サクソフォン愛好家なら誰もが知る日本人奏者を挙げるなら、須川展也は間違いなく筆頭に上るでしょう。まろやかで美しい音色、精密かつダイナミックな表現、ソロ・アンサンブル・吹奏楽それぞれの分野での極めて高水準な活動、そしてサックスのための多数の新曲委嘱…。まさに須川は日本国内のみならず世界のサクソフォンの歴史を切り拓いてきた先駆者なのです。
彼のサクソフォン演奏には大きな特徴があります。それは、凡百の奏者に到達できないレヴェルの音楽に至りながら、決して聴衆を突き放さない親しみやすさが常に感じられること。この稀有な個性は、きっと彼の活動を支えてきた歴史から生まれてきたものなのでしょう。
今回はソロと、フィリアホールで結成された須川の薫陶を受けた次世代奏者たちによるサックス・バンドとのアンサンブルというプログラム。耳馴染みのある曲もない曲も楽しめる、エキサイティングなステージにご期待ください!
【関連企画】※演奏参加申込は締切りました
須川展也&フィリア・サックス・バンド
サックス・アンサンブル・ワークショップ
2020年に引き続き開催決定!
須川展也氏&フィリア・サックス・バンドのメンバーと一緒に、
フィリアホールのステージで一緒にサックスを演奏してみませんか?
【日時】
ワークショップは2日間行います。
第1回:2025年1月16日(木)18:30~21:30
第2回:2025年1月23日(木)18:30~21:30
※両回ともワークショップは聴講を一般公開します。
(入場無料・事前申込不要/未就学児入場不可)
※ステージでの演奏参加は事前申込が必要です。
★1/25「須川展也サクソフォン・リサイタル」への出演は
ありません(ワークショップのみで完結)。何卒ご了承ください。
【会場】
フィリアホール 舞台上
【講師】
須川展也(サクソフォン奏者)
フィリア・サックス・バンドのメンバー
【参加資格】
・中学生以上のサクソフォン演奏経験者。
・1/16と1/23のワークショップに両日参加できる方。
【定員】
計40名前後
(ソプラノ・アルト・テナー・バリトンパート 各10名程度目安)
※先着順に受付し、定員に達し次第締め切ります。
※楽器は参加者自身でご持参ください。
【演奏曲目】
酒井格:たなばた(作曲者自身によるサクソフォン・アンサンブル版)
(指揮:須川展也)
【参加費用等】
1/25(土) 「須川展也サクソフォン・リサイタル with
フィリア・サックス・バンド」のコンサートチケットを購入済みの方
…無料参加可
1/25チケットをお持ちでない方
…1名につき参加費3,000円
(税込・2回通しの料金)
※ワークショップ1日目の当日に受付でお支払ください。現金のみ
★お申込の方へは、順次、フィリアホールからご案内をお送りします。
★演奏曲目の楽譜はフィリアホールより送付します(11月下旬以降予定)。
【申込方法】
「ワークショップ参加申込書」をダウンロード・印刷し、
所定項目を記入の上、ホール宛てに郵送、FAX(045-985-8560)、
ホール窓口までご提出いただくか、
こちらのメールアドレスにお申込ください。
※申込は締め切りました。当日客席での聴講は可能です(自由席・入場無料・事前申込不要/未就学児入場不可)(1/6)
郵送・FAX◎2024年6月10日(月)18:00必着
Web◎2024年6月8日(土)11:00~6月10日(月)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2024年7月7日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
東急株式会社
サクソフォン◎須川展也
ピアノ◎小柳美奈子
フィリア・サックス・バンド◎
加藤里志、木村有沙、金野龍篤、塩塚 純、
諏訪直風、髙橋龍之介、放生幹也、★堤 華奈
SUGAWA Nobuya, Saxophone
KOYANAGI Minako, Piano
PHILIA SAX BAND:
KATO Satoshi, KIMURA Arisa, KONNO Ryuto, SHIOZUKA Jun,
SUWA Naokaze, TAKAHASHI Ryunosuke, ★TSUTSUMI Hana, HOJO Mikiya
★諸事情により、出演者の変更が生じました。何卒ご了承ください。(11/5)
《第1部:須川展也ソロ・ステージ》
アイルランド民謡◎ロンドンデリーの歌
J.S. バッハ◎シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番より)
イベール◎間奏曲
J. ガーランド/G. ミラー/J. ウィナー◎レガシー・オブ・グレンミラー
《第2部:サックス・バンド・ステージ》
星出尚志◎ブラボー・サックス!
ラヴェル◎亡き王女のためのパヴァーヌ
挾間美帆編◎アメージング・グレース
三浦秀秋編◎ラテンメドレー
★予定曲目を更新いたしました。一部曲目が当初の発表から変更となっておりますのでご了承ください。(10/23)
日本が世界に誇るクラシカル・サクソフォン奏者。長きにわたり、現代を代表する作曲家への委嘱を継続し、クラシカル・サクソフォンのレパートリーを開拓し続けている。国内外の著名オーケストラと多数共演。30ヶ国以上で公演やマスタークラスを行う。東京藝術大学卒業。第51回日本音楽コンクール、第1回日本管打楽器コンクール最高位受賞。02年NHK連続テレビ小説「さくら」テーマ曲演奏。最新CD「バッハ・シークェンス」は文化庁芸術祭優秀賞を受賞。東京佼成ウインドオーケストラ・コンサートマスター(89-10年)、ヤマハ吹奏楽団常任指揮者(07-20年)を歴任。トルヴェール・クヮルテットのメンバー。東京藝術大学招聘教授、京都市立芸術大学客員教授。
東京藝術大学卒業。伴奏のイメージを変えてしまう、アンサンブル・ピアニスト。様々な奏者の呼吸の機微を読み取り、それに寄り添うしなやかな感性を数多くのリサイタル、レコーディングで発揮。吉松隆「サイバーバード協奏曲」の準ソリストとしてフィルハーモニア管とも共演。パーカッションの山口多嘉子とのデュオ「パ・ドゥ・シャ」で、吉松隆氏の作品を収めたCDを発表。欧州やアジア諸国での演奏も多く、いずれも高い評価を集めている。須川展也、トルヴェール・クヮルテットの共演者としてのキャリアも長く、多くの録音に参加。トリオ「YaS-375」メンバー。ピアノを安川加寿子、梅谷進、秦はるひ、今井正代、長谷川玲子、本村久子の各氏に師事。