静謐と情熱が交わる、熟練のデュオ。
1980年ショパン国際ピアノコンクール優勝以来、詩情と知性に満ちた音楽で世界を魅了してきたピアニスト、ダン・タイ・ソン。近年はブルース・リウ、エリック・ルーなど門下生の活躍により、異なる側面でも注目を集める彼ですが、2012年以来14年ぶりにフィリアホール2回目の登場を果たします。今回はソロとともに、長年の盟友であるポーランドの名ピアニスト、エヴァ・ポブウォツカ(くしくも直近のショパンコンクールで同じく審査員を務めました!)とのピアノ・デュオの両側面から、ピアノ音楽の深淵に迫ります。
モンポウの内省、ショパンの詩情、シューベルトの透明なロンド、夢見るようなラヴェル、そしてプーランクの峻厳かつ洒脱な2台ピアノ作品…。熟練の芸術家たちが交わす一音一音が静かな輝きを放ちます。円熟したアーティストたちだけが到達できる「極」の境地を、500席の親密な空間で…。
S¥9,500 A¥9,000
FAX・郵送◎2025年12月9日(火)18:00必着
Web◎2025年12月7日(日)11:00~12月9日(火)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2026年1月11日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない一部諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
東急株式会社
ピアノ◎ダン・タイ・ソン、エヴァ・ポブウォツカ
Dang Thai Son - Piano
Ewa Pobłocka - Piano
【ダン・タイ・ソン ソロ】
モンポウ◎
前奏曲 第1、7 番
「風景」より 湖
「歌と踊り」第8番
ショパン◎
ノクターン 変ロ短調 Op.9-1
ポロネーズ 嬰ハ短調 Op.26-1
3つのマズルカ Op.50
バラード 第1番 ト短調 Op.23
【ダン・タイ・ソン&エヴァ・ポブウォツカ デュオ】
シューベルト◎
ロンド イ長調 D951/Op.107(連弾)
ラヴェル◎
マ・メール・ロワ(連弾)
プーランク◎
2台のピアノのためのソナタ
2台のピアノのためのエレジー
「仮面舞踏会」の終曲によるカプリッチョ
"Dang Thai Son: Solo"
Federico Mompou:
Prelude No.1 / 7
from “Paisajes” - El lago
Canciones y danzas No.8
Fryderyk Chopin:
Nocturne in b-flat minor, Op.9-1
Polonaise in c-sharp minor, Op.26-1
3 Mazurkas, Op.50
Ballade No.1 in g minor, Op.23
"Duo with Ewa Pobłocka"
Franz Schubert:
Rondo in A Major, D951/Op.107
Maurice Ravel:
Ma Mère l'Oye
Francis Poulenc:
Sonate pour 2 pianos
Élégie pour 2 pianos
Capriccio d'apres le final du 'Le bal masque'
ヴェトナムのハノイに生まれ、モスクワ音楽院に学ぶ。1980年ショパン国際ピアノコンクールで数々の特別賞とともに優勝し、アジア出身の初の快挙として大きな注目を集めた。以降、リンカーン・センター、サル・プレイエル、ムジークフェラインなど、世界40カ国以上の檜舞台で活躍を続ける。これまで、レニングラード・フィル、モントリオール響、BBCフィル、プラハ響、パリ管など世界のトップ・オーケストラと、また、マリナー、ヤンソンス、パーヴォ・ヤルヴィ、アシュケナージをはじめとする著名指揮者と共演を重ねている。CDはドイツ・グラモフォン、ソニー、ビクターエンタテインメントなどから数々の名盤をリリース。2018年、ポーランドの文化および、国家遺産に対しての貢献者に贈られる最高位の顕彰である、「文化功労勲章」金章を受章。現在、オバーリン音楽院(米国)、モントリオール大学にて教鞭を執り、ワルシャワでのショパン国際ピアノ・コンクールをはじめ、多くの世界的コンクールで優勝者を輩出、また、審査員を務めるなど、次代のピアニストの育成にも注力している。カナダ在住。
1980年ショパン国際ピアノコンクール第5位入賞およびマズルカ賞受賞。ヴィオッティ国際音楽コンクール、ボルドー国際コンクール優勝。世界各国でソリストとしてのみならず優れた室内楽奏者としても演奏活動を展開。ポーランド現代作曲家の作品を数多く初演し、世界初録音も手がける。ドイツ・グラモフォン、ポルスキエ・ナグラニア、CDアコード、ベアルトンなどのレーベルから計50枚を超える録音を発売。また、ショパンの時代のフォルテピアノによる演奏・録音にも取り組む。バッハの《平均律クラヴィーア曲集》全2巻を録音した初のポーランド人ピアニストで、近年は同作品によるリサイタル・シリーズをヨーロッパ各地で開催。教育者としてもビドゴシチ音楽アカデミーで教鞭を執るほか、世界各地でマスタークラスを開催。ショパン、ルービンシュタイン、浜松、エトリンゲンなど、数多くの国際コンクールで審査員を務めている。2021年に初の著書『フォルテ・ピアノ』を出版。2020年よりポーランド国営ラジオにて「Start with Bach」「Bach’s Cases」と題した放送番組を担当。