Philia Hall

フィリア通信

アーティストインタビュー

 

チェロの「鬼才」、そのルーツをたどる

ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)
公演日:2023年5月 3日 15:00

                                                海野幹雄
海野幹雄

2019年8月、ソッリマ氏が世界中で手掛ける大規模なプロジェクト「100チェロ」の日本初公演が、東京都・すみだトリフォニーホールで行われました。この企画、そして同時期のオーケストラとの共演における驚異的な演奏によって、ジョヴァンニ・ソッリマという鬼才の名は、改めて日本国内に轟くことになります。
元々チェリストの中では「チェロよ、歌え!」という名曲の作曲家、そして様々なユニークな企画によって尊敬を集めていた彼の名が、一般のクラシック・ファンにも広がりました。

実はその来日に合わせて、フィリアホールでは東京都内にて、チェリスト・海野幹雄さんとのインタビューを実施。同じチェリスト同士、大変貴重な交流が実現でき、今回フィリアホールで開催する即興ワークショップにつながっていきます。コロナ禍によって公開が延期されていた貴重なインタビューをようやく公開!この興味深いアーティストの軌跡と想いを、ぜひご覧ください。

※このインタビューはコロナ禍前の2019年8月13日、「100チェロ」公演の翌日に収録したものです。

 

次世代ヴァイオリニストが継ぐ、アメリカの伝統とベルリンの革新

金川真弓(ヴァイオリン)
公演日:2022年10月16日 14:00

ドイツで生まれ、日本でヴァイオリンを学び、そしてニューヨークとロサンゼルスを経て現在はベルリンを活動の拠点に置く新鋭ヴァイオリニスト・金川真弓。名門であるチャイコフスキーとロン=ティボーの両コンクールで上位入賞を果たしたことで、一躍世界的な注目を浴びています。そんな彼女が10月に横浜でリサイタルを行うにあたり、インタビューでお話を伺う機会ができました。
リサイタルに関する曲目・コンセプトの紹介はもちろん、世界各地で活躍する次世代のホープのひとりが今何を考えながら演奏活動に取り組んでいるか、貴重なお話を伺うことができました。今回使用することになった楽器・ストラディヴァリウス、またチャイコフスキーコンクール前後の藤田真央氏との知り合う経緯など、興味深いお話も!ぜひ充実したロング・インタビューをご覧いただき、コンサートに足を運んでいただければと思います。

 

綺麗なだけではない、「生」と「性」の音楽世界。

崎谷直人(ヴァイオリン:神奈川フィルハーモニー管弦楽団 ソロ・コンサートマスター)
公演日:2019年10月 3日 14:00

神奈川県、そして日本を代表するプロフェッショナル・オーケストラ、神奈川フィルハーモニー管弦楽団。近年とりわけ活発な活動で注目を集めるこのオーケストラを支えるのが、二人のコンサートマスターです。ひとりはインパクト大のビジュアルで知名度も高い首席ソロ・コンサートマスター石田泰尚氏。そしてもう1人が、今回登場するソロ・コンサートマスター、崎谷直人氏です。多忙な神奈川フィルの活動のほか、ソロ活動や自身が1stヴァイオリンを務めるウェールズ弦楽四重奏団での活動で注目を集める崎谷氏。今回、氏が出演する10月の室内楽公演のメイン曲、シェーンベルクの「浄夜」は当ホールからの提案でしたが、そこに崎谷氏が考え抜いた、こだわりの曲目が組み合わさったプログラムになりました。そのプログラムの聴きどころと選曲の狙いについて、崎谷氏から詳しく話をお伺いすることができました。季刊誌「PHILOS」でその一部を公開していましたが、こちらのWeb版ではロング・インタビューを全文公開!

