室内楽コンクールの世界最高峰・ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門で第2位&聴衆賞を獲得し、近年もウィグモアホール国際弦楽四重奏コンクールで上位入賞を果たし、ますます世界から注目を集めるクァルテット・インテグラ。昨年から始まった待望のベートーヴェン・ツィクルス、第2弾です!
初回に第1番と第16番という、作品番号の最初と最後を取り上げ、間に中期の傑作のひとつ「ハープ」を取り込むという個性的な構成ではじまったこのツィクルス。一方今回の第2回で取り上げるのは、初期を代表する作品18の6曲から第2番と第6番、そしてまるで対となるような、晩年の傑作群の一角をなす第15番。ここにどのような意図があるのか…?興味は尽きません。
桐朋学園からサントリーホール室内楽アカデミー、ロサンゼルスのコルバーン・スクールを経て、現在も欧州でさらに研鑽を積む彼ら。精緻なアンサンブルと透明な音色、若き知性と情熱が融合し、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲に新たな生命を吹き込む。今この瞬間の音楽が、未来へと響きを放ちます。
クァルテット・インテグラからのメッセージ
Message from Quartet Integra
ベートーヴェンという1人の作曲家から生まれた16作品ですが、各曲が驚くほど異なる個性を持っています。もちろん細かく見れば美しい繋がりに気付かされる日々ですが、それぞれコンセプトが違うので、決して同じアプローチは出来ないわけです。このチクルスでは、今まで感じてきたこの曲はこういうものだという偏見を捨てて、新たな気持ちで、そして何より正直に取り組みたいと思います。そして年に1度、このベートーヴェンチクルスと過ごす中で、私達の考え方や特性が少しづつ変わっていくことを期待しています。
全席指定¥4,500
FAX・郵送◎2025年12月9日(火)18:00必着
Web◎2025年12月7日(日)11:00~12月9日(火)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2026年1月11日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない一部諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
クァルテット・インテグラ
ヴァイオリン◎三澤響果、菊野凜太郎
ヴィオラ◎山本一輝
チェロ◎パク・イェウン
Quartet Integra:
Misawa Kyoka, violin
Kikuno Rintaro, violin
Yamamoto Itsuki, viola
Ye Un Park, cello
ベートーヴェン◎
弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 Op.18-2
弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 Op.18-6
弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 Op.132
Ludwig van Beethoven:
String Quartet No.2 in G Major, Op.18-2
String Quartet No.6 in B-Flat Major, Op.18-6
String Quartet No.15 in a minor, Op.132
三澤響果(1stヴァイオリン)菊野凜太郎 (2ndヴァイオリン)山本一輝 (ヴィオラ) パク・イェウン(チェロ)
Kyoka Misawa (1st Vn.) Rintaro Kikuno (2nd Vn.) Itsuki Yamamoto(Va) Ye Un Park (Vc)
豊かな音色と緻密なアンサンブルで国際的に注目を集める弦楽四重奏団。ARDミュンヘン国際音楽コンクール、ウィグモアホール国際弦楽四重奏コンクール、バルトーク国際コンクールなど、主要国際コンクールでの受賞を重ね、着実に評価を高めている。2015年に桐朋学園高等学校音楽科で結成され、以降、強い結束と探究心をもって弦楽四重奏の芸術を追求してきた。レパートリーはハイドンやベートーヴェンからバルトーク、リゲティ、現代の作曲家まで幅広く、古典と現代を架橋するプログラミングを通して、伝統と革新の対話を探求している。アレクサンドル・メルニコフ、オーガスティン・ハーデリッヒら世界的な音楽家との共演も重ねている。日本ではトッパンホール(バルトークを軸にしたシリーズ)や王子ホール( シューベルトとウェーベルンのシリーズ)で定期的にリサイタルを開催し、第一生命ホール、フィリアホール、宗次ホール、ワキタコルディアホールの4会場でベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏に取り組む。近年はハイデルベルク音楽祭、ヴィースバーデン室内楽シリーズ、スメタナ音楽祭など、ヨーロッパの主要音楽祭に招かれるなど国際的な活動を広げつつある。室内楽の普及にも力を入れ、新潟・十日町でのアンサンブル・イン・レジデンスや、各地の学校訪問を通じたアウトリーチ活動にも積極的に関わっている。磯村和英、山崎伸子、マーティン・ビーヴァー、ジョナサン・ブラウン、クライブ・グリーンスミス、オリヴァー・ヴィレ各氏に師事。桐朋学園大学、サントリーホール室内楽アカデミー、ロサンゼルスのコルバーンスクールを経て、現在ハノーファー音楽演劇大学およびフランスのProQuartetにて研鑽を積んでいる。