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2019年 116日(水)

11:30開演 12:30終演予定

Wednesday 06 November 2019, 11:30

ランチタイム・コンサート・シリーズ  第62回

弓 新
ヴァイオリン

Arata Yumi Violin

公演時間 Duration:
60分
休憩 Intermission:
なし
料金 Ticket Prices:
全席指定¥1,500 
book now book now

心奪う魔術的音色、巨匠が認める新星登場

2011年ヴィエニャフスキ国際最年少ファイナリスト、15年五嶋みどりの代役で台湾デビュー、18年ロン=ティボー国際上位入賞、あのアルゲリッチとも共演…破竹の勢いで躍進する若き才能が、フィリアホールに初登場!
ランチタイムらしからぬプログラムは、弓氏自身が念入りに考えた、こだわりのコンセプトによるもの。独自の音宇宙を構築するジョン・ケージの小品に、今注目を集めるエストニアの現代作曲家トュールの現代作品と、チャイコフスキー・プロコフィエフ・ラフマニノフのそれぞれ名曲が組み合わさりながら、メインに据えられたのは、チャイコフスキーらと親交を結び、あのオイストラフも録音した「隠れた巨匠作曲家」カトワール(カトゥアール)のソナタ。人を捉えて離さない魔術的な音色を武器に、進化を続ける期待の才能の現在(いま)を目撃するリサイタル、必聴です!

料金Ticket Prices

全席指定¥1,500

(1時間/休憩なし)

【3公演シリーズセット券】 ¥4,000
11/06「酒井淳&M.マルティノー&C.ルセ」03/11「岡本侑也」、とのセット券》

ホールメンバーズ先行予約期間On sale dates: Members

2019年6月9日(日)11:00~6月12日(水)18:00 ※Web・FAX・郵送のみ

一般発売On sale dates: General

2019年7月7日(日)11:00 ※発売日は電話・Webのみ

主催

フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)

出演者Performers

ヴァイオリン◎弓新
Arata Yumi, Violin

ピアノ◎ヴラディミール・イヴァノフ=ラキエフスキー
Vladimir Ivanov-Rakievsky, Piano

プログラムProgramme

チャイコフスキー:感傷的なワルツ op.51-6
P.I.Tchaikovsky: Valse sentimentale, op.51-6
プロコフィエフ:5つのメロディ
S.Prokofiev: 5 Melodies
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
S.Rachmaninov: Vocalise
ケージ:6つのメロディ
J.Cage: 6 Melodies
E.S.トュール:コンヴェルシオ
Erkki-Sven Tüür: Conversio
カトワール:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 「詩曲」
G.Catoire: Violin Sonata No.2 in D Major, op.20 "Poem"