(※崎谷氏の「崎」の漢字は正しくは「大」の部分が「立」になります。Webサイト仕様上の制約から、当インタビューではすべて「崎」の字に統一いたしております。何卒ご了承ください。)

 

今どのくらい音楽をしているか、そしてその後の追求を、見守って聴いていただきたい。

葵トリオ
公演日:2019年4月24日 14:00

演奏者・教育者として精力的に活動するチェリスト・山崎伸子がプロデュースする、有望な若手アーティストを紹介する室内楽コンサート・シリーズ「未来に繋ぐ室内楽」。気鋭の若手クァルテット「クァルテット・トイトイ(現クァルテット・インテグラ)」(vol.1)、ミュンヘンARD国際音楽コンクール2位受賞の「カルテット・アマービレ」(vol.2)、日本音コン等国内の名門コンクールを制覇したチェリスト6人による「チェロ・アンサンブルの響宴」(vol.3)と続き、今回出演する「葵トリオ」は4回目にして初のピアノ三重奏(トリオ)。彼らは2018年に「アマービレ」も入賞したミュンヘン国際のピアノ三重奏部門で、日本人団体初の優勝!&室内楽部門では東京クヮルテット以来の優勝!という快挙を成し遂げ、国内の並み居る室内楽団の中でも、今もっとも注目されている存在といえるでしょう。
山崎氏も実は彼らがコンクールを受けている最中から注目していた団体、まさに入賞からコンサートまではベストタイミング。19年1月中旬、お忙しい葵トリオのメンバーから、ピアノの秋元孝介さんとチェロの伊東裕さんのお二人に話を伺いました。

 

オーケストラの基本をもう一度見直して、その上で愉しく心地よく。

秋山和慶(指揮)ロング・インタビューその2
公演日:2018年7月14日 14:00

マエストロ・秋山和慶氏率いる「ハーヴェスト室内管弦楽団」の旗揚げ公演を控えてマエストロへの充実のロング・インタビュー。第2回は少しお話が変わり、マエストロが愛する「鉄道」のお話。鉄道とクラシック音楽の素敵な出逢いのお話をお伺いすることができました。そして、お客様へのメッセージです。

 

「…ところで今日の指揮者は誰だっけ?」と思われるような、良い演奏会を目指して。

秋山和慶(指揮)ロング・インタビューその1
公演日:2018年7月14日 14:00

日本を代表する巨匠指揮者のひとり・秋山和慶。その綿密なタクトで国内外オーケストラから大きな信頼を寄せられ、関東では東京交響楽団桂冠指揮者等で年齢を感じさせぬ精力的な活動を続けるマエストロが、この夏に普段はあまり振る機会の多くない小編成オーケストラとフィリアホールに登場します。
「ハーヴェスト室内管弦楽団」、氏に師事した「洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団」のOBを中心とした新しい若きオーケストラの旗揚げ公演となる今回、マエストロにインタビューを行うことができました。充実のロング・インタビュー、2回に分けてお送りいたします。
第1回はオーケストラから「指揮」のお話をご紹介します。

 

全てにおいて、誠実でひたむきに。

小林海都(ピアノ)
公演日:2017年12月21日 11:30

全てにおいて誠実で謙虚でありながら、常に向上心と好奇心、自分の意思を貫く芯の強さを持ち、生涯を通してひたむきに作品への理解を深めていきたいです。自分が信じている音楽に聴衆の方が共感し、作品の素晴らしさを共有することができるならばピアニストとしてこれ以上嬉しいことはないと思います。

 

長く演奏してきたからこそ発見できる、音楽の新しさ。

吉野直子(ハープ)
公演日:2017年11月25日 17:00

デビュー30周年を迎えて根本が変わったというのはありませんが、30年前から今までずっと長く弾いてきた曲でも、ふと気がついてみると、以前の演奏とは明らかに違っているんです。今まで聴こえなかった音が聴こえてきたり、この曲にこんな面があったんだ、という発見があったり。そういう「発見」を、これからも大切にしていきたいと思っています。暗譜ですぐ弾けるような曲でも、まっさらの楽譜だけを見て弾いていくと、すごく新鮮だったり、今まで気がつかなかった面白さが発見できる…それは30年前には出来なかったことだろうし、今だから出来る、そういうことはあるかもしれないですね。

 

