6年にわたるドビュッシー・シリーズ、ついに終幕へ。
2019年12月から始まった、三浦友理枝ドビュッシー・ピアノソロ作品全曲演奏会シリーズも、今回でついに最終回を迎えます。1年おきに、実に6年間にわたってドビュッシーの独創的な音世界に新たな姿を投げかけてきた彼女の挑戦、いよいよ晩年のドビュッシーの作品をご紹介します。
ドビュッシーはフランスのみならず世界的に、19世紀と20世紀の音楽の橋渡しをした作曲家として知られていますが、今回ご紹介する晩年の作品はまさに「20世紀」側の世界に足を踏み入れた作品たち。未だ十分に知られているとは言えない重要な作品「12の練習曲」をはじめとする諸作品群は、いよいよ調性のくびきから解き放たれ、より自由な音楽、自由な表現を追い求めたドビュッシーが、人生の最後にたどり着いた境地を示しています。その後の20世紀音楽の軌跡にも思いを馳せながら、才媛が放つ新たな作品の姿にご期待ください。
FAX・郵送◎2025年6月16日(月)18:00必着
Web◎2025年6月14日(土)11:00~6月16日(月)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2025年7月13日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない一部諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
東急株式会社
ピアノ◎三浦友理枝
MIURA Yurie - Piano
ドビュッシー◎
英雄の子守歌
悲歌(エレジー)
燃える炭火に照らされた夕べ
アルバムのページ(負傷者の服のための小品)
6つの古代碑銘(エピグラフ)*ピアノ・ソロ版
12の練習曲
Claude Debussy:
Berceuse héroïque
Elégie
Les soirs illuminés par l'ardeur du charbon
Page d'album (Pièce pour le vêtement du blessé)
6 Épigraphes antiques
Douze Études pour piano
05年英国王立音楽院大学課程を首席で卒業。07年同音楽院・修士課程を首席で修了。01年「第47回マリア・カナルス国際音楽コンクール」ピアノ部門第1位。06年9月には「第15回リーズ国際ピアノコンクール」にて特別賞を受賞。02年ロンドン・ソロイスツ室内オーケストラとの共演でロンドンデビュー。これまでに国内主要オーケストラのほか、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ロンドン・ソロイスツ室内オーケストラ、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、ベルリン・カンマーシンフォニー、カイロ交響楽団などと共演。10年東京オペラシティ主催リサイタルシリーズ「B→C」に出演、15年にはフィリアホールにて「ラヴェル・ピアノ作品全曲演奏会」を行うなど注目を浴び続けている。室内楽ではオランダ人ヴァイオリニストのシモーネ・ラムスマとエルガーのCDをリリース(NAXOS)、イギリス、オランダ等でコンサート・ツアーも行った。また、09年に川久保賜紀(ヴァイオリン)、遠藤真理(チェロ)とのピアノ・トリオ、15年にはソリスト達で構成される木管アンサンブル「東京六人組」結成など積極的な活動を展開している。
エイベックス・クラシックスより6枚のソロCDをリリース、「ショパン:24 のプレリュード」「ミニアチュアーズ」「バラード&スケルツォ」は「レコード芸術」(音楽之友社)で特選盤に選ばれている。
2016年、第26回新日鉄住金音楽賞〈フレッシュアーティスト賞〉を受賞した。