プロフィールProfile

弓 新(ヴァイオリン) Arata Yumi, Violin

2011年ヴィエニャフスキ国際コンクールにて最年少ファイナリストに贈られる特別賞を受賞したほか、2018年にはロン=ティボー国際音楽コンクールで第5位に入賞し、大きな注目を集める。同世代の中でも傑出したヴァイオリニストとして知られ、アジアとヨーロッパを拠点に活動している。
1992年、東京生まれ。4歳でヴァイオリンを始め、2002年より桐朋学園「子供のための音楽教室」で学び、07年に桐朋女子高等学校音楽科(共学)に入学。2008年よりチューリッヒ芸術大学に留学し、ザハール・ブロンとイリア・グリンゴルツに師事。ベルギーのエリザベート王妃音楽院にてオーギュスタン・デュメイに師事した後、現在はライプツィヒのフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学にてエーリッヒ・ヘーバルトのもと研鑽を積む。また、クリスティアン・テツラフ、レオニダス・カヴァコス、五嶋みどり、ジャン=ジャック・カントロフ、アナ・チュマチェンコ、パメラ・フランク、エンリコ・オノフリから薫陶を受ける。これまでに、ラルフ・ワイケルト指揮チューリッヒ室内管弦楽団、ニコライ・ジャジューラ指揮ウクライナ国立フィルハーモニー管弦楽団のほか、アルゴヴィア・フィルハーモニック、シンフォニア・イタリアーナ管弦楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、クラシカル・プレーヤーズ東京等のオーケストラと、ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ、アンドレア・バッティストーニ、大友直人、円光寺雅彦、曽我大介、現田茂夫、有田正広、永峰大輔等の指揮者と共演している。15年、五嶋みどりの代役としてシャン・ジャン指揮フィルハーモニア台湾とシベリウスのヴァイオリン協奏曲を披露し、華々しい台湾デビューを飾った。18年にはミュンヘンでマルタ・アルゲリッチとメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番で初共演を果たし、大絶賛された。また、グシュタート・メニューイン・フェスティバルやエルネン音楽祭等に参加し、サントリーホールでのチェンバーミュージック・ガーデンにおける出演や、ICEP(インターナショナル・コミュニティー・エンゲージメント・プログラム)の報告コンサートで五嶋みどりとカルテットを演奏するなど、室内楽活動も活発に行なっている。これまでに、ミシェル・ダルベルト、ゲイリー・ホフマン、バルトゥオミ・ニジョウ、クラウディス・ヘルマン、マリン・ハルテリウス、アラスデア・ビートソン、リリー・フランシス等と共演している。メディアへの出演も多く、2014年にNHK-FM「リサイタル・ノヴァ」へ、2017年にNHK Eテレ「ららら クラシック」へ登場し、高評を得る。2008-11年度ロームミュージックファンデーション奨学生、および江副記念財団第41回奨学生を経て、現在はスイス・ミグロの奨学生。キーファー・ハブリツェル音楽賞、マンフレット・グロメック賞を授与される。16年度第26回青山音楽賞新人賞および18年度第28回青山音楽賞バロックザール賞受賞。

ヴラディミール・イヴァノフ=ラキエフスキー(ピアノ) Vladimir Ivanov-Rakievsky, Piano

ヨーロッパとロシアを中心に演奏活動を展開させている。17世紀から21世紀にわたる幅広いレパートリーを持ち、ピアノ、フォルテピアノ、クラヴィコードといった様々な楽器を自在に操る。
ロシアのバイカル湖近郊で生まれる。4歳から母の手ほどきを受けてピアノを始め、7歳の時にモーツァルトのピアノ協奏曲第20番でオーケストラ・デビューを果たす。モスクワ音楽院でアレクサンドル・ムンドヤンツに、同大学院でアレクセイ・リュビモフに師事。2009年よりハノーファー音楽演劇大学でフォルテピアノをツヴィ・メニカーに師事し、2012年よりチューリッヒ芸術大学の修士課程でコンスタンティン・シチェルバコフのもと研鑽を積んだ。フリッツ・ノイマイヤー国際コンクール(フォルテピアノ)第3位、アレクサンドル・スクリャービン国際ピアノ・コンクール第1位をはじめ、多くの賞を受賞している。また、マスタークラスやコンサートなどのプロジェクトにおいて、ロバート・レヴィン、クリスティアン・ベザイデンホウト、クリスティーネ・ショルンスハイム、ナターリヤ・グートマン、アレクセイ・リュビモフ、ニコラス・ハッジス、アレクセイ・ウトキンといった多くの音楽家たちからインスピレーションを受ける。コンテンポラリー作品を積極的に取り上げ、パヴェル・カルマノフ、オリガ・ボキヒーナ、イライダ・ユスポヴァ、マリーナ・シュモトヴァといったロシア人現代作曲家たちの作品を演奏するほか、リゲティ《ポエム・サンフォニック》、サティ《ヴェクサシオン》、デイヴィッド・ラング《リトル・マッチ・ガール・パッション》、スティーヴ・ライヒ《18人の音楽家のための音楽》といった作品のロシア初演を行っている。ブダペストで毎年開催されるスィゲト・フェスティバルでは、2013年に音楽エリアを担当した。ジョン・ケージ生誕100周年を記念するアルバムの録音に参加し、2012年にモスクワ音楽院からリリースされた。2015年にヴェルゴ・レーベルからリリースされたガリーナ・ウストヴォーリスカヤのピアノ・ソナタ集を収録したDVDでは、第5番のソナタを演奏した。また、ロシア、ドイツ、スイスの各国でラジオ収録を行っている。

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