年齢を重ねることで変わる演奏の喜び。

ラファウ・ブレハッチ(ピアノ)
公演日:2017年10月 6日 19:00

みなさんがおそらく、ベートーヴェンのピアノ・ソナタに対するアプローチと、ショパンのピアノ・ソナタへのそれとの違いに興味を感じてくださるのではないかと期待しています。後半のショパンのソナタ第2番との間に、いろいろな違いがあることを発見してくださるでしょう。スタイルも、ハーモニーも・・・表現の細部も、メロディーや、構成上のバランスも、さまざまな角度から違いを意識して味わうことができます。みなさんのご理解を助けられるかどうか、が、私の課題です。

 

現在に蘇る作曲者/ピアニスト・リストの奥深さ。

近藤嘉宏 (ピアノ)
公演日:2017年9月10日 15:00

リストのオペラ・パラフレーズ作品は「オペラを借りていながら超えている」という自信と、それだけの表現ができるという表現力、作曲力が満ちています。単なる目くらましや、びっくりさせるだけの作品ではなくて、音楽としての感動があります。「ノルマの回想」は大曲ですが、色んな所からあれだけ借りてきて、自分の構成で一曲にきっちり作っていながら何の遜色もない、ソナタを聴いているような曲が成り立っている構成力。そこがリストの凄さであり、魅力であると思います。ただひけらかすだけの作品ではない!というのが、聴いていただけるとわかるのではないかと思います。

 

ヴァイオリンは私の言葉そのもの。

南紫音(ヴァイオリン)
公演日:2017年8月26日 17:00

物心つく前からヴァイオリンを弾いてきて、本当に自然に毎日ヴァイオリンと接してきましたので、生活の一部という感じでしたが、今はヴァイオリンというものが私にとりもっとたくさんの意味を持つようになってきました。ヴァイオリンが今の私の人生を作り、そしてまた私の人生のすべてのことが演奏に影響を与えているのではと思っています。

 

作曲家の生きた時代を現代に位置づける試み。

佐藤俊介(ヴァイオリン)
公演日:2017年7月 1日 14:00

ロマン派の時代の「主観的な音楽」という意味では、まだまだ取り組むものがあると思います。まだモダン楽器の演奏では、全然楽器などは無関係で、時代背景とか現代の解釈を疑う必要はないと思われています。この時代の音楽に対する価値観に対して、ちょっと疑いをかけたいと思っています。特定の作曲家というよりは、楽器そのものもピアノのタイプが色々ありますし、まだまだ、やることは沢山残っていると思います。ロマン派のこの時代の「主観的な音楽」という意味では、まだまだ取り組むものがあると思います。

 

輝く若手演奏家を紹介する室内楽企画、始動!

山崎伸子(チェロ)
公演日:2017年5月11日 14:00

精緻なアンサンブルと若いエネルギーを楽しんでほしいですね。そしてお客様も一緒になって共感し音楽を作っていく雰囲気を味わってほしいです。日本には素晴らしい若手がいるということを知ってもらい、今後の成長を見守っていってもらいたいと思います。

 

トリオを通じて学ぶ、室内楽の醍醐味。

トリオ海(メア)(ピアノ・トリオ)
公演日:2017年3月26日 14:00

子どもの成長がお客様の目に触れていない段階でオーディションをし、何度もリハーサルを重ねて最終的にハレの舞台があるわけですが、実は一番楽しいのは過程なんです。それぞれの年代のそれぞれのレヴェルの子が、それぞれの子なりに、頑張っていればいい。今まさに成長まっただ中のいろんな世代の子たちを厳選しました。その子達それぞれの、努力の成果が見られるはずです!

