松田華音©Ayako Yamamoto 鈴木大介©Kaori Nishida
Sunday 06 December 2026, 14:00
横濱音楽物語(ヨコハマ・オンガク・モノガタリ)第4回
"Yokohama Music Story" Vol.4
2023年度からはじまった、レクチャー講座とコンサートの両面で、「横濱」と「クラシック音楽」がおりなしてきた歴史に焦点を当てる新シリーズ「横濱音楽物語」。現代日本人が普段耳にしている、西洋音楽由来の様々な音楽の歴史が、実は「横浜」の地に深く根差していることを改めて見直し、当時の歴史の実情に迫りながら「いま、日本における西洋とは何かを、音楽からみつめなおす」ことをこの企画では目指しています。様々なテーマによるレクチャー講座に加え、コンサートでは歴史的演奏会の再現を行うのみならず、特定のテーマに基づいたコンセプチュアルなプログラムで、ただ「聴く」だけではない形で、「横濱」と「音楽」の関係を紹介しています。
今回の第4回のテーマは「横濱現代作曲家探訪」。開港以来、西洋文化の玄関口として輝いた横濱。この街は、異国の響きを吸収し、独自の「音楽美」を模索した作曲家たちの情熱が交差する舞台でもありました。コンサートでは、20世紀の音楽史に鮮烈な足跡を刻んだ巨匠たちの軌跡を、ピアノとギターによる2部構成でたどります。ピアノは、ロシア音楽の真髄を受け継ぐ松田華音。
横浜に逗留し、日本人作曲家に多大な影響と刺激を与えたロシアの作曲家アレクサンドル・チェレプニンの作品から、彼によって作曲家への道を開かれたともいえる直弟子、伊福部昭をはじめ、黛敏郎、武満徹など横浜に縁のある作曲家たちが目指した「音」を、鮮やかに描き出します。ギターは、日本が世界に誇る名手・鈴木大介。チェレプニンの日本での活動を支え、ともに日本の音楽界を改革しようとした盟友、小船幸次郎の作品をはじめ、日本の美を愛したタンスマン、武満徹など、ギターの繊細な音色にこめた現代作曲家たちの情熱に迫ります。終演後には、浦久俊彦と出演者とのアフタートークもお楽しみいただきます。
2回にわたるレクチャー講座では、まさに近代日本のクラシック音楽を「開国」したともいえるロシアの作曲家チェレプニンと、日本の美を愛し、西洋の模倣に汲々としていた日本人作曲家に「日本らしさ」を追求することを教えた当時のパリ楽壇の寵児タンスマンというふたりの作曲家を軸に、昭和初期の横浜を舞台に繰り広げられた日本の現代音楽誕生秘話を、豊富な歴史画像と、貴重な音源資料とともにお届けします。
横濱音楽物語(ヨコハマ・オンガク・モノガタリ)
第4回「横濱現代作曲家探訪」関連企画
レクチャー講座1
「漂泊の作曲家チェレプニンと日本の作曲家たち」
レクチャー講座2
「日本の美を愛した作曲家タンスマンと日本の作曲家たち」
講師◎浦久俊彦(文筆家・文化芸術プロデューサー)
会場◎フィリアホール・リハーサル室
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「横浜」と「西洋」、音楽・文化・アートが交差する
コンサート&レクチャー・シリーズ
"横濱音楽物語(ヨコハマ・オンガク・モノガタリ)"
(全6回予定)
安政6年(1859)、東海道からも外れた寒村に港がつくられたとき、
世界に向けて大きな扉が開かれた…。
ここ「横浜」から、ありとあらゆる西洋文明が、まさに怒濤のように
日本にもたらされたのです。
街を行き交う異人たちのきらびやかなドレスや洒落た小物。
横浜浮世絵と呼ばれた色鮮やかな錦絵に描かれた情景や、
外国人居留地の劇場から聞こえてくるのは、えもいわれぬ甘美な旋律。
日本のクラシック音楽の歴史は、まさに、
ここ「横浜」からはじまったのです。
明治から百五十年。
いま、日本における西洋は何かを、音楽からみつめなおす
「横濱音楽物語」が、フィリアホールではじまります。
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第1回◎ 再現!黎明期のクラシック演奏会 in 横浜
第2回◎ 横濱ピアノ物語
第3回◎ ヨコハマ『うた』物語
第4回◎ 横浜現代作曲家探訪
第5回◎ 横浜オーケストラ物語
第6回◎ 横浜・青葉台・フィリアホール~田園都市と音楽文化
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※第5回以降は、2027年以降に開催予定です。内容・タイトル等予告なく変更の可能性があります。
各回の詳細は決定次第発表いたします。
S¥5,000 A¥4,500
FAX・郵送◎2026年6月8日(月)18:00必着
Web◎2026年6月6日(土)11:00~6月8日(月)18:00
※先行予約は電話申込はございません。
2026年7月5日(日)11:00~
※発売初日は電話・Webでのみ受付
■曲目・出演者・料金・発売日等やむを得ず変更させていただく場合があります。
■未就学児の入場はお断りいたします。
■青葉台東急スクエアの駐車券のサービスはございません。
