フィリアホールではこれまで才能ある若きヴァイオリニストを数多く紹介してきましたが、意外にも今回初登場となるのが、周防亮介。既に数多くの国内外のコンクールで優勝・入賞を重ね、清水和音などベテランとの共演多数の名手が、いよいよ満を持しての登場です。そんな記念すべき機会に当館がお願いしたのは「無伴奏」。かつて東京・トッパンホールでパガニーニ&シャリーノ「24のカプリース」驚愕の一挙演奏が聴衆に大きな衝撃を与え、23年1月にはかのサントリーホールでの無伴奏リサイタルに挑戦するなど、周防亮介という音楽家にとって、無伴奏は他のリサイタルにもまして特別なライフワークなのです。
そして今回お願いした曲目は、バッハでもパガニーニでもない、イザイ、プロコフィエフ、バルトークという、20世紀初頭に作曲された無伴奏ヴァイオリンソナタ!実はいずれの作品も作曲年代が近く、近現代作品としてのイザイの立ち位置を見直すプログラムでもあります。偉大なバッハ作品の伝統を独自に継ぎつつ、個性あふれる鋭い響きが横溢する作品群にどう対峙するのか…どうかお見逃しなく!
FAX・郵送◎2024年3月11日(月)18:00必着
Web◎2024年3月9日(土)11:00~3月11日(月)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2024年4月13日(土)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
東急株式会社
ヴァイオリン◎周防亮介
Suho Ryosuke, Violin
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタより第2番 イ短調 Op.27-2
プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタより 第6番 ホ長調 Op.27-6
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バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117 / BB 124
Eugène Ysaÿe: Sonata for Solo Violin No.2 in a minor, Op.27-2
Sergey Prokofiev: Sonata for Solo Violin in D Major, Op.115
Eugène Ysaÿe: Sonata for Solo Violin No.6 in E Major, Op.27-6
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Béla Bartók: Sonata for Solo Violin, Sz.117 / BB 124
1995年京都府生まれ。 7歳よりヴァイオリンを始める。2016年ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際コンクール入賞及び審査員特別賞を受賞。ほか2009年にクロスター・シェーンタール国際コンクール、2010年ダヴィッド・オイストラフ国際コンクール、2011年東京音楽コンクール、2012年日本音楽コンクールなど数々のコンクールで優勝や入賞の実績を持つ。また第25回出光音楽賞や第25回青山音楽新人賞なども受賞。12歳で京都市交響楽団との共演を皮切りに、パリ管弦楽団、フランス国立管弦楽団、NHK交響楽団、東京都交響楽団など数多くの国内外のオーケストラと共演。また15歳で初リサイタルをおこない清水和音や上田晴子など第一線で活躍するピアニストと共演を重ねる。2023年1月には、サントリーホール大ホールにて「無伴奏ヴァイオリン・リサイタル」を開催するなど、その活躍は目覚ましい。その他「題名のない音楽会」、NHK-FM「ベストオブクラシック」などのメディアへの出演も多い。
CDはオクタヴィア・レコードより無伴奏アルバム『ブラヴィッシモ』『パガニーニ:24のカプリース』など4枚のアルバムをリリース。
これまでに岡本智紗子、岩谷悠子、小栗まち絵、大谷康子、原田幸一郎、神尾真由子各氏に師事。東京音楽大学特別特待奨学生としてアーティスト・ディプロマコースで学ぶ。在籍中にローム ミュージックファンデーションの奨学生にも選ばれる。東京音楽大学を修了後、江副記念リクルート財団奨学生として、メニューイン国際音楽アカデミーに留学。マキシム・ヴェンゲーロフ氏、ルノー・カピュソン氏のもと研鑽を積んだ。 使用楽器は宗次コレクションより貸与されている1678年製ニコロ・アマティ。