©Asami Nakano
Friday 20 February 2026, 11:30
ランチタイム・コンサート・シリーズ 第87回
Vox Poetica: Yukie Sato Soprano & Leonardo Takiy Lute/ Theorbo
ランチタイムコンサートには珍しい、しかしこの機会にこそぜひお聴きいただきたい、注目の古楽デュオが初登場!
日本とスイスで学び、バロック以前の作品に特化して活動する実力派ソプラノ歌手・佐藤裕希恵、そして今熱い注目を集めるルネサンス~バロック期の撥弦楽器・リュートの奏者として知名度急上昇中の瀧井レオナルドの二人による 「Vox Poetica」。共に欧州古楽界の名門、スイス・バーゼルのスコラ・カントルムで学んだ二人が披露するのは、もちろんルネサンスからバロックの大作曲家達の逸品歌曲。「グリーンスリーヴズ」や「流れよ我が涙」など耳なじみある有名曲も交え、貴重なリュート&リュート属の大型楽器であるテオルボのソロも聴ける贅沢なコンサートです。普段のクラシックの世界とは違う、典雅ないにしえの響きにじっくりと思いを寄せられるひとときを…。
FAX・郵送◎2025年9月8日(月)18:00必着
Web◎2025年9月6日(土)11:00~9月8日(月)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2025年10月4日(土)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない一部諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
Vox Poetica(ヴォクス・ポエティカ)
ソプラノ◎佐藤裕希恵
リュート/テオルボ◎瀧井レオナルド
Vox Poetica:
Yukie Sato, Soprano
Leonardo Takiy, Lute/ Theorbo
【ソプラノ+リュート】
ロバート・ジョンソン◎白百合の咲くのを見たことがあるか?
作曲者不詳◎グリーンスリーヴズ
作曲者不詳◎シチリアーナ ★リュート・ソロ
ジョン・ダウランド◎
流れよ我が涙
彼女はいいわけできるのか
【ソプラノ+テオルボ】
ベネデット・フェラーリ◎恋する人たち、教えてあげよう
クラウディオ・モンテヴェルディ◎さらばローマよ(オペラ《ポッペアの戴冠》より)
ミシェル・ランベール◎あなたの蔑みはいつも
作曲者不詳◎僕が君を愛したら
ロベール・ド・ヴィゼー◎シャコンヌ ★テオルボ・ソロ
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスペルガー◎プレリュード 第1番 ★テオルボ・ソロ
ジローラモ・フレスコバルディ◎そうやって僕を蔑むのか?
Robert Johnson (ca. 1583-1633):Have you seen the white lily grow?
Anonymus: Greensleeves
Anonymus: Siciliana
John Dowland (1562/63-1626):
Flow my tears
Can she excuse my wrongs
Benedetto Ferrari 'della Tiorba' (1603/04-81): Amanti io vi sò dire
Claudio Monteverdi (1567-1643): A Dio Roma
Michel Lambert (ca.1610-96): Vos mépris chaque jour
Anonymus: J’avois crû qu’en vous aymant
Robert de Visée (ca.1655-1732/33): Chaconne
Giovanni Girolamo Kapsperger (ca. 1580-1651): Preludio primo
Girolamo Frescobaldi (1583-1643): Così mi disprezzate?
