偉大なる弦楽四重奏団、最後のコンサート。
20世紀から21世紀にかけて、40年以上にわたり「現代における弦楽四重奏の理想」を体現してきた、偉大なる弦楽四重奏団、ハーゲン・クァルテット。ザルツブルクに根ざした確固たる芸術観は、アーノンクールやジェルジ・クルタークとの交流を経て独自の音楽哲学として結実し、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンから現代作品まであらゆる作品において、圧倒的な演奏をもってその哲学を体現してきました。ポリーニ、内田光子、ツィメルマンなどの巨匠たちや、ヴィトマンなど野心的なアーティストとの共演を重ね、室内楽史に深く刻まれてきた彼らの歴史が、この2026年をもってついに幕を閉じます。フィリアホール最後の登場となるこの一日、曲目は熟慮の末に選ばれる予定。
長い、長い旅路の果てに見える光 ―― この一夜は、永遠の記憶となるでしょう。
全席指定¥8,500
FAX・郵送◎2025年12月9日(火)18:00必着
Web◎2025年12月7日(日)11:00~12月9日(火)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2026年1月11日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない一部諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
ハーゲン・クァルテット
ヴァイオリン◎ルーカス・ハーゲン、ライナー・シュミット
ヴィオラ◎ヴェロニカ・ハーゲン
チェロ◎クレメンス・ハーゲン
Hagen Quartett:
Lukas Hagen(Vn.)
Rainer Schmidt(Vn.)
Veronika Hagen(Va.)
Clemens Hagen(Vc.)
曲目未定
※決定次第発表いたします
ルーカス・ハーゲン(Vn.) ライナー・シュミット(Vn.)ヴェロニカ・ハーゲン(Va.) クレメンス・ハーゲン(Vc.)
Lukas Hagen(Vn.), Rainer Schmidt(Vn.),Veronika Hagen(Va.), Clemens Hagen(Vc.)
オーストリア・ザルツブルグ出身のハーゲン・クァルテットは、弦楽奏者の親のもと、音楽的環境の中で育ったルーカス、アンゲリカ、ヴェロニカ、 クレメンスの4人兄弟で結成された。第2ヴァイオリンのアンゲリカがソロ活動に専念するためアネッテ・ビク、そしてライナー・シュミットに交替したが、彼らは皆ザルツブルク・モーツァルテウム・アカデミーで学んでいる。
1981年ロッケンハウス音楽祭で「審査員賞」および「聴衆賞」を受賞、翌年ポーツマス弦楽四重奏コンクールで優勝、ロンドンのウィグモア・ホールにデビュー。83年フランスのエヴィアン国際コンクール、ボルドー音楽祭で立て続けに優勝、84年ザルツブルク音楽祭デビュー、翌年ドイツ・グラモフォンと専属契約を結び多数のCDをリリース。世界屈指の弦楽四重奏団として音楽界をリードしてきた。
ニコラウス・アーノンクール、ジェルジ・クルタークとの出会いは、彼らの音楽的な視野を大きく広げ、大きな財産となっている。また、これまでにマウリッツィオ・ポリーニ、内田光子、ザビーネ・マイヤー、クリスチャン・ツィメルマン、ハインリッヒ・シフ、イェルク・ヴィトマンといった演奏家たちと共演している。
2026年をもって、クァルテットを解散する。