■車椅子席をご希望の方は、チケット申込の際お知らせください。
■チケット定価に含まれない諸手数料等は、公演の中止・延期等における
チケット料金の払戻しの対象にはなりません。何卒ご了承ください。
フィリアホールチケットセンター
☎045-982-9999(営業時間11:00-18:00 第3水曜日休館)
フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
東急株式会社
浦久俊彦事務所(一般財団法人欧州日本藝術財団)
ピアノ◎松田華音
ギター◎鈴木大介
ナビゲーター◎浦久俊彦
MATSUDA Kanon, Piano
SUZUKI Daisuke, Guitar
URAHISA Toshihiko, Navigator
【第1部】ピアノで巡る
ピアノ:松田華音
A.チェレプニン◎5つの演奏会用練習曲「中国」Op.52(※抜粋予定)
伊福部昭◎ピアノ組曲(※抜粋予定)
清瀬保二◎小組曲
タンスマン◎「ミニチュア世界旅行」より 3.日光の哀しみ
橋本國彦◎タンスマニズム
黛敏郎◎「ピアノのための12の前奏曲」より抜粋
武満徹◎ロマンス
中田喜直◎ピアノ・ソナタ より抜粋 または「交響的練習曲」
他
【第2部】ギターで巡る
ギター:鈴木大介
タンスマン◎カヴァティーナ
小船幸次郎◎ギターのためのソナチネ
武満徹◎「ギターのための12の歌」より 早春賦
他
【第3部】3名によるトークセッション
※本公演では演奏の合間に出演者によるトークが入ります。
※やむを得ず曲目が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
6歳よりモスクワで学ぶ。ロシア最高峰の名門、グネーシン記念中等(高等)学校で学び、スクリャービン記念博物館より2011年度「スクリャービン奨学生」に選ばれ、外国人初の最優秀生徒賞を受賞し首席で卒業。モスクワ音楽院に日本人初となるロシア政府特別奨学生として入学、2019年6月首席で卒業。2021年モスクワ音楽院大学院修了。これまでにプレトニョフ、ゲルギエフ、バッティストーニ、インキネン、秋山和慶、円光寺雅彦、尾高忠明、小林研一郎、高関健、飯森範親各氏の指揮の下、ロシア・ナショナル管弦楽団、マリインスキー歌劇場管弦楽団、プラハ交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団等と共演。ドイツ・グラモフォンより2枚のアルバムが発売されている他、2025年9月にユニバーサル ミュージックより 3枚目のアルバム「チャイコフスキー≪四季≫他」をリリース。2018年かがわ21世紀大賞受賞。
作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評され、以後、明晰な解釈力と洗練された技術によって常に注目を集める。現代日本の作曲家による作品の初演を数多く行った他、武満徹による遺作「森のなかで」などを世界初録音。楽譜の出版も多く、2021年には武満徹没後25周年を記念して、『武満徹 映画とテレビ・ドラマのための音楽 ギター編曲作品集』をショット・ミュージックより出版。斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価を受け、『カタロニア讃歌?鳥の歌/禁じられた遊び?』は2005年度文化庁芸術祭優秀賞(レコード部門)を受賞。最新作の『海へ』では2026年に没後30年となる武満徹の‘歌心’に光をあて、レコード芸術の特選に選ばれた。マリア・カナルス国際コンクール第3位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝。第10回出光音楽賞、平成17年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。現在、洗足学園音楽大学客員教授。
文筆家、文化芸術プロデューサー。パリを拠点に文化芸術プロデューサーとして活躍。帰国後、三井住友海上しらかわホールのエグゼクティブ・ディレクターを経て、現在、浦久俊彦事務所代表。一般財団法人欧州日本藝術財団代表理事、軽井沢本の森館長、愛知県教育委員会教育アドバイザーなど、その活動は多岐にわたる。2021年3月、サラマンカホール音楽監督として企画した『ぎふ未来音楽展2020』が、サントリー芸術財団第20回佐治敬三賞を受賞した。著書に『138億年の音楽史』(講談社)、『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』『悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト』(以上、新潮社)、『オーケストラに未来はあるか(指揮者・山田和樹との共著)』(アルテスパブリッシング)、『リベラルアーツ~「遊び」を極めて賢者になる』(集英社インターナショナル)など。最新刊は『音楽家は本を読む 浦久俊彦の乱読道場』(アルテスパブリッシング)。