現代のヴァイオリンとピアノの在り方を、真摯に追及する二人。
ソロ・室内楽に加え、2024年にN響第1コンサートマスターに就任するなど、オーケストラ・ファンにも名声が広まるヴァイオリニスト・郷古廉。ロマン派からジョン・ケージなど現代曲まで広い領域のピアノ作品の紹介に精力的に取り組むピアニスト・北村朋幹。それぞれ登場経験のある二人の名手、意外にもフィリアホールでデュオでの登場は初になります。とはいえ、同世代としてすでに頻繁に共演し、息の合ったアンサンブルを披露してきた二人、その相性の良さはすでによく知られるところです。
二人の演奏に共通するのは、音色に対する現代的で鋭敏な感覚と、歴史研究の結果として導き出される、踏み込みの深い表現。今回提示されたプログラムも、その美質を存分に味わえる名曲が揃っています。武満、ヤナーチェク、シェーンベルクと、深い感性と正確な技術がなければ制御できない難曲に加え、冒頭と最後に置かれたベートーヴェンのソナタは、郷古氏が近年腰を据えて取り組んできた曲でもあります。特に名曲「スプリング・ソナタ」で、二人はどのような世界を見せてくれるのか? 乞うご期待!
FAX・郵送◎2023年12月11日(月)18:00必着
Web◎2023年12月9日(土)11:00~12月11日(月)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2024年1月21日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
東急株式会社
ヴァイオリン◎郷古廉
ピアノ◎北村朋幹
GOKO Sunao, Violin
KITAMURA Tomoki, Piano
ベートーヴェン◎ヴァイオリン・ソナタ 第4番 イ短調 Op. 23
武満徹◎悲歌(エレジー)
ヤナーチェク◎ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7
シェーンベルク◎幻想曲 Op.47
ベートーヴェン◎ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」 Op.24
2013年8月ティボール・ヴァルガ シオン国際ヴァイオリン・コンクール優勝ならびに聴衆賞・現代曲賞を受賞。現在、国内外で最も注目されている若手ヴァイオリニストのひとり。
1993年生まれ。宮城県多賀城市出身。2007年12月のデビュー以来、各地のオーケストラと共演。これまでに勅使河原真実、ゲルハルト・ボッセ、辰巳明子、パヴェル・ヴェルニコフの各氏に師事。ジャン・ジャック・カントロフ、アナ・チュマチェンコの各氏のマスタークラスを受ける。
使用楽器は1682年製アントニオ・ストラディヴァリ(Banat)。個人の所有者の厚意により貸与される。
2019年第29回出光音楽賞受賞。2024年4月よりNHK交響楽団第1コンサートマスターに就任。
東京音楽コンクールにおいて第1位ならびに審査員大賞受賞、浜松国際ピアノコンクール第3位など数々の国際コンクールで入賞。日本国内をはじめヨーロッパ各地で、オーケストラとの共演、ソロリサイタル、室内楽、古楽器による演奏活動を定期的に行っている。
録音は、「ケージ プリペアド・ピアノのためのソナタとインターリュード」を含む5枚のソロアルバムをフォンテックよりリリース。
東京藝術大学に入学、2011年よりベルリン芸術大学ピアノ科で学び最優秀の成績で卒業。またフランクフルト音楽・舞台芸術大学では歴史的奏法の研究に取り組んだ。
これまでに伊藤恵、エヴァ・ポブウォツカ、ライナー・ベッカー、イェスパー・クリステンセンの各氏に師事。
ベルリン在住。