フィリアホール初登場となる、ルクセンブルク出身の異才ピアニスト、フランチェスコ・トリスターノ。今や角野隼斗をはじめクラシックとジャズやポピュラーを越境する音楽家は世界的にも珍しくありませんが、トリスターノのような、ピアノという楽器一つでクラシック、ジャズ、そしてテクノ・ミュージック業界を自在に渡り歩き、その全ての領域を高いレヴェルで手中に収める音楽家にして先駆者は、未だ稀といえましょう。
今回の公演のプログラムは、まさに彼を知り、その真価を聴くにうってつけ。彼が愛しライフワークとするバロック時代のバッハ&フレスコバルディ、20世紀のストラヴィンスキー、そして清澄でリリックな自作…という組合せから生まれる独自の世界観は、トリスターノにしか創れない唯一無二の、そしてその活動を現すスローガン「音楽は音楽(Music is music)」を体感するに相応しいものです。耳の肥えたクラシック・ファンにもそうでない方にも説得力を持って迫る、冴え渡るピアニズム、存分にお楽しみあれ。
トリスターノ氏より演奏動画とメッセージをいただきました!
J.S.バッハ◎フランス組曲 第1番 ニ短調 BWV812より"メヌエット"(YouTubeショート)
↓動画は以下リンクをクリック
https://www.youtube.com/shorts/Nm43R-b5B9E
S¥5,000 A¥4,500
FAX・郵送◎2024年3月11日(月)18:00必着
Web◎2024年3月9日(土)11:00~3月11日(月)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2024年4月13日(土)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
ピアノ◎フランチェスコ・トリスターノ
Francesco Tristano, Piano
J.S.バッハ◎
フランス組曲 第1番 ニ短調 BWV812
パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826
イギリス組曲 第3番 ト短調 BWV808
フレスコバルディ◎
トッカータ集 第2集より 第4,9,8番
フランチェスコ・トリスターノ◎
セルペンティーナ
RSのためのアリア
トッカータ
ストラヴィンスキー◎
タンゴ
ペトルーシュカからの3章
J.S.Bach:
French Suite No.1 in d minor, BWV812
Partita No.2 in c minor, BWV826
English Suite No.3 in g minor, BWV808
Girolamo Frescobaldi:
from the second book of Toccata: No.4, 9, 8
Francesco Tristano:
Serpentina
Aria for RS
Toccata
Igor Stravinsky:
Tango
3 movements from Petrushka
1981年ルクセンブルク生まれ。バロック音楽、現代音楽、テクノ音楽、自作のレパートリーで世界中を駆け巡り、またJ.S.バッハのピアノ作品全録音という意欲的なプロジェクトを続けながら、一方で電子音楽レーベルにダンス・アルバムの録音活動をしている。
2004年のオルレアン(フランス)20世紀音楽国際ピアノコンクールで優勝、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ・フェスティヴァル、ルール・ピアノ・フェスティヴァル等著名な音楽祭に招待される。また一方テクノ音楽の活動では、デトロイト・テクノの偉人カール・クレイグから世界各地での公演に数多く招待され共演。2001年の初レコーディングではバッハの「ゴルトベルク変奏曲」を録音。
2010年3月、ユニバーサル・クラシック&ジャズ(ドイツ)と専属契約を結び、翌年3月ドイツ・グラモフォンから「bachCage」をリリース。2012年3月、京都コンサートホールでドイツ・グラモフォンCD第2弾「Long Walk」を録音、9月にリリース。2014年6月、アリス=紗良・オットとのピアノ・デュオのアルバム「スキャンダル」をリリース。2016年3月、ライプツィッヒで自作のピアノ協奏曲「Island Nation」をクリスチャン・ヤルヴィ指揮MDR交響楽団と世界初演、2017年11月すみだトリフォニーホールで、同曲をクリスチャン・ヤルヴィ指揮新日本フィルハーモニー交響楽団と日本初演する。さらに同12月には、坂本龍一の招きでグレン・グールド生誕85周年「Glenn Gould Gathering」プロジェクト(会場:草月ホール)に参加、グレン・グールドが作曲した曲等を演奏する。2017年、ソニー・クラシカルと録音契約を結び、「ピアノ・サークル・ソングス」(2017)、「東京ストーリーズ」(2019)、「オン・アーリー・ミュージック」(2022)をリリース。2023年10月、フランチェスコ・トリスターノの録音を出版するために新しく設立されたレーベル“intothefuture”からバッハの「イギリス組曲」をリリースする。
2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の番組終わりの大河紀行で、フランチェスコ・トリスターノのピアノ演奏が流れた。