 

ヴァイオリン一挺から生み出される壮大な世界

寺神戸亮(バロック・ヴァイオリン)
公演日:2017年1月28日 14:00

ヴァイオリンの無伴奏はコアな世界でストイックなイメージがあるかも知れませんが、もともとはリュートの音楽をヴァイオリンで表現できないか、というようなところから発した親密な音楽なのではないかと思います。「シャコンヌ」になると大聖堂に響く壮大なオルガンの音のような錯覚を生み出すほどスケールが大きくなります。ヴァイオリン一挺から様々な世界が広がりますのであまり身構えずに気楽に聴いてみてください。

 

ハープと笙が生みだす、宇宙の音楽…

吉野直子(ハープ)&宮田まゆみ(笙)
公演日:2016年12月10日 17:00

笙とハープのデュオというと、どんなイメージになるのか、すぐに思い浮かばないかもしれませんが、逆に先入観をもたないままホールにいらしていただいて、響きを楽しんでいただければ、と思います。色々な世界、そして色々な時代を旅することができるようなプログラムだと思います。

 

メッセージは、音楽で伝えたい。

エフゲニー・ザラフィアンツ(ピアノ)
公演日:2016年11月20日 14:00

音楽は生き物のようなものだから、決まったものではない、と考えたいですね。一つの言葉で言い表せません。オープンにして新しい体験をして頂きたい。新しいアングルとか、そうしたものを求める人にぴったりかも知れません。全部決まっていると、死んだ感じになってしまうでしょう?それは芸術ではない。何も決めてしまうことはない。芸術家も作曲家も時間があったら前に作った曲を次々チェンジしたかったと思いますよ。

 

奥深き「マリンバ」の世界へようこそ!

塚越慎子 (マリンバ)
公演日:2016年10月23日 14:00

「音楽」をひとことで言い表すのはとても難しいのですが、いつか自分の表現方法として、自然になったらいいなと思います。音楽のすばらしさに触れ、そして音楽を通じて人とつながり、その世界を共有できることは、私にとって大きな喜びです。

 

飛躍する二つの才能、横浜から世界へ!

大江馨(ヴァイオリン)&阪田知樹(ピアノ)
公演日:2016年9月28日 11:30

これからは、ヴァイオリンの魅力を最大限に表現しつつ、ヴァイオリンという楽器を超えて音楽をしゃべるように奏でられる音楽家になることが目標です。/様々な音楽を毎日のように調べているので、まだあまり演奏機会に恵まれていないとても美しく魅力的な作品を少しずつでも皆様にご紹介していくことが出来たらと思っております!

 

儚さと潔さ、ひとの内も外も満たす音楽。

江國香織(作家)
公演日:2016年9月 2日 19:00

きちんと四季が移り変って、音楽があって書物があって、眠る家がある。
この地上に、お互いながく愉しくとどまりましょう。

 

輝かしくも深みある、欧州随一のトランペットの響き!

ラディスラフ・コズデルカ (トランペット)
公演日:2016年7月30日 14:00

私にとってトランペットは人生の先生のように感じます。私の良い面、悪い面を見せてくれる鏡のようです。演奏家そして人間としても成長させてくれます。

 

ロシアで開花した鮮烈な才能。

松田華音 (ピアノ)
公演日:2016年7月16日 17:00

「展覧会の絵」は、ムソルグスキーが、画家で建築家でもあった親友のガルトマンが亡くなり、翌年に開かれた遺作展を訪れた後に書いた作品です。ショパンの晩年の傑作であるピアノソナタ第3番と、ポロネーズ第7番「幻想」は、大好きな2曲です。聴いて下さった皆様にとっても、そんな曲に思って頂けるように、心を込めて演奏させて頂きたいと思っています。

 

幻想に満ちたフランス室内楽の極み。

トリオ・ヴァンダラー
公演日:2016年6月 6日 19:00

ピアノ・トリオの演奏で難しい点は、3つの異なる楽器が一緒に演奏する際にグループとしての完璧なバランスを追求することと、そして均質性を保つことであると思います。バランスと均質性はどちらも同じくらい重要です。我々は長年ともに演奏してきた仲間として、個々人ののエゴを棚上げし、一方でお互いの個性は尊重しつつ、常にバランスと均質性に心がけてきました。

 

