神奈川フィルハーモニー管弦楽団の精鋭がおおくりする平日お昼のコンサート、第19回は第17回に引き続いてのモーツァルトと、室内楽シリーズではなかなか登場しないワーグナーの「ジークフリート牧歌」という興味深いプログラムです。前回清新な演奏を披露した副指揮者・小林雄太と神奈川フィルメンバーが再登場、今度はどのような音世界を魅せてくれるでしょうか?
モーツァルトの時代のオーケストラは現在よりも編成が小さく、ワーグナー作品も、絢爛豪華な楽劇を数多く創り上げたこの作曲家の作品としては数少ない小規模編成の楽曲です。しかしこれらの曲はむしろ、小編成で演奏されてこそ、大規模オーケストラではなかなか味わえない繊細な音楽のテクスチュアと、作曲家が真に意図した世界が浮かび上がってくるはず。「室内楽の延長線上にある管弦楽」として、今回は室内楽ファンはもちろん、オーケストラ愛好家の皆さんにこそ、新たな発見があるかもしれません。
FAX・郵送◎2023年12月11日(月)18:00必着
Web◎2023年12月9日(土)11:00~12月11日(月)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2024年1月21日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
(公財)神奈川フィルハーモニー管弦楽団
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
指揮◎小林雄太(神奈川フィル副指揮者)
管弦楽◎神奈川フィルハーモニー管弦楽団メンバー
モーツァルト◎ディヴェルティメント ヘ長調 K.138
※弦楽四重奏+コントラバスによる演奏
ワーグナー◎ジークフリート牧歌
モーツァルト◎交響曲 第40番 ト短調 K.550
※改訂稿(クラリネットあり)
・本公演では一部楽曲をフルオーケストラで演奏いたします。
・当初の発表から一部曲目が変更となっておりますので、何卒ご了承ください。
1997年新潟県長岡市生まれ。給費奨学生として東京音楽大学指揮科に入学。これまでに指揮を広上淳一、田代俊文、増井信貴、三原明人、米津俊広の各氏に師事。鍵盤楽器奏者として別府アルゲリッチ音楽祭、東京音楽大学シンフォニーオーケストラ定期演奏会等に出演。東京音楽大学創立111周年記念演奏会「指揮クラブフレンドシップコンサート」にて、東京音楽大学特別編成オーケストラを指揮。
大学卒業と同時に公益財団法人 日本製鉄文化財団2021年度若手指揮者育成支援制度に合格。紀尾井ホール室内管弦楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団で研鑽を積み、広上淳一、高関健、下野竜也の各氏に指導を受ける。これまでに神奈川フィルハーモニー管弦楽団、東京混声合唱団等と共演。オペラの分野では、日本オペラ振興会等の公演に音楽スタッフとして参加。2021年4月より京都市ジュニアオーケストラ副指揮者。2022年10月、神奈川フィルハーモニー管弦楽団副指揮者に就任。第58回ブザンソン国際指揮者コンクール本選出場。
1970年に神奈川県を本拠地とする唯一のプロ・オーケストラとして発足。地域に密着した音楽文化の創造をミッションとして、神奈川県全域をはじめ、全国各地で幅広い活動を続けている。1978年に一般財団法人、2014年には公益財団法人として認定されている。横浜・川崎を中心とする定期演奏会や特別演奏会、県内各地を回る巡回公演などの主催公演を開催。音楽教育にも積極的で、小中学校での音楽鑑賞教室を全国各地で開催し、広い世代に音楽の魅力を伝え、また医療機関や特別支援学校への出張演奏も積極的に行っている。1983年安藤為次教育記念財団記念賞、1989年神奈川文化賞、2007年NHK地域放送文化賞、横浜文化賞、2022年地域文化功労者表彰をそれぞれ受賞。2020年には創団50周年を迎え、現在、指揮者陣には、音楽監督に沼尻竜典、名誉指揮者に現田茂夫、特別客演指揮者に小泉和裕を擁し実力、人気ともに、益々注目されているオーケストラである。