©Óscar Vázquez
Saturday 24 October 2026, 14:00
AMANDINE BEYER & ENSEMBLE GLI INCOGNITI
Vivaldi: "Le Quattro Stagioni (The Four Seasons)” & A Selection of Baroque Masterworks
かつて、ある試聴会で、演奏者の名を伏せたままバロックの名盤を聴き比べる試みが行われました。名だたる巨匠たちの録音が並ぶ中、居合わせた人々が「最も心震える」と選んだのは、当時まだ無名に等しかった一人の奏者――アマンディーヌ・ベイエでした。名声にも、流派にも、時代性にも捉われない、ただ真っ白な心で音に向き合ったとき、人は彼女の音楽に、抗いようのない「真実」を見出すのかもしれません。あれから歳月を経て、今や彼女は古楽の枠を超え、世界中のモダン奏者からも畏敬を集める存在となりました。10年という長い沈黙を破り、ベイエが自身の手で創設した「リ・インコーニティ」と共に、日本の秋へ帰ってきます。プログラムは、彼らの原点であり、生命の讃歌そのものであるヴィヴァルディ。ポジティフ・オルガンとチェンバロが織りなす豊潤な土壌の上で、ベイエのヴァイオリンは地中海の熱い光を放ち、時に激しく、時に慈しむように、生命の移ろいを描き出します。20年の円熟を経て、より純粋な喜びへと昇華された彼女たちの音楽。秋の陽光が琥珀色に深まる10月。フィリアホールに鳴り響くのは、楽譜に閉じ込められた過去の記録ではなく、今この瞬間にしか生まれない生きる喜びなのか…。ぜひ会場でお確かめください!
アマンディーヌの言葉(メッセージ)
親愛なる観客の皆様、親愛なる友人の皆様、私たちリ・インコーニティにとって今年は特別な年です。創立20周年を祝う年だからです!私たちを形作るものは、若さ(精神の!)、情熱(いつものように!)、そしてエネルギーです。決して明るいとは言えない世界情勢に目を背けることなく、アンサンブルは自分たちの最も得意とする分野に焦点を当てることを選びました。それは軽やかさ、気楽さ、エネルギー、幅広い感情、そして豊かな情感を捉え、それらを音楽と深く結びつけて皆様と共有することです。私たちの周りで起こっていることを忘れるためではなく、むしろその逆です。社会に根ざし、現実を真正面から受け止めつつ、内に秘めた優しさ、ユーモア、理解の蓄えを胸に抱いて。
作曲家ゲオルク・ムファットが言うように「幸せに生きる(vivete felici)」。
ぜひ私たちと一緒に楽しみましょう!
Amandine Beyer
アマンディーヌ・ベイエ
全席指定¥6,500
◎メンバーズ先行予約の詳細は、フィリアホールWebサイト、またメンバーズの皆様にお送リしているダイレクトメールをご覧ください。
◎申込状況に応じて購入制限が生じることがありますので、何卒ご了承ください。
FAX・郵送◎2026年6月8日(月)18:00必着
Web◎2026年6月6日(土)11:00~6月8日(月)18:00
※先行予約は電話申込がございません。
2026年7月5日(日)11:00~
■曲目・出演者・料金・発売日等をやむを得ず変更させていただく場合がございます。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券無料サービスはございません。
■車椅子で来場ご希望の方は、チケット申込の際にお申し出ください。
■チケット定価に含まれない一部諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。
■フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
東急株式会社
アマンディーヌ・ベイエ(ソロ・ヴァイオリン、指揮)
Amandine Beyer, solo violin & Director
アンサンブル・リ・インコーニティ(古楽アンサンブル)
Glil ncogniti
ヴァイオリン◎アルバ・ロカ、川久保洋子
Alba Roca, Yoko Kawakubo, violin
ヴィオラ◎マルタ・パラモ
Marta Paramo, viola
チェロ◎マルコ・チェッカート
Marco Ceccato, cello
ヴィオローネ◎バルドメーロ・バルシェーラ
Baldomero Barciela, violone
アーチリュート◎エリアス・コンラッド
Elias Conrad, archlute
