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©Priska Ketterer

2023年 916日(土)

14:00開演(13:15開場) 16:00終演予定

Saturday 16 September 2023, 14:00

ハインツ・ホリガー
オーボエ・リサイタル

Heinz Holliger Oboe Recital

公演時間 Duration:
約120分
休憩 Intermission:
あり(約20分)
料金 Ticket Prices:
S¥6,000  A¥5,500 
book now DL

84歳を迎えたオーボエの巨匠、未来への探求はまだまだ続く。

誰もが知る「オーボエの神様」、4年ぶりの来日が実現!
今や84歳となり、なお指揮・作曲・オーボエ演奏と精力的な活動を続けるホリガーは、フィリアホールでも数度の登場のたびに、聴衆に新鮮な衝撃を与え続けてきました。直近の来日公演では独特な室内楽編成での登場が続いていましたが、今回は実にオーソドックスなピアノとのデュオ。プログラムのテーマは「フランス音楽の世界~ホリガーの初期の作品と近年の作品とともに」。オーボエのための名作が多数生まれた20世紀フランス作品と自作という組合せは9年前の来日リサイタルに近いですが、今回注目すべきは、1950年後半にホリガーがまだ10~20代の頃(!)に作曲した2曲、特に「ピアノとオーボエのためのソナタ」という未発表曲(!)が含まれていること。これら「若書き」の作品と、ごく直近で自らが生み出した楽曲を、20世紀初頭のサン=サーンスからラヴェル、その次世代のメシアン&ジョリヴェ作品と並べることの意味…それは、作曲家としてのホリガー自身を、大いなる歴史の一つに位置付ける試みなのでしょうか? 想像を喚起させられるプログラムです。今後来日の機会もおそらく限られてくるであろう偉大な巨匠が、ひとつの「正統」に立ち返る貴重なステージ。ぜひお聴き逃しなく。

料金Ticket Prices

S¥6,000 A¥5,500

U25¥2,000

ホールメンバーズ先行予約期間On sale dates: Members

2022年3月12日(日)11:00~3月14日(火)18:00 ※Web・FAX・郵送のみ

一般発売On sale dates: General

2023年4月9日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付

■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。 
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。 
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない諸手数料等は、公演の中止・延期等における
 チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。

チケット取扱Booking

フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)

主催

フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)

協賛

東急株式会社

出演者Performers

オーボエ◎ハインツ・ホリガー
ピアノ◎アントン・ケルニャック

Heinz Holliger, oboe
Anton Kernjak, piano

※当初の発表から出演者が変更になっておりますのでご了承ください。

プログラムProgramme

フランス音楽の世界 ~ホリガーの初期の作品と近年の作品とともに

ラヴェル◎オーボエとピアノのための2つの小品:
 ハバネラ形式の小品(1907)/カディッシュ(1914)
Maurice Ravel(1875-1937): Pièce en forme de Habanera (1907) / Kaddisch (1914)
メシアン◎オーボエとピアノのための2つの小品:
 ヴォカリーズ・エチュード(1935)/初見視奏曲(1942)
Olivier Messiaen(1908-1992): Vocalise-Etude(1935)/ Morceau de Lecture(1942)
ホリガー◎ライフライン ~クララ・ハスキルへのオマージュ(2020/21) ●ピアノ・ソロ
Heinz Holliger(*1939): -Lebenslinien- for piano solo(2020/21)(Hommage à Clara Haskil)
ホリガー◎コン・ソラシオ(2018)●オーボエ・ソロ
Heinz Holliger: Con slancio for oboe solo (2018)

=====

ホリガー◎オーボエとピアノのためのソナタ(1957・未発表曲)
Heinz Holliger: Sonata for oboe and piano (1957: unpublished)
ホリガー◎ピアノのためのソナチナ(1958) ●ピアノ・ソロ
Heinz Holliger: Sonatina for piano (1958)
ジョリヴェ◎オリノコ川の丸木舟を操る人の歌(1953)
André Jolivet(1905-1974): Chant des piroguiers de l’Orénoque, for oboe and piano(1953)
サン=サーンス◎うぐいす(1892)
Camille Saint-Saëns(1835-1921): Le Rossignol for oboe and piano(1892)
ラヴェル(D.ヴァルター編)◎ソナチナ(1903-05 オーボエとピアノによる演奏)
Maurice Ravel(1875-1937): Sonatina (1903-05 Trans. for oboe and piano by David Walter)

プロフィールProfile

©Priska Ketterer

ハインツ・ホリガー(オーボエ・指揮・作曲) Heinz Holliger, oboe

ハインツ・ホリガーは、現代において最も多才で非凡な音楽家の一人である。
ジュネーブ、ミュンヘン両国際音楽コンクールで優勝を果たし国際的演奏家として比類ないキャリアをスタートさせたホリガーは、世界中の主要コンサートホールで演奏してきた。作曲家、演奏家双方の活躍を通じて、オーボエの技術的な可能性を広げた功績は大きく、現代を代表する数々の作曲家たちから作品を献呈されている。
スイス音楽家協会作曲家賞、チューリッヒ大学およびバーゼル大学の名誉博士号など多くの栄誉や賞を受賞。2015年スイス音楽大賞を、2022年ドイツ・マインツ市科学アカデミー シューマン賞を受賞。2016年米国芸術科学アカデミー外国人名誉会員に選出される。
指揮者として、世界の一流オーケストラ、アンサンブルと共演しているホリガーはまた、作曲家としても世界各地からオファーが途絶えることが無く、作品はショット・ミュージック・インターナショナル社から出版されている。ロベルト・ヴァルザー著 小劇「白雪姫」をモチーフに作曲したオペラはチューリッヒ歌劇場で上演、国際的に大きな注目を浴びた。また2018年には新作オペラ『ルネア』をチューリッヒ歌劇場が制作、旺盛な作曲意欲は留まることを知らない。オーボエ奏者、指揮者、作曲家として、テルデック、 フィリップス、ECM、SWR/Hänssler、Auditeから多数の録音を発表。2022年にはハインツ・ホリガー自身のオペラ「ルネア」がECMからリリースされた。

アントン・ケルニャック(ピアノ) Anton Kernjak, piano

スロヴェニア系オーストリア人の家庭に育つ。優れた室内楽奏者として、ヨーロッパ各地、カナダ、アメリカ、日本でさまざまな演奏家と共演、チューリッヒ・トーンハレ、ベルリン・コンツェルトハウス、ケルンWDR、ウィグモアホール、カーネギーホールなど世界各地で演奏している。
チェリスト アニタ・ロイツィンガーとデュオを結成、定期的に共演している。また、スイス人作曲家ローランド・モーザー、ユーグ・ヴィッテンバッハ、ハインツ・ホリガーとのコラボレーションをライフワークの一つにしてる。ハインツ・ホリガーとはデュオやトリオの様々など様々な室内楽を共演、ラジオ、CDに録音。ECMからリリースされるCDには、オーボエとピアノのためのフランス音楽作品を収録。2009年よりバーゼル音楽大学で教鞭を執っており、現在は室内楽の教授を務めている。クリストフ・リースケ、ルドルフ・ブッフビンダー、ギョルジ・クルタークに師事、著名なハンガリー人教師フェレンツ・ラドシュのもとで長年に渡って研鑽を積んだ。

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