若き名手が対峙する平和への祈り。

『時の終わりのための四重奏曲』
公演日:2016年5月26日 19:00

メシアンがインタビューでこのアンサンブルについて語っている「歌う要素であるヴァイオリン、色彩豊かな要素であるクラリネット、力強さという要素のチェロ、包み込む要素のピアノで構成されているカルテット」を目指しています。作品から発せられるエネルギーに自然と惹かれてしまう、そしてそのような演奏ができればと思っています。

 

音楽を総合的に追求するためのピアニズム。

佐藤卓史 (ピアノ)
公演日:2016年3月 9日 11:30

音楽を総合的に把握したいという欲求が強い人間で、そうなるとピアノという楽器はそれに向いている楽器です。幸せな出逢いをしたなと思っている一方、必ずしもこれからずっとピアノだけを追求するという感じではなくて、ピアノを使ってどういう音楽をやるかということのほうに、どちらかというと興味があります。

 

美しきヴァイオリンの名花、待望の再来!

ジャニーヌ・ヤンセン (ヴァイオリン)
公演日:2016年2月16日 19:00

(イタマール・ゴランと)私たちは15年近く一緒に演奏していますので、どうやって相手に挑戦するか、逆にどう支えあえばいいのかがよくわかっています。それでありながら同時に、互いに自由に柔軟に演奏し、タイミングをあわせ、お互いに刺激しあいながら、いつでも新鮮で緊張感を保っているのです。

 

初めて聴くのに懐かしい!

タブラトゥーラ
公演日:2016年2月27日 14:00

「初めて聴くのに懐かしい!」。とにかく楽しいコンサートです。聴いて、笑って、ときにしんみり。手拍子して、踊って、ブラボ〜!と叫んで。五感を開放して、楽しんでいってください!

 

こどもたちにこそ、本気の音楽を。

五田詩朗 (打楽器)
公演日:2016年2月 6日 13:00

フィリアホールのような客席とステージの距離が近いホールで、もっと子どものためのプログラムを増やしていきたいです。また、地域の芸術施設が連携したプログラムにも、挑戦したいと考えています。芸術施設が連携して人々にメッセージを発信していくことで、芸術全体が、もっと人々の暮らしと近しいものとして存在する社会を夢見ています。

 

12月を彩る、雅なハープの響き。

吉野直子 (ハープ)
公演日:2015年12月 5日 17:00

今回のプログラムでは、ハープと弦楽合奏のための主だった名曲が並び、とても贅沢な内容になっていると思います。前半・後半、それぞれの冒頭には、ちょっとしたアクセントを加えるという意味で、ハープ・ソロの小品を入れてみました。

 

ウィーンの現在(いま)を感じるチェロ!

ヘーデンボルク・直樹 (チェロ)
公演日:2015年12月 2日 11:30

メイン曲のベートーヴェンのチェロ・ソナタ第3番は、チェロ・ソナタの中で一番希望に満ちた曲です。一楽章にはバッハの受難曲のアリアが組み込まれていたりもしますが、イ長調の明るい響きで軽やかな終楽章で終わります。「おとぎ話」と「森の静けさ」は共に目を閉じてゆっくり聴いてみてください。きっと色々な風景や物語が浮かび上がってくると思います。

 

美しくロマンティックなギターの響き、酔いしれる午後。

ミロシュ (ギター)
公演日:2015年10月17日 14:00

クラシックギターは美しく、ロマンティックな楽器です。ギターは自分自身の音楽を表現する手段ですが、ギター音楽の素晴らしさをもっとたくさんの人々に知ってほしいと思っています。その為にも、まだ譜面になっていない作品に取り組んだり、現代の若い作曲家とも是非コラボレーションしてみたいです。

 

ランチタイムに、ブラスの華麗な響きを!

Buzz Five 金管五重奏
公演日:2015年9月18日 11:30

金管五重奏は想像以上に沢山の音色を出すことが出来ますし、様々なジャンルの曲を演奏する事が出来ます。ご来場の皆様に音楽を聞く楽しさが伝わるよう、また金管楽器のサウンドのシャワーを沢山浴びて頂ける様に組んだプログラムをお楽しみ頂きたいです。

 

年月を経て深まる、「ギターとうた」の魅力。

藤木大地 (カウンターテナー)
公演日:2015年7月23日 11:30

私が共演させていただいている方々は、ピアニストにしてもギタリストにしても、ソリストの方が多いので、よくいわれがちな「伴奏」ではなく、アンサンブルの共演者として、お互いの音楽をより高めあえる存在として、演奏を一緒に創り上げています。年月を経て深まってきている大萩さんとのデュオの「今」と、「ギターとうた」による新しい魅力を発見してください!

