チェロの名匠・山崎伸子が躍進する若きアーティストを紹介する「未来に繋ぐ室内楽」シリーズ。今回は世界最高峰の室内楽コンクール・ARDミュンヘン国際音楽コンクール 2022年弦楽四重奏部門で第2位&聴衆賞を獲得した「クァルテット・インテグラ」が「再」登場です。そう、実は彼らは初登場ではなく、同シリーズ記念すべき第1回に登場した「クァルテット・トイトイ」なのです!(2019年改名)
前回も結成2年目にして、確かな才覚を感じさせる鮮やかな演奏を披露し、聴衆に大いに今後の期待を持たせた彼らですが、国内外でたゆまない研鑽を積むことでその期待に見事に応え、今回の入賞を機に、さらなる大きな世界の空に飛び立とうとしています。「統合(インテグラ)」の名にふさわしい、あらゆる要素が高水準に「統合」された、極上の緻密なアンサンブル…ぜひお楽しみに!
プロデューサー・山崎伸子氏からのメッセージ
約2年ぶりのシリーズ再開の第1弾は、第1回に出演したクァルテット・インテグラです。
あれから7年。その間カルテットで留学し、そしてバルトークコンクールで優勝、ミュンヘンコンクール第2位と聴衆賞受賞等々、素晴らしい成果を出してフィリアホールに戻って参りました。曲はハイドンから始まり、後半は彼らのたっての希望で私も参加するシューベルトの弦楽五重奏曲です。どうぞ彼らの成長を楽しみにご来場ください。
山崎伸子
全席指定¥2,000 学生¥1,000
FAX・郵送◎2023年6月13日(火)18:00必着
Web◎2023年6月11日(日)11:00~6月13日(火)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2023年7月9日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
【★出演メンバー変更のお知らせ(11/9)】
都合により、クァルテット・インテグラのメンバー(チェロ)が交代することとなりました。本公演では築地杏里に代わり、パク・イェウンが出演いたします。パク・イェウンのプロフィールはこちらをご覧ください。何卒ご理解・ご了承いただきますよう、お願い申し上げます。
クァルテット・インテグラ
ヴァイオリン◎三澤響果、菊野凛太郎
ヴィオラ◎山本一輝
★チェロ◎パク・イェウン
共演◎山崎伸子(チェロ)
Quartet Integra
Misawa Kyoka, violin
Kikuno Rintaro, violin
Yamamoto Itsuki, viola
★Ye Un Park, cello
Yamazaki Nobuko, cello
ハイドン◎弦楽四重奏曲 ロ短調 Hob.III:37/Op.33-1
バルトーク◎弦楽四重奏曲 第2番 Sz.67/Op.17
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シューベルト◎弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
(共演:山崎伸子(チェロ))
Franz Joseph Haydn: String Quartet in b minor, Hob.III:37, Op.33-1
Béla Bartók: String Quartet No.2, Sz.67/Op.17
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Franz Schubert: String Quintet in C Major, D956
★全演奏曲目が決定いたしました。(8/18)
三澤響果(Vn.) 菊野凜太郎(Vn.) 山本一輝(Va.) ★築地杏里( Vc.)
Misawa Kyoka(Vn.) Kikuno Rintaro(Vn.) Yamamoto Itsuki(Va.) Tsukiji Anri(Vc.)
★本公演では築地杏里に代わり、パク・イェウンが出演いたします。
2015年桐朋学園に在学中に結成。第71回ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門 第2位&聴衆賞受賞。バルトーク国際コンクール弦楽四重奏部門第1位。第8回秋吉台音楽コンクール弦楽四重奏部門第1位、ベートーヴェン賞、山口県知事賞(グランプリ)を受賞。キジアーナ音楽院夏期マスタークラスにて、最も優秀な弦楽四重奏団に贈られる “Banca Monte dei Paschi di Siena” Prizeを二度に渡り受賞。国内では全国各地でリサイタルを行い、2023年1月から第一生命ホールにてベートーヴェン、バルトーク、ブラームスを取り上げたリサイタルシリーズが始まった。国外では2023年から24年にかけてニューヨーク、サンディエゴ、ナポリ、フランクフルト等でのリサイタルが予定されている。磯村和英、山崎伸子、マーティン・ビーヴァー、クライヴ・グリーンスミスに師事。 桐朋学園を経て、サントリーホール室内楽アカデミーを修了し、現在ロサンゼルスのコルバーン・スクールにレジデンス・アーティストとして在籍。
広島生まれ。桐朋女子高等学校音楽科、同大学音楽学部卒業。齋藤秀雄、レイヌ・フラショー、堤剛、安田謙一郎、藤原真理各氏に師事。第1回民音室内楽コンクール第1位、第44回日本音楽コンクール・チェロ部門第1位。卒業後、文化庁海外派遣研修員として、2年間ジュネーブでピエール・フルニエに師事。日本国内の主要オーケストラとの共演のほか、カザルスホール・チェロ連続リサイタルへの出演、プレアデス・ストリング・クァルテット主軸としてベートーヴェンの弦楽四重奏全曲に取り組むなど、卓越した音楽性を発揮している。2007年から10年間にわたり、チェロ・ソナタの代表曲を網羅したリサイタルシリーズを展開。またこのシリーズと平行して、チェロ・リサイタルVol.1がリリース(ナミ・レコード)。同シリーズのチェロ・リサイタルVol.4が「2011年度第49回レコード・アカデミー賞 室内楽曲部門」を受賞。1987年「村松賞」、「グローバル音楽賞第1回奨励賞」受賞。2012年度「東燃ゼネラル音楽賞」(旧:エクソンモービル音楽賞)奨励賞受賞。現在、桐朋学園大学特任教授、東京藝術大学名誉教授。
2003年生まれ。12歳の時に韓国のクムホ神童コンサート・シリーズでデビュー。
5歳からチェロを学び始め、イェオン・アーツ・スクールにてオ・ジヒョンに学んだ。14歳でコルバーン音楽院に進み、クライヴ・グリーンスミスに師事する。
韓国の複数の主要なコンクールで優勝し、国際コンクールでも頭角を現しており、2022年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでは最年少の出場者であった。室内音楽奏者としても活動しており、ジャン=イヴ・ティボーデ、オリオン・ワイス、クライヴ・グリーンスミス、レイ・チェン、アンディ・アキホ、ドーヴァー弦楽四重奏団と共演している。また、2023年キジアーナ音楽院において「ロータリー・クラブ・シエナ」賞を受賞したトリオ・アズーラの創立メンバーであった。
現在はコルバーン音楽院の学士課程でクライヴ・グリーンスミスに学んでいる。