フランス生まれの若き鍵盤楽器奏者が紡ぎ上げる、躍動的でドラマティックな
「アフター・バッハ→モーツァルト」!
「古楽界のショパン・コンクール」とも称される、ベルギー・ブルージュで開催されるブルージュ国際古楽コンクール。マクシム・エメリャニチェフ、フランチェスコ・コルティ、ジャン・ロンドー、バンジャマン・アラール、川口成彦、そして前回優勝者のマチェイ・スクシェチュコフスキなど注目の鍵盤奏者を次々に生む名門が輩出した、新たな一人の優れた奏者をご紹介します。
フランス生まれのジュスタン・テイラーは2015年同コンクール優勝者。既に2回の来日で、精密なテクニック、躍動的な表現で、高い評価を得ています。ただこれまでの来日はいずれもチェンバロの演奏、今回のフィリアホールでは、日本初になるフォルテピアノ・リサイタルであることにまずご注目を!しかもプログラムは、テイラー氏本人が熟考の上提案した、いうなれば「バッハ以降からモーツァルトへ」とも表現できそうな、非常に興味深くも魅力的なもの。
モーツァルトから始まりモーツァルトに戻る…ニューイヤーにふさわしい、典雅にしてドラマティックな音楽を、時代楽器で聴く新年、ぜひお楽しみに!
【使用予定フォルテピアノ】
ワルター [梅岡楽器サービス所蔵]
Anton Walter モデル(ウィーン 1800年頃)Paul McNulty 2002年作
モーツァルトが所有していたメーカーとして有名なワルターのモデル。18世紀末の代表的なウィーン式メカニックのフォルテピアノ。
※音域は5オクターブ半に拡張
S¥4,500 A¥4,000
FAX・郵送◎2024年9月10日(火)18:00必着
Web◎2024年9月8日(日)11:00~9月10日(火)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2024年10月6日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
東急株式会社
フォルテピアノ◎ジュスタン・テイラー
Justin Taylor, fortepiano
モーツァルト◎
組曲 ハ長調 K.399
セレナータ『アルバのアスカーニョ』のためのバレエ音楽より 第3、8番
J.C. バッハ◎
ソナタ第6番 ハ短調 Op. 5
ハイドン◎
ソナタ 第38番 ヘ長調 Hob.XVI:23 op.13-3
C.P.E.バッハ◎
『ラ・フォリア』による12の変奏曲
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モーツァルト◎
ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K.545
「アダージョ・カンタービレ」~ピアノ・ソナタ 第6番 ニ長調 K.284 第3楽章「主題と変奏」第11変奏
幻想曲 ニ短調 K.397(385g)
ピアノ・ソナタ 第9番 ニ長調 K. 311
Wolfgang Amadeus Mozart:
Suite in C Major, K.399
Ballettmusik aus "Asciano in Alba", K.111 - No.3, 8
Johann Christian Bach:
Sonata in c minor op.5 n°6
Joseph Haydn:
Sonata in F Hob. XVI:23
Carl Philipp Emanuel Bach:
12 Variations über die Folie d'Espagne
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Wolfgang Amadeus Mozart:
Sonata in C Major, K.545
Sonata in D Major, K.284 - Variation XI. Adagio cantabile
Fantasie in d minor, K.397(385g)
Sonata in D Major, K.311
ジュスタン・テイラーは2015年に、23歳の若さで、ブルージュ国際古楽コンクール・チェンバロ部門で優勝および聴衆賞ほか2つの特別賞を受賞した。
テイラーは11歳から故郷のアンジェでピアノとチェンバロを学び、その後、パリでチェンバロをオリヴィエ・ボーモン、ブランディーヌ・ラヌーに師事。またピアノをロジェ・ムラロに学んだ。
アルファ・レーベルと専属契約を締結し、「ラモーの一族」「フォルクレ父子」など、10以上のレコーディングを行い、これまでにショック賞、グラモフォン誌の“エディターズ・チョイス”などさまざまな賞を受賞。2018年にはドイツ・グラモフォンの「バッハ333」シリーズで2枚組のCDをリリースした。
ソロ・チェンバロ奏者として近年、パリのフィルハーモニー、ルーヴル美術館、ブリュッセル、ロック・ダンテロン音楽祭、ナントのラ・フォルジュルネ音楽祭、アントワープ、バルセロナ、ロンドン、ルツェルン、ワシントンDCなどで公演を行い、またソリストとして、コンツェルト・ケルン、イール・ド・フランス国立管弦楽団、ワロニー室内管弦楽団、ジュネーヴ室内管弦楽団、マンハイム・フィルハーモニー管弦楽団などと共演している。室内アンサンブル「ル・コンソート」の一員としても活躍を続けており、2017年にロワール国際古楽コンクールで優勝したほか、メゾ・ソプラノのエヴァ・ザイシクと共にアルファ・レーベルからリリースしたデビューCDはさまざまな賞を受賞。2019年9月にはダンドリューのトリオ・ソナタを集めたCD「Opus1」をリリースした。