を受賞。12歳でパドヴァ音楽院を優秀な成績で卒業し、ラウラ・パルミエリに師事。第16回ブゾーニ国際ピアノコンクールのファイナリストであり、17歳でセルジオ・ペルティカローリの指導の下、ローマの国立サンチェチーリア・アカデミーを首席で卒業し、ハンブルクでリリヤ・ジルベルシュタイン、イタリアではイモラ国際ピアノアカデミーにてボリス・ペトルシャンスキーに師事。また、カーネギーホール、マリインスキー劇場、サル・コルトー、フェニーチェ劇場、マルタ・アルゲリッチ・プロジェクトなど、世界各地の重要なコンサートホールやフェスティバルにも出演している。また、ソリストとしてヴェネチア・フェニーチェ劇場管弦楽団、パドヴァ・ヴェネト管弦楽団、ヴェローナ・アレーナ管弦楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団、シンフォニア・ヴァルソヴィア、など多くのオーケストラと共演し、ヤツェク・カスプシク、アンドレア・バッティストーニなどの指揮者と共演している。室内楽にも熱心で、フォルテピアノ・トリオやデュオ・ピアニスティコ・ディ・パドバで定期的に演奏しており、AMARトリオのメンバーとしてイタリア音楽ジャーナリスト協会の名誉ある「アッビアーティ賞」を受賞した。また、ショパンのピアノ協奏曲2曲、シューマンの青少年のためのアルバム全曲など、多くのCDを録音している。

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