チェンバロ&ポジティフ・オルガン◎アンナ・フォンターナ
Anna Fontana, Italian harpsichord + positive organ
《オール・ヴィヴァルディ・プログラム》
協奏曲 ハ長調 RV 114
Concerto in C Major RV 114
リュート協奏曲 ニ長調 RV 93
Concerto for lute in D Major RV 93
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 RV 278
Concerto for violin in e minor RV 278
ヴァイオリン協奏曲集「四季」全曲
“Le Quattro Stagioni”
協奏曲第1番 ホ長調 RV 269「春」
“La Primavera” Concerto Op.8 No.1 in E Major RV 269
協奏曲第2番 ト短調 RV 315「夏」
“L’Estate” Concerto Op.8 No.2 in g minor RV 315
協奏曲第3番 へ長調 RV 293「秋」
“L’Autunno” Concerto Op.8 No.3 in F Major RV 293
協奏曲第4番 へ短調 RV 297「冬」
“L’Inverno” Concerto Op.8 No.4 in f minor RV 297
※当公演のキーボードはチェンバロとポジティフオルガンを使用予定です。
フランス古楽界を代表するバロック・ヴァイオリン奏者。エクス・アン・プロヴァンスでオーレリア・スパダロに師事した後、パリ国立高等音楽院、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムに入学。バンキーニのもとで古楽奏法への研鑽を深め、同時にコワン、ホプキンソン・スミスといった巨匠たちに薫陶を受けた。1998年ボンポルティ国際コンクール、2001年トリノ・ヴィヴァルディ・コンクール入賞。
2006年リ・インコーニティ、2015年にはキットガット・クァルテットを結成。バッハ『無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ』CDが数々の賞を受賞。その後、彼女は振付師ケースマイケル(ローザス・カンパニー)に招かれ、「パルティータ第2番」でダンサーとコラボ、アヴィニョン法王庁宮殿の名誉の中庭で5回の公演後、世界中で80回以上もの公演を行った。ダンスとの共演はその後も続き2018年には、「6つのブランデンブルク協奏曲」でパリ・オペラ座、ブリュッセルのモネ劇場、ベルリン、ニューヨーク、リエージュ、リール、ルクセンブルクなどに出演。2023年、ローザス・カンパニーとビーバーの「ロザリオ・ソナタ」を上演した。室内楽ではピエール・アンタイ、ベザイデンホウト、シュタイアーともたびたび共演。演奏会での数々の名演をくりひろげながら、AlphaおよびZig-Zag、ハルモニア・ムンディに多くの名録音CDを残している。2010年からバーゼル・スコラ・カントルムで、バロック・ヴァイオリン科教授。
バロック、古典派の解釈において世界トップクラスのアンサンブル
アマンディーヌ・ベイエによって2006年に設立。アンサンブルの名前はヴェネツィアの「Accademia degli incogniti(名もなき者たちのアカデミー)」からとられた。響きの実験、新しいレパートリーの探求、「古典」の再発見など、すべての「知られていない」ものに対する興味を養うことにより、インコーニティの名 の精神をさらに取り入れることを試みている。現在、歴史的に裏付けられた解釈において世界トップクラスのアンサンブルの一つに数えられている。
パリ・フィルハーモニー、シャンゼリゼ劇場(フランス)、ウィグモア・ホール(英国)、フィルハーモニー・エッセン(ドイツ)など世界の著名なホールに招かれているほか、国際的なフェスティバルにも多く出演。これまでに16枚のCDをリリース。ディアパソン・ドール、ショック・ド・クラシカ、グラモフォン・エディタズ・チョイスなど多くの賞を受賞。特にヴィヴァルディの『四季』は数週間、フランスのクラシック音楽CDセールスの首位を飾った。最新ディスクは『Bach from Italy』。2016年以来、10年ぶり3回目の来日。次世代への音楽の継承に強い関心を持つリ・インコーニティは、フランスのグラディニャンで若い人を対象に室内楽とボディワークのアカデミーを開催している。