「悲愴」「月光」、そして「ワルトシュタイン」「熱情」。クリアに研ぎ澄まされ、美しさを越え畏怖すら感じさせる透徹した響きと、各曲のキャラクターを徹底的に追及した細密な表現をもって、稀代の名演を重ねている河村尚子。いよいよソナタ選集4回シリーズも折り返し、ついに「古典」を超える新世界に踏み込んだ作品群に突入します。
ベートーヴェンが公私とも苦しみに満ちた時代に生んだ、現代でも驚くほど斬新な「ハンマークラヴィーア」の音世界を、才媛が緻密に再現します。
S¥5,000 A¥4,000
【学生券】 ¥2,000 ※一般発売以降販売、枚数限定
【4公演シリーズセット券】 ¥17,500
《6/15「仲道郁代」、7/27「米元響子・菊池洋子・上村文乃」、9/7「ヴェロニカ・エーベルレ」とのセット券》
2018年12月9日(日)11:00~12月12日(水)18:00 ※Web・FAX・郵送のみ
2019年1月13日(日)11:00~
※発売日は電話・Webのみ
フィリアホールチケットセンター Tel. 045-982-9999 (11:00~18:00)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
東急電鉄
ピアノ◎河村尚子
Hisako Kawamura, Piano
ベートーヴェン:
L.v.Beethoven :
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 op.81a「告別」
Piano Sonata No.26 in E-Flat Major, op.81a “Adieu”
ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 op.90
Piano Sonata No.27 in e minor, op.90
---休憩 intermission---
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 op.106「ハンマークラヴィーア」
Piano Sonata No.29 in B-Flat Major, op.106 “Hammerklavier”
★出演者の強い希望により、前半の演奏曲順に変更が生じました。
何卒ご了承の程、よろしくお願い申し上げます。(4/8)
ハノーファー国立音楽芸術大学在学中の2006年ミュンヘン国際コンクールで第2位を受賞、翌年、クララ・ハスキル国際コンクールで優勝を飾り、一躍世界の注目を浴びる。ドイツを拠点に、欧州で積極的にリサイタルを行う傍ら、ウィーン響、バイエルン放送響、チューリヒ・トーンハレ管、サンクトペテルブルク・フィルなどと共演。室内楽では、C.ハーゲン(チェロ)とのデュオで知られるほか、M.ホルヌング(チェロ)とロンドン・ウィグモアホール、R.オルテガ・ケロ(オーボエ)とニューヨーク・カーネギーホールにデビューするなど、同世代の実力派アーティストたちとも積極的な活動を展開している。日本では、2004年東京フィル定期演奏会でデビュー。P.ヤルヴィ指揮NHK響など国内主要オーケストラと共演を重ねる傍ら、フェドセーエフ指揮モスクワ放送響、ルイージ指揮ウィーン響、ヤノフスキ指揮ベルリン放送響、ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルなどの日本ツアーに参加。その他、ノリントン、インバル、ラザレフ、テミルカーノフなど多くの指揮者から度々再演の指名を受けている。文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞、新日鉄音楽賞、出光音楽賞、日本ショパン協会賞、井植文化賞、ホテル・オークラ賞を受賞。主なCDに「夜想(ノットゥルノ)?ショパンの世界」「ショパン:ピアノ・ソナタ第3番&シューマン:フモレスケ」「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&チェロ・ソナタ」ほか、2018年4月にリリースした最新譜「ショパン:24の前奏曲&幻想ポロネーズ」がある(RCA Red Seal)。2018年5月より2シーズンにわたり、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ・プロジェクトを日本各地で展開する。これまで、ウラディーミル・クライネフ、澤野京子、マウゴルジャータ・バートル・シュライバーの各氏に師事。現在、ドイツ・エッセンのフォルクヴァング芸術大学教授。
オフィシャル・ホームページ http://www.hisakokawamura.com/