毎年大好評を博す、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者による平日お昼の室内楽コンサート・シリーズ「名曲の午後」。フィリアホールのリニューアルオープン最初の第16回におおくりするのは、2023年に生誕210年を迎えるヴェルディの貴重な室内楽作品を中心としたプログラムです。
ヴェルディとプッチーニというイタリア・オペラ全盛期の作曲家は、室内楽曲をごくわずかしか残しませんでしたが、それがオペラに勝るとも劣らない名品であることはあまり知られていません。現存するヴェルディ唯一の室内楽作品・弦楽四重奏曲は、あの「アイーダ」とほぼ同時期に書かれた作品。構築感の高い正統派四重奏である一方、まるでオペラのような情熱的な展開が見え隠れする瞬間には、これぞヴェルディ!と思わずにはいられません。そこに加わるのは、同じくオペラ作家プッチーニが「マノン・レスコー」と同時期に手掛けた数少ない室内楽曲である弦楽四重奏曲「菊」。そして、ボッケリーニ(生誕280年)のあの有名な「メヌエット」を含む弦楽五重奏曲と、レスピーギの室内楽曲で最も有名な「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲という、誰もが知るメロディのあの曲を聴くことができます。ボッケリーニの五重奏、全楽章の演奏は実は珍しい機会!これはまさに「名曲」の花束、どうぞご期待ください。
2022年3月12日(日)11:00~3月14日(火)18:00 ※Web・FAX・郵送のみ
2023年4月9日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
(公財)神奈川フィルハーモニー管弦楽団
ヴァイオリン◎石田泰尚(神奈川フィル ソロ首席コンサートマスター)
ヴァイオリン◎直江智沙子(神奈川フィル 首席第2ヴァイオリン奏者)
ヴィオラ◎大島亮(神奈川フィル 首席ヴィオラ奏者)
チェロ◎上森祥平(神奈川フィル 首席チェロ奏者)
チェロ◎佐山裕樹
ISHIDA Yasunao, violin
NAOE Chisako, violin
OOSHIMA Ryo, viola
UWAMORI Shohei, cello
SAYAMA Yuki, cello
ボッケリーニ◎弦楽五重奏曲 ホ長調 Op.11-5/ G.275
(※第2楽章:「ボッケリーニのメヌエット」)
レスピーギ◎リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
プッチーニ◎弦楽四重奏曲「菊」
ヴェルディ◎弦楽四重奏曲 ホ短調
Luigi Boccherini: String Quintet in E Major, Op.11-5/G.275
Ottorino Respighi: Ancient Airs and Dances, Suite No.3
Giacomo Puccini: String Quartet“Crisantemi”
Giuseppe Verdi: String Quartet in e minor
神奈川県出身。国立音楽大学を首席で卒業、同時に矢田部賞受賞。新星日本交響楽団コンサートマスターを経て、2001年より神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターに就任。以来“神奈川フィルの顔”となり、現在は首席ソロ・コンサートマスターとして重責を担っている。
これまでに神奈川文化賞未来賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。2014年に自身がプロデュースした男性奏者のみの弦楽アンサンブル“石田組”を結成。2018年にはNHK-FM「ベストオブクラシック」およびBSプレミアム「クラシック倶楽部」で放送され、熱いステージの模様は大きな反響を呼んだ。2019年10月に初となるサントリーホール公演に出演。
桐朋女子高等学校を経て桐朋学園大学を卒業。在学中より小澤征爾音楽塾、宮崎国際音楽祭、水戸室内管弦楽団、東京のオペラの森、JT室内楽シリーズ、サイトウ・キネン・フェスティバル松本、トリトン晴れた海のオーケストラなどの音楽祭、室内オーケストラに参加。また、広響、京響、新日本フィル、山響、札響などの各オケで度々ゲスト首席奏者を務めている。
これまでに故荒谷正雄、市川映子、徳永二男の各氏に師事。公益財団法人ローム ミュージック ファンデーションの奨学金を得てベルリンに留学、シュテファン・ピカール氏に師事。
現在、神奈川フィルハーモニー管弦楽団第2ヴァイオリン首席奏者。
桐朋学園大学研究科修了。岡田伸夫氏に師事。ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ロバート・マン各氏等の指導を受ける。第11回コンセール・マロニエ21弦楽部門第1位、第7回東京音楽コンクール弦楽部門第1位、第42回
マルクノイキルヘン国際コンクールディプロマ賞受賞。
ソリストとして東京都交響楽団、九州交響楽団等と共演。ヴィオラスペース、木曽音楽祭、サイトウ・キネン・オーケストラ等に出演。室内楽では原田禎夫、チョン・ミョンファ、仲道郁代各氏等と共演するなど、積極的に活動している。また、ゆらぎの里ヴィオラマスタークラスでの今井信子氏のアシスタントを務めるなど、後進の指導にもあたっている。
現在、神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。
東京芸術大学在学中に日本音楽コンクール第1位入賞、併せて松下賞受賞。ベルリン芸術大学に留学、国家演奏家資格を取得し卒業。帰国後、東京芸術大学で教育活動に携わる。
2008年よりJ.S.バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を開始し、17年からはバッハ及びブリテン無伴奏チェロ組曲全曲演奏会に拡大、毎年各方面から絶賛を受け開催中。ラ・フォル・ジュルネ、東京・春・音楽祭、NHK BSプレミアム、NHK-FM他多数出演。小林研一郎、下野竜也等各氏の指揮のもと、東響、東京シティ・フィル、新日本フィル、京響、大阪フィル、大阪響等と共演。
相愛大学特任准教授。京都市芸術文化特別奨励者及び京都府文化賞奨励賞受賞。第14回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。
第13回ビバホールチェロコンクール第1位。第70回全日本学生音楽コンクールチェロ部門大学の部東京大会及び全国大会第1位。クロンベルク・アカデミー(ドイツ)で行われたチェロマスタークラス2018にて、フランス・ヘルメルソン賞を受賞。第29回青山音楽賞新人賞。チェロを宮田豊、倉田澄子各氏に師事。室内楽を山崎伸子、練木繁夫各氏に師事。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を経て、桐朋学園大学音楽学部チェロ科を首席で卒業。ローム ミュージック ファンデーション 2022年度奨学生。桐朋学園大学チェロアンサンブル・サイトウ奨学生。現在、桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマコース在籍。