 

どこまでも透明な響きの世界に挑む。

三浦友理枝 (ピアノ)
公演日:2015年7月 4日 17:00

ラヴェルの作品は、印象派に属するファンタジー溢れる作品群と、形式美を追究した新古典主義の作品群とにざっくりと大別出来るかと思います。一見真逆に見えるこの二つのキャラクターも、ラヴェルのどこまでも透明な響きのフィルターを通して俯瞰すると、ひとつの大きな世界観が見えてくるのではと考えており、それをご提示することを今回の貴重な機会の目標の一つに掲げたいと思います。

 

カラフルな木管五重奏(クインテット)の饗宴!

池田昭子 クインテット
公演日:2015年5月30日 17:00

木管五重奏は発音形態がばらばらな不思議なアンサンブルです。アンサンブルとしては、とても合わせにくく難しいと言われています。しかし、逆に楽器の組み合わせで実に何通りもの音色や、表情がでるので、うまくいけば、幅広い面白いアンサンブルとも言えます。

 

新機軸エンターテイメント、可能性は無限大!

打楽器集団「男群(おぐん)」&音楽的道化師・みま
公演日:2015年5月 9日 14:00

5月に登場の「打楽器集団『男群』&音楽的道化師・みま」は、ダイナミックな打楽器アンサンブル&パフォーマンスのコラボレーションという新機軸の公演です。クラシックは敷居が高くて、という方にぜひおすすめ!

 

音楽は自分を映し出す最高の「鏡」。

ブルーオーロラ サクソフォン・カルテット
公演日:2015年3月26日 11:30

「音楽」とは本当にその人自身を映し出す最高の鏡です。日々の鍛錬を怠れば、ステージの上で保身に入れば、それらは全て音を通して聴き手に伝わってしまいます。自信に満ちていられるか?心から好きだと感じていられるか?全てが伝わってしまう音楽と共に生きることは修業にも似た人生その物です。

 

理性的にも、魂においても音楽と一体化する。

ピョートル・アンデルシェフスキ (ピアノ)
公演日:2015年2月27日 19:00

一つの作品を何度も何度も繰り返し弾き、自らの音を繰り返し聴き、熟考に熟考を重ねて、最後には理性的にも、魂においても音楽と一体化して演奏すること。そして、それを聴く聴衆にはあたかもその作品が、今そこに生まれ出たかのような幻想を見せるような、作品の再創生、そんな状況が理想的だと考えます。

 

チャレンジと発見、新たな世界との出逢いを求めて。

清水真弓 (トロンボーン)
公演日:2015年1月31日 17:00

既に興味を持っている人たちが訪れるのを待つだけでなく、自分達から積極的に普及活動を行っていくこと、特に若い世代、子供達に新しい出会いを提供していくことがものすごく大事だと思っています。逆にそれによって我々も新しい発見があったり、お互いに良い刺激を得られたら良いと思っています。

 

音楽は私たちに力をくれる、人生の万能薬。

アラベラ・美歩・シュタインバッハー
(ヴァイオリン)
公演日:2014年12月 5日 19:00

音楽は手に持つことも出来ませんし、目に見えるものでもないのですが、音楽は本当にすごい力を持っているものだと思います。人生のエリクシール(万能薬)。魔法みたいなもので私たちに力をくれるものです。

 

伸び行く青葉。きらめく才能!