佐藤裕希恵と瀧井レオナルドのデュオ。
アンサンブル名はラテン語で ”Vox(声)Poetica(詩的な)- 詩的な声”。二人の奏でる音は、まるで一本の糸に縒られるかのごとく融合する。西洋古楽の枠を越え、日本の歌やブラジル音楽など幅広いレパートリーを展開する。ヨーロッパやブラジルで聴衆を魅了してきたVox Poeticaはこれまでに数回来日公演を行ったが、2017年秋より日本に拠点を据え、新たなページをめくる。2018年5月27日放送のNHK FM『リサイタル・ノヴァ』に出演。2018年10月3日に発売となった、フェルメール展公式タイアップCD『フェルメール〜絵の中の音楽』ではリュートソロとデュオで収録に参加。コンサートホールでの演奏の他、ギャラリーやイベント会場でのライヴ・コンサートも積極的に行っている。2018年11月15日(木)ハクジュホールにて日本への移住後初のリサイタルを行い、鮮烈なデビューを飾った。2019年より独自の世界観を追求するコンサートシリーズを展開。2020年春、初のソロCDをリリース。
東京芸術大学声楽学部卒業及び古楽科修士課程修了、修了時にアカンサス賞受賞。2011年よりバーゼルのスコラ・カントルムに留学。バロック科修士課程、中世ルネサンス科修士課程を修了。別科にて中世鍵盤楽器及び声楽(オペラのレパートリー)を学ぶ。国際古楽コンクール”Canticum Gaudium”(ポズナン、2013)第1位、国際古楽コンクール《山梨》第1位及び上原賞(山梨、2015)、国際ヘンデルアリアコンクール第3位(マディソン、2014)受賞。2012年フランチェスカ・カッチーニのオペラ《ルッジェーロの救出》アルチーナ役主演(ドレスデン国立歌劇場及びバーゼル)を皮切りに、ヨーロッパ各地を中心に数多く出演。2015年にはイタリア人の女及びファントム役でシャルパンティエのオペラ《メデ》に出演し、主役マグダレナ・コジェナーと共演(マルコン指揮、バーゼル劇場)。宗教曲ではこれまでにJ.S. バッハ《ヨハネ受難曲》、ヘンデル《メサイア》、ハイドン《天地創造》、メンデルスゾーン《詩篇42》等にソリストとして出演。アンドレア・マルコン、リナルド・アレッサンドリーニ、アンサンブルジル・バンショワ、マーラ・プニカなど著名な音楽家、アンサンブルとソリストとして数多く共演、CD録音を行った。所属する中世アンサンブルSollazzoではヨーク国際古楽コンクールで最優秀賞、ケンブリッジ古楽フェスティバル賞、聴衆賞を受賞。同アンサンブルでこれまでに発表した2枚のCDはいずれもdiapason d’Or賞始め数多く受賞。中世、ルネサンス、バロックから古典派まで幅広いレパートリーを持ち、帰国後も国際的に活躍中。これまでに声楽を三縄みどり、野々下由香里、ゲルト・テュルク、ドミニク・ヴェラール、ウルリヒ・メスタラーの各氏に師事。桜美林大学非常勤講師。
日系ブラジル人三世としてブラジルのサンパウロに生まれ育つ。サンパウロ州立パウリスタ大学でクラシック・ギターを学び、学士論文では最高得点を得て表彰される。サンパウロ州立音楽学校でリュートを学びディプロマを取得。2011年よりバーゼルのスコラ・カントルムでホプキンソン・スミス氏のもとで学び、学士号及び修士号を取得。音楽教育への情熱を燃やし、修士課程ではリュートを専攻すると共に音楽教育を学ぶ。これまでにブラジル及びスイスにおいてソロコンサートを開催。2013年バーゼル・プラックス(リュート、ハープなど撥弦楽器の音楽祭)に出演。2014年にはサンパウロ州立音楽院に招かれマスタークラス(リュート属楽器)を開催した。通奏低音にも長け、ルネ・ヤコブスやリナルド・アレッサンドリーニらの監修・指揮するアンサンブルで演奏するなど、著名な音楽家と数多く共演。
2017年に日本へ移住。2018年5月に放送のNHK FM『リサイタル・ノヴァ』では佐藤裕希恵とのデュオでリュートとテオルボを演奏、好評を博す。フェルメール展公式タイアップCD(キングレコード)ではリュートソロ及びデュオで収録に参加。その美しい音色とインスピレーション溢れる独特の通奏低音で聴衆を魅了。波多野睦美(メゾソプラノ)やつのだたかし(リュート)とのデュオをつとめるなど、共演者の呼吸に寄り添う演奏に信頼を集める。 読売交響楽団、紀尾井ホール室内管弦楽団はじめ、国内のオーケストラとも多数共演。
スイス在住中はヨーロッパ各地で演奏する傍ら、国際コミュニティ音楽学校(バーゼル)のギター/リュート講師として後進の指導にあたった。これまでにクラシックギターをパウロ・デ・タルソ、ジゼラ・ノゲイラに師事。リュート属楽器をギレルミ・デ・カマルゴ、ホプキンソン・スミスに師事。