学習院大学および桐朋学園大学大学院を卒業・修了、若くして多数の国内外コンクールに入賞して頭角を現し、今もなおヨーロッパで研鑽を積むチェリスト、笹沼樹。今彼を知る方は、充実したソロ活動の他、ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門で上位入賞し、若手室内楽団の中で特に注目を集めるカルテット・アマービレのメンバー、また東京交響楽団客演首席奏者としてのイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
マイスキー、アルゲリッチ、ヴェンゲーロフや2CELLOSのメンバーと共演し、カルテット・アマービレのほか同世代若手奏者で結成されたラ・ルーチェ八重奏団、毛利文香・田原綾子とのトリオ・リズルなど、室内楽での活動も盛んな彼が、今回はソロで贅沢にもランチに登場。多くの一流奏者が信頼を置く実力派ピアニスト・入江一雄とのデュオで奏でられる音楽は、既に若手の域を超え、円熟した中堅の風情を醸し出すに違いありません。
順調に巨匠への道を歩み始めている大器、今ぜひ改めてご注目を。
FAX・郵送◎2025年9月8日(月)18:00必着
Web◎2025年9月6日(土)11:00~9月8日(月)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2025年10月4日(土)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない一部諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
チェロ◎笹沼 樹
ピアノ◎入江一雄
SASANUMA Tatsuki, Cello
IRIE Kazuo, Piano
カサド◎親愛なる言葉
サン=サーンス◎あなたの声に私の心は開く(歌劇『サムソンとデリラ』より) ※チェロとピアノによる
シューマン◎幻想小曲集 Op.73
ベートーヴェン◎チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.5-2
Gaspard Cassadó: Requiebros
Camille Saint-Saëns: Mon coeur s'ouvre à ta voix, from “Samson et Dalila”
Robert Schumann: Fantasiestücke Op.73
Ludwig van Beethoven: Sonate für Klavier und Violoncello g-moll Op.5-2
いま最も大きな注目を集めるチェリスト。第20回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。
第65回ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位入賞及び特別賞を受賞。2019年ニューヨークヤングコンサートアーティストオーディションでは日本の弦楽四重奏団として東京クァルテット以来50年ぶりの第1位を受賞した。第65回全日本学生音楽コンクール第1位、第12回東京音楽コンクール第2位、第83回日本音楽コンクール入選ほか、国内外のコンクールで受賞している。
ソリストとして新日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団等の国内主要オーケストラのほか、プラハ国民劇場オーケストラ、バーデンバーデンフィルハーモニー管弦楽団をはじめとするオーケストラと共演。
室内楽奏者としてはアルゲリッチ、上田晴子、ダン・タイ・ソン、ヴェンゲーロフ、ギトリス、マイスキー、メイエ、ヴィトマン、エルサレム弦楽四重奏団をはじめとしたアーティストと国内外で共演を重ねるほか、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団、カルテット・アマービレ、Trio Rizzleのメンバー、CHANEL Pygmalion Artist、Music Dialogue Artistでもある。
学習院文化活動賞を受賞し、同校でのリサイタルは天皇皇后両陛下をお迎えした天覧公演となった。霧島国際音楽祭賞並びに音楽監督賞、第22回ホテルオークラ音楽賞など受賞多数。
桐朋女子高等学校音楽科を首席卒業。桐朋学園ソリスト・ディプロマ・コース修了、並びに学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科卒業。桐朋学園大学音楽学部大学院修了後、パリエコール・ノルマル音楽院第3過程特待生を経て、エリートコース修了。ベルギー・エリザベート王妃音楽大学アーティスト・イン・レジデンス在籍。ヴァーツラフ・アダミーラ、古川展生、堤剛、アンリ・ドゥマルケット、ジェロム・ペルノー各氏に師事。室内楽を磯村和英、大山平一郎、山崎伸子、エルサレム弦楽四重奏団らに師事。
2019年日本コロムビアよりデビューアルバム『親愛の言葉』をリリース、レコード藝術特選盤に選出される。2022年にはバッハの無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を福岡、東京で開催。2023年の6月、7月にはダニエル・ライスキン指揮スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会(スロヴァキア ブラティスラバ)および日本ツアーにソリストとして登場、9月にはサントリーホール公演のライブCDがリリースされた。東京交響楽団客演首席奏者。
使用楽器は1771年製C.F.Landorfi(宗次コレクション)。
東京藝術大学・同大学院を首席で卒業・修了。2012年9月よりチャイコフスキー記念ロシア国立モスクワ音楽院研究科に在籍し、2016年夏にディプロマを取得し同科を修了。留学中にロームミュージックファンデーション(2012,13年度)・文化庁(2015年度)より助成を受ける。
第77回日本音楽コンクールピアノ部門第1位、第1回コインブラ・ワールド・ピアノ・ミーティング(ポルトガル)第5位入賞他受賞多数。幅広いレパートリーの中でもライフワークであるプロコフィエフのピアノソナタ全曲演奏会を成功させる等のソロ活動に加え、東京・春・音楽祭や北九州国際音楽祭などの国内主要音楽祭やNHK-FM「リサイタル・パッシオ」への出演、新日本フィル・東京フィル・日本フィル・九響・芸大フィルなどの国内主要オーケストラとの共演や、若手演奏家からベテラン奏者まで幅広い音楽家との共演機会も多い。近年ではN響特別コンサートマスター篠崎史紀氏から絶大な支持を受け、同氏リサイタルや室内楽公演で多くの共演機会に恵まれる。
2021年よりソロ・リサイタルシリーズをスタートさせる。
これまでに植田克己、エリソ・ヴィルサラーゼら著名な音楽家に師事。現在、桐朋学園大学および昭和音楽大学で教鞭を取る。