Fhilia Hall
土曜ソワレシリーズ 第269回

吉野直子&ラデク・バボラーク 
ハープ&ホルン

【日時】2017年11月25日(土)17:00開演    

夢の世界へ導く、まばゆく優しい黄金の響き。

 

吉野&バボラーク(200x200)(C)Akira Muto.jpg

ハープ◎吉野直子 NAOKO YOSHINO
ホルン◎ラデク・バボラーク RADEK BABORÁK

世界を代表するハープ奏者・吉野直子と、ベルリン・フィル元首席、同じく世界を代表する活躍するホルン奏者、ラデク・バボラーク。この二人の豪華共演が実現!圧倒的な才能が紡ぐ、精妙な音の絵...憂愁も喜びも兼ね備える表現の深さは、この二人でなければ実現不可能!

 

プログラム

クルフト(守山光三編):ホルン・ソナタ 変ホ長調
N.v.Krufft (K. Moriyama): Horn Sonata in E-Flat Major
ドビュッシー(D.ブルグ編):スラヴ風バラード
Debussy (D. Bourgue): Ballade slave
ドヴォルザーク:ホルンとハープのためのドヴォルザーク・ポプリ
-「我が母の教えたまいし歌」、「私にかまわないで」、「ロマンティックな小品第3曲」「家路」(交響曲第9番「新世界」より)※演奏順未定
Dvorak Potpourri “Songs my mother taught me”, “Romantic Piece No. 3”, “Lasst mich Alein” & “Goin’ Home”

---休憩---

サン=サーンス:オーボエ・ソナタ ニ長調 op.166(ホルンとハープによる)
Saint-Saens: Oboe Sonata in D Major, op.166
ドビュッシー(H. ルニエ編):2つのアラベスク ※ハープ・ソロ
Debussy (H. Renié): Deux Arabesques
クーツィール:ホルンとハープのためのソナタ op.94
J.Koetsier: Sonata for Horn and Harp, op.94

※全演奏曲目を掲載いたしました。(10/25)

 

チケット情報

【料金】S¥6,000 A¥5,000 【学生券(一般発売日以降枚数限定)¥2,000】
シリーズセット券S¥17,000〔10/14「萩原麻未」2/10「小山実稚恵」3/17「朴葵姫」

【ホールメンバーズ先行予約締切】2017年6月10日(土)(WEBは前日18:00まで)
【一般発売】2017年7月2日(日)11:00~ (電話・インターネット・モバイル)
※発売日は電話・Webのみ受付し、窓口販売はございません。
【チケット取扱】フィリアホールチケットセンター ☎045-982-9999(11:00~18:00)

【主催】青葉区民文化センター フィリアホール
【協賛】東京急行電鉄株式会社

 

 

プロフィール

吉野直子(140x140)(C)Akira Muto.jpg
(C)Akira Muto

吉野直子(ハープ) -  Naoko Yoshino - Harp

 

「ステージで、私は一人ぼっちではありません。いつも、ハープが一緒にいてくれるのですから…」このことばは、吉野直子の音楽の特徴をよく表している。彼女はもちろんハープを愛している。でも、もしかしたらそれ以上に、彼女はハープに愛されているのかもしれない…。

日本人のハーピスト吉野直子は、ロンドンに生まれ、6歳よりロサンゼルスにて、スーザン・マクドナルド女史のもとでハープを学び始めた。1981年に第1回ローマ国際ハープ・コンクール第2位入賞。1985年には第9回イスラエル国際ハープ・コンクールに参加者中最年少の17歳で優勝した。これまでに、ベルリン・フィル、イスラエル・フィル、チューリヒ・トーンハレ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、フィルハーモニア管、フィラデルフィア管、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスなどのオーケストラや、アーノンクール、メータ、ブーレーズ、ブロムシュテット、メニューイン、フリューベック・デ・ブルゴス、小澤征爾など、国内外の著名オーケストラや指揮者と共演を重ね、リサイタルもニューヨーク、ウィーン、ロンドン、東京などで数多く行っている。また、ザルツブルク、ルツェルン、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、マールボロ、セイジ・オザワ松本フェスティバルなど、世界の主要音楽祭にも度々招かれ、常に好評を博している。室内楽の交流も幅広く、ヴァイオリンのクレーメル、ヴィオラのV. ハーゲン、今井信子、チェロのC.ハーゲン、フルートのニコレ、ランパル、シュルツ、パユ、ホルンのバボラークなどと共演を重ねてきた。また、ハープの新作にも意欲的に取り組み、武満徹『そして、それが風であることを知った』、細川俊夫『ハープ協奏曲』、高橋悠冶『Insomnia』、マヤーニ『ソナタ第2番』など初演した作品は数多い。1985年アリオン賞、1987年村松賞、1988年芸術祭賞、1989年モービル音楽賞奨励賞、1991年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞、エイボン女性芸術賞をそれぞれ受賞している。国際基督教大学卒業。

