神奈川フィル首席奏者による平日お昼の室内楽シリーズ、第18回は実はシリーズ初の、フランス人作曲家の室内楽作品プログラム。しかも取り上げるのはドビュッシーやラヴェルではなく、その一世代前、ロマン派と印象派の橋渡しを果たした世代の大家であるフォーレとショーソンです。一見少し渋いプログラムにも見えますが、フォーレのピアノ四重奏曲第1番とショーソンの「コンセール」は、どちらも19世紀末フランスを代表する室内楽の傑作。特にソロ・ヴァイオリン+ピアノ+弦楽四重奏と珍しい編成の「コンセール」は、鮮やかな楽想が古今の名奏者たちを魅了し、国内でも最近庄司紗矢香氏が取り上げるなど、近年再評価が進む話題の作品です。
ソロ・コンサートマスター石田泰尚率いる精鋭メンバーが紡ぐ、フランスのエスプリに満ちた、激しくも美しくうつろう響きに酔いしれましょう。
FAX・郵送◎2023年12月11日(月)18:00必着
Web◎2023年12月9日(土)11:00~12月11日(月)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2024年1月21日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
(公財)神奈川フィルハーモニー管弦楽団
ソロ・ヴァイオリン◎石田泰尚(神奈川フィル首席ソロ・コンサートマスター)
ヴァイオリン◎直江智沙子(神奈川フィル 首席第2ヴァイオリン奏者)
ヴァイオリン◎小宮 直(神奈川フィル 首席第2ヴァイオリン奏者)
ヴィオラ◎大島 亮(神奈川フィル 首席ヴィオラ奏者)
チェロ◎上森祥平(神奈川フィル 首席チェロ奏者)
ピアノ◎津田裕也
フォーレ◎ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 Op. 15
■直江(Vn)大島(Va)上森(Vc)津田(Pf)
ショーソン◎ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲(コンセール)ニ長調 Op.21
■石田(SoloVn) 直江、小宮(Vn)大島(Va)上森(Vc)津田(Pf)
Gabriel Fauré: Piano Quartet No. 1 in C Minor, Op.15
Ernest Chausson: Concerto for Violin, Piano and String Quartet in D Major, Op.21
■各曲の出演者を追記いたしました。(1/23)
神奈川県出身。国立音楽大学を首席で卒業、同時に矢田部賞受賞。新星日本交響楽団コンサートマスターを経て、2001年より神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターに就任。以来“神奈川フィルの顔”となり、現在は首席ソロ・コンサートマスターとして重責を担っている。
これまでに神奈川文化賞未来賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。2014年に自身がプロデュースした男性奏者のみの弦楽アンサンブル“石田組”を結成。2018年にはNHK-FM「ベストオブクラシック」およびBSプレミアム「クラシック倶楽部」で放送され、熱いステージの模様は大きな反響を呼んだ。2019年10月に初となるサントリーホール公演に出演。
桐朋女子高等学校を経て桐朋学園大学を卒業。在学中より小澤征爾音楽塾、宮崎国際音楽祭、水戸室内管弦楽団、東京のオペラの森、JT室内楽シリーズ、サイトウ・キネン・フェスティバル松本、トリトン晴れた海のオーケストラなどの音楽祭、室内オーケストラに参加。また、広響、京響、新日本フィル、山響、札響などの各オケで度々ゲスト首席奏者を務めている。これまでに故荒谷正雄、市川映子、徳永二男の各氏に師事。公益財団法人ローム ミュージック ファンデーションの奨学金を得てベルリンに留学、シュテファン・ピカール氏に師事。現在、神奈川フィルハーモニー管弦楽団第2ヴァイオリン首席奏者。
東京藝術大学附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学卒業。同大学院修了。東儀 祐二、久合田 緑、矢嶋 佳子、田中 千香士、ベラ・カトーナの各氏に師事。2年間、アムステルダムにてヘルマン・クレッバース氏のもとでさらに研鑚を積む。第32回、文化放送音楽賞受賞。第2回日本モーツァルト音楽コンクール第3位。国際交流基金の派遣で、ジャパン・クインテッドのメンバーとして、中・南米6都市にて公演。NHK・FM等に、ソロ・室内楽で出演。久合田 緑弦楽四重奏団、新ヴィヴァルディー合奏団等のメンバーを務めた後、99年9月より神奈川フィルハーモニー管弦楽団第2ヴァイオリン首席奏者を務めている、また、ソロ・室内楽、録音、放送関係などにも幅広く活躍している。
桐朋学園大学研究科修了。岡田伸夫氏に師事。ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ロバート・マン各氏等の指導を受ける。第11回コンセール・マロニエ21弦楽部門第1位、第7回東京音楽コンクール弦楽部門第1位、第42回マルクノイキルヘン国際コンクールディプロマ賞受賞。ソリストとして東京都交響楽団、九州交響楽団等と共演。ヴィオラスペース、木曽音楽祭、サイトウ・キネン・オーケストラ等に出演。
室内楽では原田禎夫、チョン・ミョンファ、仲道郁代各氏等と共演するなど、積極的に活動している。また、ゆらぎの里ヴィオラマスタークラスでの今井信子氏のアシスタントを務めるなど、後進の指導にもあたっている。現在、神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。
東京芸術大学在学中に日本音楽コンクール第1位入賞、併せて松下賞受賞。ベルリン芸術大学に留学、国家演奏家資格を取得し卒業。帰国後、東京芸術大学で教育活動に携わる。2008年よりJ.S.バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を開始し、17年からはバッハ及びブリテン無伴奏チェロ組曲全曲演奏会に拡大、毎年各方面から絶賛を受け開催中。ラ・フォル・ジュルネ、東京・春・音楽祭、NHKBSプレミアム、NHK?FM他多数出演。小林研一郎、下野竜也等各氏の指揮のもと、東響、東京シティ・フィル、新日本フィル、京響、大阪フィル、大阪響等と共演。相愛大学特任准教授。神奈川フィルハーモニー管弦楽団特別契約首席チェロ奏者。第14回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。
東京藝術大学および同大学院修士課程で学び、安宅賞、クロイツァー賞などを受賞。 並行して2007年よりベルリン芸術大学で学び、11年同校を最優秀の成績で卒業。07年第3回仙台国際音楽コンクールにて優勝、および聴衆賞、駐日フランス大使賞を受賞。11年ミュンヘン国際コンクール特別賞受賞。ソリストとしてベルリン響や日本国内各オーケストラと共演。室内楽活動にも活発に取り組み、白井圭(vn)・門脇大樹(vc)とのピアノ三重奏団「トリオ・アコード」のほか、様々な演奏者から厚い信頼を得ている。
これまでにパスカル・ドヴァイヨン、ガブリエル・タッキーノ、ゴールドベルク山根美代子、角野裕、渋谷るり子の各氏に師事。現在、東京藝術大学准教授。