松本紘佳 (ヴァイオリン)
公演日:2014年11月 6日 14:00

青葉区から数多くの才能豊かな音楽アーティストが、日本・世界に飛躍していきました。そして、今ひときわ輝きを見せる若い才能が、ヴァイオリニスト・松本紘佳さん。青葉区制20周年の記念すべき節目に、フィリアホールで松本さんのソロリサイタルが開催されます。

 

全てにおいて、心より情熱的に。

セルゲイ・アントノフ (チェロ)
公演日:2014年10月 5日 15:00

一流の音楽家になるために必要なものは、情熱です。音楽への、そしてプロであることへの絶対的な情熱。プロで在り続けることは途方もなく大変なことで、音楽への絶え間ない愛情、身も心も捧げられることが求められると思います。

 

日・中・韓、三つの伝統が交差する!

片岡リサ (箏)
公演日:2014年9月 7日 14:00

昔よりも今は、伝統音楽の世界も新しいことにチャレンジする機会が多くなっているように思います。伝統楽器だけでなく、いろんな楽器や奏者と共演していきたいです。また、音楽以外の舞台芸術・芸能とのコラボレーションももっと進んでやっていきたいです。自分も楽しく、そして聞いている皆さまも楽しくなるような演奏をしていきたいです。

 

天才二人の出会い。奇跡のギター・デュオ!

渡辺香津美&沖仁 (ギター・デュオ)
公演日:2014年8月30日 14:00

名実ともに日本が世界に誇るトップ・ジャズ・ギタリスト、渡辺香津美。フラメンコギターの世界を広げ続ける名手、沖仁。天才二人がギターの即興世界に遊ぶとき、一体どんな化学反応が生まれるのか!

 

バッハの音楽の真髄により近づく。

ラ・プティット・バンド
公演日:2014年6月 6日 19:00

ラ・プティット・バンド音楽監督シギスヴァルト・クイケンによる2014年日本ツアーについての一問一答。

 

歌は、世界そのもの、人生そのもの。

小林沙羅 (ソプラノ)
公演日:2014年7月26日 17:00

歌があるから出会う人がいる、歌があるから伝わる事が、そして伝えられる事がある、歌があるからつながる過去と今と未来がある、歌があるから…。私にとって歌は、世界そのもの、人生そのものなのかもしれません。

 

待望のソロ・リサイタル、到来!

萩原麻未 (ピアノ)
公演日:2014年6月21日 17:00

私にとって「ピアノ」とは、それを通して音楽への愛を表現する、私にとってなくてはならないものです。これから音楽の道を目指す若い方は、音楽を愛して、そして音楽を通してたくさんの方に幸せを届けてください。

 

日常を越えて身体に響く“歌”

ジョン・健・ヌッツォ (テノール)
公演日:2014年5月10日 14:00

“歌”とは、日常の喜怒哀楽を越える感情を、音楽という美学を通して体に直に響いて感じてもらえるものです。音楽を通して、広い世界を見たいと思っています。

 

ベートーヴェンの旅、始動!!

川久保賜紀
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会1(全3回)
公演日:2014年4月26日 17:00

初めて全曲演奏に取り組むこととなりますが、ベートーヴェンの人生全てが込められたこの10曲のソナタにじっくりと向き合い、彼の抱いた情熱、挑戦、偉大さに触れて、私にとって心を熟成させる貴重な時間となりそうです。

 

無添加のテノール、因習しらずのピアノ

クリストフ・プレガルディエン (テノール)
公演日:2014年2月14日 19:00

音楽評論家の舩木篤也氏のエッセイを掲載。

――これまで多くの人々に、繰りかえし歌い継がれてきた《冬の旅》。
この期に及んで鮮度を保つとすれば、ときに水と油の関係にあるこんな二人に演ってもらうほかあるまい。楽しみにしたい。――

 

ヴィオラと人生。無限の音色を楽しみたい。

清水直子 (ヴィオラ)
公演日:2014年2月 1日 17:00

調弦を変えることでその曲が本来にあるべき姿、そして自分の求めている響きに近づけると思えばこそ、挑戦のしがいもあります。

 

ベートーヴェン後期三大ソナタへの挑戦 Ⅳ

クリスチャン・ツィメルマン (ピアノ)
公演日:2014年1月23日 19:00

 