 

 

 

バボラーク(140x140)(c)Lucie Cermakova.jpg
(C)Lucie Cermakova

ラデク・バボラーク(ホルン) - Radek Baborák - Horn

 

1976年チェコのパルドビツェ生まれ。8歳よりホルンを学び、89年よりプラハ音楽院でベドジフ・ティルシャル教授に師事、みるみるうちに頭角を現していった。プラハ、ジュネーヴ、マルクノイキルヒェンに続き、94年、ミュンヘン国際コンクールで優勝、「美しく柔らかな音色」、「完璧な演奏」、「ホルンの神童」と評されるなど、世界の注目を集めた。以来、ヨーロッパ、アメリカなど各地で活発な演奏活動を展開。小澤、バレンボイム、ラトル、レヴァインなどトップクラスの指揮者の信頼も厚く、これまでベルリン・フィルはもちろん、バイエルン放送響、ミュンヘン・フィル、ベルリン・ドイツ響、バンベルク響、ケルンWDR響、チェコ・フィル、ロンドン・フィル、スイス・ロマンド管、サンクトペテルブルク・フィル、ザルツブルク・モーツァルテウム管等と共演。その抜きん出たテクニックと成熟した音楽が大きな話題になっている。世界中のコンサートホールはもちろん、ザルツブルク復活祭、フィレンツェ五月祭、サンクトペテルブルク白夜祭、プラハの春、エルサレム室内楽フェスティバル、パシフィック・ミュージック・フェスティバル等の音楽祭にも定期的に招かれている。これまでチェコ・フィル、ミュンヘン・フィル、バンベルク響、ベルリン・フィルのソロ・ホルン奏者を歴任。その他にもサイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管をはじめとする世界のオーケストラにも参加。室内楽の分野でも、チェコの仲間達と結成した木管五重奏団アフラートゥス・クインテット、バボラーク・アンサンブルでの活動をはじめ、イエフィム・ブロンフマン、アンドラーシュ・シフ、ルドルフ・ブフビンダー、ゲアハルト・オピッツ、ジュリアン・ラクリン、ジャニーヌ・ヤンセン、樫本大進、エマニュエル・パユ、アルブレヒト・マイヤー、フランソワ・ルルー、イアン・ボストリッジ、トーマス・クヴァストホフ、ワルトラウト・マイヤー等の素晴らしいソリスト達と共演している。また近年は指揮者としての活躍も目覚ましく、自ら創設したチェコ・シンフォニエッタの定期的なシリーズとレコーディングを開始、ヨーロッパでの客演を重ね、日本でも2013年水戸室内管弦楽団定期演奏会にデビュー、オーケストラ、そしてもちろん聴衆からも絶大な支持を集めた。2015年には新日本フィルハーモニー交響楽団とグリエールのホルン協奏曲をソリスト兼指揮者として演奏、圧倒的な名演で聴衆を魅了。2016/17年には紀尾井シンフォニエッタ、日本フィルハーモニー交響楽団、山形交響楽団、九州交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団にも指揮者として招かれている。また、2018年度から山形交響楽団首席客演指揮者に就任することが発表された。
 バボラークの尊敬するホルン界の巨匠ヘルマン・バウマンは「彼の演奏は我々を18世紀の祝祭的な雰囲気へと連れていってくれる。チャーミングで柔らかな音色はこの上なく耳に心地よく響く。その演奏の繊細さと表現力の豊かさはホルンという楽器を最高に歌わせ、その解釈は自然な力とナイーヴな素朴さを生み出す」と評している。

 

 

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