ベートーヴェン後期三大ソナタへの挑戦 Ⅲ

クリスチャン・ツィメルマン (ピアノ)
公演日:2014年1月23日 19:00

 

ベートーヴェン後期三大ソナタへの挑戦 Ⅱ

クリスチャン・ツィメルマン (ピアノ)
公演日:2014年1月23日 19:00

 

ベートーヴェン後期三大ソナタへの挑戦 Ⅰ

クリスチャン・ツィメルマン ピアノ
公演日:2014年1月23日 19:00

 

アリアと巡る旅。高峰“バッハ”を見すえて。

小山実稚恵 (ピアノ)
萩谷由喜子 音楽評論家
公演日:2014年1月25日 17:00

今回のバッハはピアノという楽器を超えたもっと大きな音楽を前にして、襟を正してすっと対峙するような気持ちです。

 

フルートとハープ、実力派2人の煌めくアンサンブル。

高木綾子&吉野直子
(フルート&ハープ)
公演日:2013年12月14日 17:00

高木さんの音楽の魅力は「芯」がずっとぶれない、スケールの大きい音楽作り。吉野さんの魅力は音楽の流れの自然さ、そして、良くコントロールされた指の動き、天性のテクニック。これが共演を重ねているお互いの印象です。

 

世界に雄飛する、横浜シンフォニエッタ!

横浜シンフォニエッタ
横浜シンフォニエッタ事務局長
フルート奏者 北川森央
公演日:2013年11月 2日 19:00

ホームグラウンドである横浜に根ざした活動を大切にしていくことは当然として、今後は海外公演にも力を入れていきたい。海外公演はオーケストラが飛躍的な進歩を遂げるのに必要不可欠な要素だと思っています。

 

新たなる体験!静かに、熱く、舞うバッハ。

イザベル・ファウスト (ヴァイオリン)
公演日:2013年10月29日 19:00

バッハの無伴奏作品は、どんなヴァイオリニストの人生の中でも非常に特別な位置を占めています。その複雑さ、美しさは永久に私たちを驚かせ、あらゆるヴァイオリニストを一生涯多忙にさせるでしょう。

 

深さと軽さと。音楽の魅力を求めて40年。

藤原真理 (チェロ)
公演日:2013年9月21日 17:00

私にとって“チェロ”とは自分自身と切り離しては考えられないもの。常に何かを示してくれて、手助けだったり、自分の働きかけの足りないところを突きつけつけてくれる鏡のような、生命を持った楽器といえます。

 

悠久のブラームス!初のソナタ全3曲に挑む

千住真理子 (ヴァイオリン)
公演日:2013年8月 3日 17:00

じっくりと取り組んできたブラームスに、真正面から向き合って弾きたい!という想いが今回いよいよ実現。真剣勝負できるピアニスト、横山さんと共に挑戦です。

 

神奈川フィルを力強く牽引する、若きリーダー。

金 聖響(きむ せいきょう)
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
常任指揮者
公演日:2013年7月10日 14:00

今の状況に甘んじることなく、僕も含め、団員ひとりひとりがさらに研鑽を積んで、皆さまに恩返しをしていかなければいけないと思っています。

 

深い喜びと痛み。ベートーヴェン晩年の傑作!

ジュリアード弦楽四重奏団
ジョセフ・リン:ヴァイオリン
サミュエル・ローズ:ヴィオラ
公演日:2013年6月 6日 19:00

今回フィリアホールで取り上げる2曲は、お互いを引き立て合う最良の組み合わせ。気高く荘厳なOp.127に対し、Op.132はさらに情感豊かで、ベートーヴェンが人生の晩年に抱いた深い痛みと喜びが表現されています。

 

万感のラストコンサートに臨む。

東京クヮルテット
ヴァイオリン:池田菊衛
公演日:2013年5月17日 19:00

40年間続けてこられた原動力の一つは、4人で弾いたときの音の魅力。クヮルテットの音は1つじゃない。音の響きはグループによって全く違って、それが僕にはとても面白いし、逆にそうでなければならないと思うのです。

 

 

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